想像力と想像力と貴君の名は。（その27）「魔法少女まどか☆マギカ［新編］」（上書編）

こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
＼(＾▽＾)／






本日も前回に引き続き
 

想像力と貴君の名は。
 

というテーマで
 

魔法少女まどか☆マギカ
［新編］ 叛逆の物語
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






前回ご紹介させて頂いた通り
 

前作のまどか☆マギカは
 

思春期の少女が抱く理想と絶望への
 

哲学的な回答を提示した作品。






現実社会でも
 

女の子の夢が純粋であればあるほど
 

夢を叶えた後に傷つき
 

挫折したり鬱になってしまったりするもの。

 

 


 

 

前作は、そんな繊細な少女たちにとっての

 

バイブルのような映画です
 

ヽ(=´▽`=)ﾉ


↑完遂しない夢を持つことで、絶望は回避できるよラブラブ






けれど…
 

完璧な結末のようにみえた前作ですが
 

まどかの夢が叶った事で
 

世界に矛盾が生まれていたのです！


推薦理由②
前作を完結させた事によって

生まれた矛盾点を

解決させたるための続編だから







前作のラストで
 

魔法少女→絶望する→魔女
 

という悲劇の連鎖は
 

魔法少女の魂を
魔女になる前に救済する
 

というまどかの夢が叶えられた事で

 

断ち切られます。





これは、まどかの望んだ世界。

↑私は、キュウベエの計略から

魔法少女たちを守る魔法少女になる！

 

 

 

 

 

 

けれど、この世界が誕生した事で
 

２つの矛盾が発生してしまったのです！






一つ目の矛盾は

 

キュウベエが魔法少女を誕生させる

 

理由が消滅してしまった事！






キュウベエが少女たちの夢を叶える理由は
 

夢を叶えた後に絶望した魔法少女が発する

 

絶望エネルギーが莫大だったから！


↑少女の絶望エネルギーは凄いよね！！






けれど、まどかの作った世界では
 

魔女になる前に少女たちは救済されるので
 

絶望エネルギーは発生しません。






ですので新しい世界の魔法少女の敵は
 

魔獣と呼ばれる何か別の存在となりますが
 

収集できるエネルギーは多くなく
 

結果としてキュウベエは
 

非効率な仕事をしている事なっています。


↑女の子を魔法少女にしても

あんまえエネルギーは得られないんだけど？





ですので、もしキュウベエが
 

以前の世界に存在していた可能性のある
 

少女の絶望エネルギーに

 

興味を抱いていたとしたら…

 





そう。

 

 

 


宇宙を動かすエネルギーを収集する
 

インキュベーターは
 

まだ、少女の絶望を諦めたとは
 

言い切れないのです…





そしてもう一つの矛盾は
 

ほむらの夢は叶ったのか？
 

という事です。


↑ほむらにとって、前作のラストは

望んでいた結末だったの？

 

 

 

 

 

ほむらの夢は
 

まどかの命を救う事！


↑ほむらは、まどかを死なせたくなかったから

魔法少女になったのです。

 

 

 

 

 

 

幾度とない失敗の繰り返しの末
 

まどかは、ほむらの想いを知り

 

魔法少女を超越した存在に自分を変える事で
 

まどかの死も回避されます。






けれどそれは

 

まどかの存在が神の様なものとなる事で
 

人間であったまどかは

 

存在しなかった事になってしまいました。

 

 

 



確かにこれで

 

まどかの死は回避されましたが
 

これって

 

ほむらの望んだ結末だったのでしょうか…





そう！





ほむらもまた
 

まどかを守るという夢を叶えた事で
 

絶望する事となるのです！


↑まどかを助けるという夢を叶えた事で

二度と現実の世界で

まどかに出合えくなったほむらは絶望して

魔女となってしまいますあせる



 

 

 

さて、ほむらの絶望と
 

キュウベエの絶望エネルギーの探求は
 

果たしてどんな結末となるのでしょうか？

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で
 

ご覧になって頂ければと思います。



↑こんな世界…私にとっては辛いだけ！！






本作の前半は、前作で死んだはずの
 

全員の魔法少女が集っている夢のような世界！


↑あれれ？全員集合してるぞ






彼女たちの敵はナイトメアという存在となり
 

魔法少女の役割も
 

悪夢を退治する事に代わり
 

陰惨な雰囲気は無くなり
 

魔法少女の楽しい日々が描かれます。


↑悪夢はベベ（かつての世界では魔女だったシャルロッテ）に

食べてもらいます。






まるで夢の世界のような平和な毎日。





…けれど





ある時、ほむらは気づいてしまうのです。






この平和な世界は夢ようなの世界ではなく

 

誰かが見ている夢であり

 

私たちは、夢の世界に迷い込んだのでは？？






悪夢ではなく、永遠の楽園のような夢は
 

一体誰の理想の世界なの？





はい。
もうお分かりですね！






ほむらは真相に気づきます。
 

この偽りの夢の世界は
まどかのいない世界に絶望し
魔女になった自分が

生み出した世界だった！
 

という事に…


↑ああ。私は絶望したんだ…





けれど、ほむらが絶望して魔女になったのなら
 

まどかが救済に来るハズですよね。





そして、もしその瞬間を
 

キュウベエが狙っていたとしたなら…


↑ほむらが絶望した過程を観ていたキュウベエは

自分たちが認識できていない

まどかという存在がいる可能性に気づき

まどかを利用できないかと、計画を練っていたのです！





本作の後半では
 

まどかの夢を叶えて
 

世界のカタチが変わってしまったように
 

ほむらの想いによって
 

まどかの作った世界も再び変えられます。




けれどそれは
 

まどかが魔法少女を守ろうとしたのと同様
 

まどかを守ろうとした結果だったのです！


↑ここを読み解けないと
ほむらが悪人になったように見えてしまいますので

ご注意ください！






本作のラストで
 

前作で残され二つの矛盾は解決され
 

まどかとほむらは
 

仲の良い友達として再会します。






そして本作のラストは

 

絶望を超えるエネルギーの話でもあります！

 

 

 

 

 

 

女の子の強い想いとは

 

個人の願いで世界のカタチを変えてしまえる

 

最強のエネルギーかもしれないのです

 

＼(＾▽＾)／

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

一人で作るアニメ

 

というテーマで

 

ほしのこえ

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑まどか☆マギカにおける異世界は

劇団イヌカレーという

アニメーション作家ユニットによるもの。

 

↑女の子の心の中にある

コラージュのような断片が散りばめられた世界は

カワイイ＆不気味な世界なのです