こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/
 

 

 

 

 

本日も
 

想像力と
発掘良品の発掘

 

というテーマで
 

未知への飛行
フェイル・セイフ

 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






TSUTAYA発掘良品第二弾も
 

残すところあと3作。






最後の3作は、今の社会情勢とリンクする
 

核戦争をテーマにした映画です。






いずれの作品も
 

核戦争に勝者なし!
 

という視点で描かれており
 

現代のように社会情勢が緊迫している今こそ
 

見返してみるのも
 

意義あることなのかもしれません。






このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。

推薦理由①
核による抑止力とは
核戦争の防止力ではない
という事が
理解できる映画だから







抑止とは、やめさせるとか

 

思い留まらせるという意味ですね。






では核による抑止とは
 

どういう意味なのでしょう?






抑止ですから
 

自国が核を持つことで
相手に核を使う事やめさせる

 

とか
 

核を使う事を思い留まらせる
 

という事ですね。





なるほど!


そんな事ができるなら素晴らしいですね


ヽ(=´▽`=)ノ





けれど抑止力という言葉には
 

忘れてはならない前提条件が存在するのです!






その前提条件とは

もし抑止できなかった場合は

どうするのかを

決めておかなくてはならない!
 

という事です。






★抑止の例★

家の外壁の落書きを防ぐために
防犯カメラを設置する。



これが抑止の考え方ですね。





けれど、防犯カメラ設置後も

落書きが収まらなかったとしたら

 

どうしたら良いのでしょう?

 





…はい。






このケースですと抑止失敗ですので

 

カメラ映像で犯人を特定して

賠償を請求したり、刑事事件とするなどの

抑止より厳しい処置を行う必要があるのです。








だからこそ、抑止のことを考えるなら

効果がなかった場合の対応も

併せて考えておくべき問題なのです。







本作は、核による抑止の是非を問うのではなく

核による抑止が失敗した場合
どういう状況になるのか


という視点で描かれた社会派映画。






1960年代の作品ですが

現代の世界の状況を考える上でも

 

参考になる映画だと思います。







この映画はアメリカとソ連が

互いに軍拡競争をしていた冷戦時代が舞台。






アメリカは自国の安全を守るため

防衛圏システムというものを構築していました。






防衛圏システムとは
 

アメリカの領空内に
不信な飛行物体が飛来した時に
ソビエトに向かって
核を搭載した爆撃機を向かわせる


という

核による抑止を利用した防衛システムでした。






我が国の空に勝手に入ったら
核搭載の爆撃機を
お前の国に飛ばすからな!!






これは、抑止効果がありそうですね~

ヽ(=´▽`=)ノ







けれど…






ある日、アメリカ空軍の空軍基地で

領空内に侵入してきた

謎の飛行物体をキャッチします。



 

???

(・_・;)
なんだろう?







飛行物体は、どんどん

アメリカの領空に近づいてきました。





!?!

(-"-;A
もしかして…汗






おいおい!

このままじゃヤバいぞ!






!!!


(((( ;°Д°))))
き、緊急事態発生!?






やばい!

本当に領空に入った!!






ということは抑止失敗ですので

ソビエトに向かって

爆撃機発進!

という事態となりました。






けれどその直後

正体不明の飛行物体が
 

強風にあおられた民間機だったと

 

判明したのです!






ほっ!
(*´∇`*)

なんだ、良かった!






 

もちろんソビエトに向かった爆撃機も

無事に引き換えし…






と思っていると、爆撃機は

 

そのままソビエトの首都のモスクワへと

 

飛びつつけて行くのです!






一体なぜ!?




その理由は、防空システムの誤作動!




爆撃機側への攻撃命令が
 

取り消せなくなっていたのです!!

w( ̄Д ̄;)w






爆撃機に載っているパイロットは

訓練に訓練を重ねてきたプロフェッショナル!


↑命令に忠実な爆撃のプロフェッショナル!
彼は誤作動と気づかずに飛び続けていくのです。








緊急時の命令通り

モスクワに爆弾を投下しに向ってしまいます!


↑目標は命令どおりモスクワ!

やるしかないです!







パイロットたちは皆

 

出撃してしまえば生きて戻れないと

 

覚悟を決めた男たち!


↑死を覚悟しているパイロットたち







彼らは緊急時の対応に精通しており


大統領が帰還命令を出しても

ニセ情報だと考え、無視してしまうのです!


↑おい!私は大統領だ!
パイロット諸君、至急戻りなさい!!

…返事がありません(@_@;)








さて、単純ミスと機械の故障が引き起こした

モスクワへの核攻撃は

果たして止めることができるのだしょうか?






それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。


↑モスクワへと飛び立った爆撃機は全部で5機!


出撃した彼らを止める手段は無かったのです…







軍人たちは、核戦争を抑止するために

防空システムを構築しました。






けれど防空システムを突破されたとしたら

 

抑止が失敗した事になるので
 

報復攻撃を開始する事になるのです!
 

 

推薦理由②
人為的なミスや

機械による誤作動だとしても

核による抑止の失敗は

より深刻な事態を引き起こす







けれど事態は

 

これで終わりではありませんでした。



 

 

 

例え誤作動だったとしても

 

もしモスクワが核攻撃されたとしたら

 

ソビエトにとっては

 

核による抑止が失敗した事になり

 

当然、報復を行わなくてはならなくなります…

 

 

 

 

 

 

…そう。

 

 

核による戦争の抑止とは

 

お互いの国が確実に

核攻撃を抑止する

 

という前提でのみ効果のあるものであり

 

もしどちらかが抑止しなかった場合

 

お互いの国が確実に

核を撃ちあう

 

という絶望的な状況が発生するのです!








抑止力とは最後の切り札!






だからこそ、もし

 

切り札を躊躇なく使う人間がいたとしたら

 

核による抑止力は

 

何の意味も持たない事となるのです…


推薦理由③
抑止しない国があれば

核による抑止は

世界を破滅させる起爆剤となる



↑アメリカ大統領は、ソビエトに事情を話し

モスクワに向かった爆撃機を撃墜するよう依頼します。

 

けれど、もし一機でもモスクワにたどり着けば

核攻撃は行われてしまいます。

 

そして、もしモスクワが核攻撃されたなら

ソビエト側が報復措置を行う事になるのです。

 

そしてもしアメリカ本土が爆撃されれば

その報復として…






と言う訳で次回は

人類の黄昏

 

というテーマで

 

渚にて

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。





ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆


↑FAIL-SAFEとは、誤作動という意味。

機械の誤作動によって核の抑止が失敗したとしても
人類は破滅してしまうかもしれないのです…