こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と貴君の名は。
というテーマで
ほしのこえ
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
様々なタイプの日本のアニメ映画を
監督の方々の特性と共にご紹介させて頂く
本シリーズもいよいよ終盤!
日本アニメの多様性は
世界的に類をみないものであり
その一端でもご紹介できればと思いましたが
いかがでしたでしょうか?
ラスト3作は、世界的大ヒットとなった
君の名は。を監督された
新海誠氏の作品をご紹介させて頂きます。
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
ハイクオリティなアニメ映画を
一人で作るという
伝説を残した映画だから
アニメ作品というのは通常
多くの方の共同作業によって作られるもの。
けれど本作は新海誠監督自身が
脚本・演出・作画・美術・編集を行った作品。
つまり本作は美的にも、内容的にも
新海氏の描きたかったものだけが反映された
個人的なアニメ作品なのです。
といっても短編アニメでは
全ての事を監督が行われる事は
珍しくありませんよね。
けれど本作の場合
個人作品としての完成度としては
目を疑うレベルだったのです!
美しい、空、雲、雨!
モネの積藁のような
そして
ストイックな恋人たちの切ない想い!
…あれ?
(・_・;)
なんか、君の名は。に
雰囲気が似てませんか?
はい。
これが新海監督をご紹介するにあたって
本作を選ばせて頂いた理由。
新海監督はデビュー作からずっと
同じテーマを繰り返し描いている方なのです。
彼の作品に登場するのは
純粋な恋人たち。
彼らは、お互い惹かれあいながら
物理的に会う事ができない場所へと
引き離されてしまいます。
本作の場合、一人は地球。
もう一人は地球から8.3ミ光年先の星です!
愛し合っているのに、
会う事ができず、お互いに相手を想う。
↑会いたい…
けれど通信手段は一方通行のメール。
それも、相手に届くのは8年後😢
…一体、どんな話なの?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑設定は近未来のSFですが
描かれているテーマは
「どんなに離れていても君を想う」
です。
本作は25分の短い映画ですが
遥かな距離に阻まれた恋人たちの時間は
実時間よりずっと長く感じられます。
本作で描かれているのは
何気ない自然の美しさ
ある日終わってしまう平穏な日々
一方通行の通信
愛する人との絶望的な距離
相手の事を一人想う辛さ
そして
遠く離れたとしても
決して薄れない相手への想い
などであり
これらは全て君の名は。へと
継承されていくのです。
推薦理由②
描きたいテーマがある監督は
同じ話を何度でも
別の作品として描くことができる
二人の恋人が、強制的に離されたとしても
相手への想いをずっと忘れない。
そんな、斥力に負けない愛を描き続ける
新海誠監督は
とてもストイックな方なのだと想います
ヽ(=´▽`=)ノ
推薦理由②
距離によって引き裂かれても
愛は引き裂かれない
↑相手との距離があったとしても
心は折れず、逆に相手への想いが強くなっていく。
そんな純粋な想いがある
新海監督の描く男性キャラクターは
相手に会えなくなってから強くなっていくのです!
と言う訳で次回は
歌と映像
というテーマで、新海監督の
言の葉の庭
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
本作のキャッチコピーは
私たちは、たぶん、
宇宙と地上にひきさかれる恋人の
最初の世代だ。
まるで短歌のようなコピーですね!
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆ *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
【魂は 朝夕に 賜ふれど 我が胸痛し 恋の繁きに】
愛しいあなたが帰って来る日のために、
死にそうなほどの苦しさに耐えて生きていきます。
決して私を忘れないで下さい。
万葉集巻十五 3767より
※万葉集に関してはYAHOO知恵袋の
kojisan2007さんの解説を参考とさせて頂きました
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