想像力とハロウィン・ナイト！（その27）「狼男アメリカン」（狼男の観察日記！）

こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
＼(＾▽＾)／
 

 

 

 

 

 

本日も
 

想像力と
ハロウィン・ナイト
 

というテーマで
 

狼男アメリカン
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






ハロウィンに相応しい怪物たちを紹介させて頂く
 

ハロウィン・ナイト七人衆の第五夜は
 

狼男！


↑星空満月星空　今夜は俺の出番だ！

ウォォォーン！！






己の欲望を制御できず
 

満月の夜に狂い咲く狼男の心の中は
 

一体どんな状態なのでしょう？

 

 

 

 

 

 

このシリーズで
 

本作品の推薦理由は３つ。


推薦理由①

狼男に噛まれた人間が

次第に変質していく様子を

観察日記のように

描いている映画だから

 

 

 

 

 

 

本作の主人公は

 

友達と一緒にイギリスに旅行に来ていた

 

アメリカの若者のデイヴィット。

 

↑親友ジャックとの気ままな二人旅です。

 

 

 

 

 

 

イギリスの郊外へとやって来た二人は

 

怪しい村へたどり着きます。

 

 

 

 

 

 

村に一軒しかないパブの看板は

 

羊の虐殺亭！

 

↑すごい看板！

 

 

 

 

 

 

パブの中に入ると、村人たちは

 

よそ者のデイヴィットたちを激しく警戒！

 

↑ギロッ！！

俺たち…歓迎されてないよねあせる

 

 

 

 

 

 

いたたまれなくなった二人は

 

パブを出て、夜道を歩くことにするのですが

 

そこには魔物が待ち構えていたのです！

 

 

 

 

 

 

魔物に襲われたジャックは

 

ズタズタに引き裂かれて、あっという間に死亡！

 

↑親友ジャックの衝撃的な死！

 

 

 

 

 

 

ジャックの死後

 

デイヴィットも怪物に襲われますが

 

間一髪のところを

 

助けに来た村人たちに救出されます！

 

 

 

 

 

 

 

え？

 

 

 

 

 

村人はデイヴィットたちを

 

警戒していたんじゃなかったの？

 

(￣_￣ i)

 

 

 

 

 

いいえ。

 

 

 

 

 

彼らは、夜徘徊している魔物を

 

警戒していたのです！

 

 

 

 

 

 

普段は、人間姿をしている狼男を…

 

↑虐殺の羊亭の壁には狼男除けの五芒星！

 

デイヴィットたちが訪れたのは

狼男伝説の村だったのです！

 

 

 

 

 

 

デイヴィットたちを襲った狼男は殺され

 

死体は人間となりました。

 

↑狼男は退治されました！

 

 

 

 

 

という事は、これでハッピーエンド？

 

 

 

 

 

いいえ。

 

 

 

 

狼男に傷つけられた人間は

 

狼男の眷属です！

 

 

 

 

 

 

だから、生き延びたデイヴィットは

 

狼男となる運命が待ち受けていたのです！

 

↑ロンドンの病院に運ばれ

無事に退院したデイヴィットですが

彼の体の中には狼男の血が入っていたのです！

ウァァァァァァ！！！！！

 

 

 

 

 

 

さて、狼男の血に汚されたデイヴィットは

 

一体どうなってしまうのでしょう？

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

 

↑デイヴィットの見る夢は

日々暴力的なものとなっていきます。

 

獣としての暴力衝動が目覚めつつあるのは

狼男になる前兆なのです！

 

 

 

 

 

 

本作は狼男を、単なる怪物としてではなく

 

呪われた哀しい存在として描きます。

 

 

 

 

 

 

狼男に殺された人間は魂が救済されず

 

その狼男の一族が滅びるまで地上をさ迷い続けるため

 

ジャックの魂も救済されません。

 

 

 

 

 

 

だからジャックは

 

デイヴィットの元にやって来て

 

お前が狼男になってしまうと

俺みたいな犠牲者を増やしてしまうから

満月の晩になる前に自殺しろ

 

と助言します。

 

↑死んだジャックは、死んだ時のままの姿で

デイヴィットのところにやって来ます。

 

友達だからこそ、助言しに来たよ。

自殺した方がいいぜ！

 

 

 

 

 

死んだジャックの助言を

 

幻覚だと思いたいデイヴィットでしたが

 

満月の晩になると

 

彼の意思を無視して、体が勝手に変化し始めます。

 

↑あああああ！

 

↑あああああああああ！

 

 

↑あああああああああ！！

 

 

 

 

 

デイヴィットは苦しいの？

 

 

 

 

 

いいえ、そうではなく

 

人格が失われていったのです！

 

 

 

 

 

 

残ったのは獣の本能だけ。

 

 

 

 

 

 

体を全く制御できなくなったデイヴィットは

 

自分が何をしているかも分からず

 

ロンドンを恐怖に陥れます。

 

↑満月の夜には心を失う。

 

 

 

 

 

 

では、翌日になって人間に戻れば

 

前の晩の凶行を思い出せるのでしょうか？

 

 

 

 

 

いいえ。

 

 

 

 

 

殺戮の記憶はありませんが

 

獣の欲望を解放させた事による高揚感だけは

 

しっかりと残っているのです！

 

↑翌日、裸で目覚めたデイヴィットですが

とても楽しい晩を過ごしたので

心はとっても晴れ晴れとしているのです！

 

 

 

 

 

自分の衝動が抑えられず

 

人を殺してしまっても覚えていられず

 

けれど高揚感だけは残るが

 

周囲には、自分が殺した死者の魂が

 

まとわりついている…

 

↑人間としての理性を失い

獣としての衝動で人を殺し続けるが

人間に戻れば、犯した罪を意識し続ける…

 

 

 

 

 

 

これってまるで

 

薬物などの中毒患者の苦悩のよう。

 

 

 

 

 

 

自分の意志を制御できず快楽に身を任せ

 

後に、後悔で苦しみ続ける狼男は

 

犠牲者の魂も自分の魂も救う事のできない

 

真に呪われた存在なのです。

 

↑次第に腐っていくジョン。

彼の魂も、自分の魂も救えないデイヴィットは

正に呪われた存在なのです。

 

 

推薦理由②

理性を忘れた快楽の追求は

忘れがたい後悔を

呼び寄せる結果をもたらす

 

 

 

 

 

ハロウィン・ナイトでは

 

そんなリミットを外した狂気の獣である

 

狼男になりきって

 

とにかく暴れまくるのも、楽しいかもしれません！

 

 

 

 

 

 

ただし、翌日はきっと

 

激しい後悔をするかもしれませんね！

 

↑ハロウィン・ナイトは狼男になって大暴れ！！！

そして翌日はきっと大後悔あせるあせる

 

 

推薦理由③

狼男は、後先考えず！

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

道化恐怖症

 

というテーマで

 

クラウン

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑リック・ベイカーの担当した本作の特殊メイクは

映画史に残る伝説的な完成度！

 

ＣＧがなかった時代は

特撮で、ここまで表現していたのです！

 

 

 

 

 

狼男アメリカン [DVD] 狼男アメリカン [DVD]
4,104円
Amazon