こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も
 

想像力と
発掘良品の発掘

 

というテーマで
 

ニック・オブ・タイム
 

 

という映画を


ご紹介させて頂ければと思います。






人間は自分で決めたモラルを
 

貫き通す事ができるものなのでしょうか?





人の心とは不思議なもの。






状況が変われば生来のポリシーだって
 

簡単に揺らいでしまうかもしれないのです…






このシリーズで


本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。


推薦理由①
緊迫した状況における二択は
本来のモラルとは別の
決断をとなる可能性がある事を
描いた映画だから






主人公のワトソンは会計士。






ワトソンはごく平房な男で
 

娘と一緒にロサンジェルスへと
 

引っ越して来ました。


↑可愛い娘と一緒に新天地へとやって来ました。

 






二人が電車を降り駅から出ようとした時
 

FBIを名乗る男が現れ
 

同行するよう求められてしまいます。





訳が分からないまま、男の指示に従って
 

指定された車に乗り込むと
 

男はワトソンに封筒を渡してから
 

封筒の中にある

写真に写っている人間を殺せ!
 

と言って銃を渡されるのです!


↑いいか、お前の任務は殺人だ!!






???


なんじゃそりゃ?

( ̄□ ̄;)






驚いたワトソンは、その依頼を断りますが
 

車の後部座席に座った娘の横には
 

彼の仲間が座っており
 

断れば娘を殺すと言われたのです。


↑命令に従わないなら、娘は殺すぞ!






男が指定した制限時間は90分以内!






もし失敗すれば


娘は殺されてしまいます!






さて、ワトソンはこの状況で
 

一体どうすれば良いのでしょうか?






それは是非、皆さん自身の目で
 

ご覧になって頂ければと思います。


↑しっかり殺ってこいや!






一見雑に思える男の計画ですが
 

実行しなければ娘が死ぬという状況は

 

拒否できない強制力を持っています。

 


↑娘は彼らのことを、お父さんの仕事仲間だと思っており

お父さんの仕事(殺人)が早く終わらないかと

待っているのです。





しかも車から出されたワトソンが
 

書類の中の写真を見ると
 

男が指定したターゲットは州知事候補!!


↑写真の人間って…州知事候補の女性!?




つまり男の命令に従ったとしたら
 

彼は州知事候補の殺害犯となってしまうのです!





車から降ろされたワトソンですが
 

男は背後からずっとワトソンを監視しており
 

警察に連絡したり、誰かに助けを求めようとすると
 

瞬時に妨害しに来るのです。

 

↑余生な事したら、どうなるか分かってんだろうな!






彼らが車から降りた場所は
 

州知事候補が演説する予定のビル。





制限時間の90分とは
 

知事候補が演説を開始する時間でした。






さて、この状況だとしたら
 

皆さんは、どちらの決断をされますか?

①娘を助けるために

殺人を決行する

②殺人を断って

娘が殺される事を受け入れる





…はい。
 

強制力のある二択とは
 

何かを無理やり実行させるには

効果的な方法なのです!

 


推選理由②

究極の選択とは

シンプルな強制である!



↑人殺す?娘死ぬ?さぁ、どっちを選ぶ!?





殺人なんて考えた事もなかった人間が
 

時と場合によっては
 

人を殺す決断をするかもしれない
 

というシチュエーションを描いた本作は
 

人間のモラルは
簡単に覆るかもしれない

 

という怖さを実感させる作品なのです。
 


↑近作「サラリーマン・バトル・ロワイアル」も

強制力のある状況において

人のモラルはどうなるのかを描いた作品!

人間、追い詰められれば

モラルなんて、吹っ飛んでしまうものなのです。

 


↑会社の同僚を40人殺さなければ

みんな殺す事にするよ!

彼みたいになりたくなければ、隣人を殺しましょう!

(「サラリーマン・バトル・ロワイアル」より)








ということは

 

本作は絶望的なラストなの?

 

 

 

 

 

いいえ。

 

そうとも言えないのです。

 

 

 

 

 

究極の選択の時に

 

人間が常に悪い選択をするとは限りません。

 

 

 

 

 

普段は他者に無関心な人が

 

思いがけない勇気を出してくれたり

 

途方に暮れるタイプの人が

 

度胸の座った決断をする事があったりして

 

映画の後半は

 

状況が読めない展開となっていくのです。

 

↑ワトソンが一縷の望みをかけたのは

厄介事が嫌いな靴磨きの男!

けれど、ワトソンの必死さは彼の心の何かを

動かしていくのです。

 

 

 

 

 

絶望的な状況においては

 

人間は苦渋の決断をしてしまいがち。

 

 

 

 

 

けれど

 

絶望的というのは

まだ100%の絶望ではない

 

という事でもあるのです!

 

↑子煩悩な大人しい男だったワトソンも

90分の中で変身します。

絶望しなければ、まだ希望は残っているのです!

 

 

推選理由③

あきらめたら

そこで試合終了ですよ

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

心が傷ついた時の想い

 

というテーマで

 

愛が微笑む時

 

という映画をご紹介したいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 


↑靴磨きの男が「俺が何をしてほしいんだ」

と尋ねた時にワトソンは

「分からない。けれど、何かできる事をしてくれ」
と言うのです。

そして、その言葉は後に、ワトソン自身の行動をも

変えていく事となるのです。