こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も
 

想像力と
発掘良品の発掘

 

というテーマで
 

女はみんな生きている
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






今まで平凡に生きていた人間が
 

ある日突然、何かに目覚める事ってありますよね。





本作は、そんな目覚めによって
 

新しい生き方を目指せるようになっていった
 

女性たちの物語です。






このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。


推薦理由①
女性とは

自分の本質を理解した瞬間に

過去の抑圧された人生と

決別する勇気を得る

という事を描いた映画だから



 

 

 

主人公のエレーヌは社長夫人。

 

↑エレーヌは優雅なマンションに住んでいる社長夫人。

 

 

 

 

 

パリで何不住なく生活していたエレーヌですが

 

ある晩、夫の運転する車に同乗していた時

 

ショッキングな事件に遭遇します。

 

 

 

 

 

 

細い路地を走っていた時

 

突如前から、娼婦らしき女性が飛び出して

 

助けを求めて来たのです!

 

↑治安の悪そうな路地裏を逃走してきた娼婦。

 

 

 

 

 

必死の形相で車を叩いた娼婦でしたが

 

その瞬間、夫は車の扉をロック!

 

 

 

 

 

 

その直後に、悪そうな男たちが彼女を捕まえ

 

路上でボコボコに殴り始めたのです!

 

 

 

 

 

 

一連の行動を呆然と見ていたエレーヌですが

 

女が車から離れた瞬間に

 

夫は車を急発進させてその場を離脱。

 

 

 

 

 

 

娼婦の血でドロドロとなったフロントグラス。

 

無言の夫とエレーヌ。

 

 

 

 

 

 

けれど突如夫は舌打ちをして

 

汚れたから洗車に行くぞ!

 

と言ったのです。

 

 

 

 

 

 

自動洗車場に入り

 

彼女の血が洗い流されていくのを

 

車中から無言で眺めているエレーヌ。

 

 

 

 

 

血はキレイに流されていきましたが

 

彼女の心の中には

 

何か得体の知れない感情が

 

湧き上がっていました。

 

 

 

 

 

 

翌日、夫の出社を見送ったエレーヌは

 

救急病院に電話して

 

昨晩、大怪我をして搬送された娼婦が

 

入院している事を突き止めると

 

一目散に、その病院へと駆けつけます!

 

↑ここまでのエレーヌはほぼ無言。

 

 

 

 

 

エレーヌは娼婦に再開できましたが

 

彼女は意識不明の昏睡状態。

 

 

 

 

 

 

そして、そんな姿の彼女を見たエレーヌは

 

その日から唐突に

 

夫と息子の世話を放棄して

 

昼夜つきっきりになって

 

意識のない娼婦の介護を始めたのです。

 

 

 

 

 

エレーヌの心の中では

 

一体何が起こっていたのでしょうか?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

 

 

 

 

エレーヌの心の中で生また感情は

 

きっと一つではありません。

 

 

 

 

 

心配、同情、後悔、慚愧…

 

 

 

 

 

 

けれど、そんな負の感情より大きかったのは

 

夫に人格を支配されていた

という事への気付き

 

だったのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

夫にとって娼婦は

 

突然目の前に現れた厄介事!

 

 

 

 

 

夫にとっては

 

その場を離脱するのが最良の選択であり

 

娼婦の助けを拒絶したのも

 

冷静な判断によって導き出した結論だと思います。

 

 

 

 

 

 

けれど、その決断には

 

エレーヌの意見も感情も入っていません。

 

 

 

 

 

 

このまま、この事件を終わらせてしまえば

 

あの時のエレーヌの選択も

 

夫と同じものだった事になってしまいます。

 

 

 

 

 

血まみれの女性を助けず

 

彼女の事よりも車の汚れを気にするような

 

人間でありたくない…

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

 

夫にとっては些細な出来事だった事件は

 

エレーヌにとっては

 

自分の生き方を問い直すこととなる

 

大事件だったのです!

 

 

推選理由②

自分の意思とは違う選択を

受け入れて生きるなら

自身の人生を

歩んでいるとはいえない

 

↑夫も息子も、自分自身の意思で生きている。

でもエレーヌだけは彼らの意思に従って

自分の選択を放棄してこれからも生きていくべき?

 

 

 

 

 

 

そんな哲学的な雰囲気で始まる本作ですが

 

娼婦のノエミが意識を取り戻し

 

彼女自身の今までの人生を語り始めた時

 

彼女もまた、男性の意思に背いて

 

自分自身の人生を毅然として歩む決意をした

 

意思のある女性だとわかります。

 

↑意識が回復した後もずっと

見ず知らずのエレーヌを警戒し続けるノミエ。

何故ならば、ノミエは

これまでずっと自分自身の決断だけを信じて

生き抜いてきた女だったからです。

 

 

 

 

 

本作の現代はCHAOS。

 

 

 

 

 

 

CHAOSとは混沌という意味ですが

 

混沌の先に待っているものが

 

自分自身の意思で生きるという決断なら

 

混沌を経験することもまた

 

意義あることなのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

本作の邦題である

 

女はみんな生きているというのは

 

そんな自律的に生きる女性たちを応援する

 

素敵なメッセージになっていると思います

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

推選理由③

女はみんな

自分の意思で生きていく

 

↑少女時代のノミエは、父親の決定した事を否定し

自分の意志で生きる事を決意しました!

 

そしてその後の彼女は

まるでドラゴン・タトゥーの女のリスベットのような

人生を送ってきていたのです!!

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

自分の生き方に

目覚めた時

 

というテーマで

 

テルマ&ルイーズ

 

という映画をご紹介したいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑自分意思を持って生き始めた女性には

男は全く太刀打ちできません!

 

本作のラストは、登場する

男の意思に従わされてきた全女性が救われる

多幸感のあるハッピーエンドなのです。