こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/
 

 

 

 

 

 

本日も
 

想像力と
発掘良品の発掘

 

というテーマで
 

ジャスティス
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






法曹界とは

 

神聖な人の集まる場所なのでしょうか?






とんでもない!





法曹界といえど


私たちが生活している場所と何ら変らない
 

普通の人間が存在する場所。






そもそも神聖な人というものは
 

現実には存在しません!


↑神聖な人というのは

人類を超越した存在という意味。

 

現実にはそんな存在はいませんし

もしいたとしたら

その人は法曹界などにいるべきではなく

人類を導くべきだいと思います。

 






つまり法曹界の人も人間ですので


変な人もいますし
 

いい加減な人もいますし
 

正しくない人だっているという事なのです。






けれど法曹界というのは
 

他者のその後の人生を左右するような
 

重大な決定を行う場所。





だからこそ
 

法曹界で起こる人為的なミスや失敗は
 

とてつもない結果を引き起こす事があるのです。






このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。



推薦理由①
人間が司る法曹界は

関与している人間の質によって

清廉にも狡猾にもなる

という事が

理解できる映画だから





本作の主人公は
 

良心的な若手弁護士のアーサー。



↑アーサーは、とても良心的な弁護士です。





けれど本作は
 

アーサー以外の法曹界の人間が

 

全員が変人なのです!


↑イライラするとピストルをぶっ放す判事も登場!

変人大集合なのですが、ギャグ映画ではないのです…






アーサーは正義感が強く
 

弱い人のために一生懸命な弁護士。






という事は、法曹界ではカリスマ的な存在?






いいえ。







彼は裁判の世界で全く評価されていませんし

 

尊敬もされていません。







それどころか、アーサーが良心的だからこそ
 

他の人が担当したがらないしょぼい事件や

 

めんどくさい案件は
 

どんどんアーサーに回されてしまうのです。



↑若い女性の依頼かと思ったら…
 

 

↑女装の黒人さんでした!

 

…こういう案件は、めんどくさいので

アーサーに人の良い回されてしまうのです。





ああ。これって法曹界に限らず

 

会社などでも良くあることですね!






面倒見の良い人が

面倒な仕事を担当させられる

 

なんて事はよくあるのです。





 

そんなアーサーはある日
 

フレミングという判事と激しい言い争いになり
 

彼を殴ってしまうのです。
 

↑こんな立派な判事を殴ってしまいました!






…ぼ、暴力弁護士!?
 

( ̄□ ̄;)!!







けれど殴ったのには

 

ちゃんとした理由があったのです・






言い争いの原因は

 

アーサーが弁護を担当していた男が
 

冤罪で刑務所に入れらたから!






冤罪となった理由は、なかり理不尽!






男は夜自動車を運転中に
 

バックライトが無灯火だったため
 

警察官に呼び止められ免許を提示したのですが
 

名前が指名手配中の人間と同じだったため
 

連行されてしまったのです!


↑俺、なんで逮捕されなきゃいけないんだ!
弁護士さん。早く釈放してくれよ!!







彼は必死で無実を訴え
 

アーサーに弁護を頼んだのですが
 

彼が無関係だという資料を集めるのに手間取り
 

提出期限より3日遅れてしまった為に
 

彼は刑務所へ収監されてしまったのです!


 

 

 

無実の誤認逮捕なのに

書類が遅れたから刑務所行き!?

 


( ̄□ ̄;)
 






これって

 

どう考えてもおかしいですよね?







けれどフレミング判事の考え方だと
 

これが当然なのです!







彼は期限に厳しい男!





だから提出期限を過ぎた資料は
 

一切目を通さない主義だったのです。


↑判事、彼は無罪なんですよ!

そんな事知らん!
提出日過ぎ書類なんか見ないよ。







あ~。


こういうイヤなタイプの会社の上司も
 

よく存在しますね!





けれどここは司法の場!





フレミングの態度に激高したアーサーは
 

判事を殴ってしまったのです!







けれど、そんなフレミング判事が
 

別件で裁判にかけられることになり

何とアーサーに自分の弁護を担当するよう

 

依頼してきたのです!






(-"-;A

…殴られるほど険悪なのに

なんで?






アーサーも不審に思い
 

フレミング判事に理由を聞くと
 

喧嘩しているにも関わらず

お前が俺を弁護するということなら
「フレミングは絶対無罪だ」
という印象を裁判で残せるはずだから

お前が担当しろ!
 

と、圧力をかけて来たのです。


↑お前、俺の印象を良くするために本気で弁護しろ!





つまり自分の裁判を有利に進めるカードとして
 

アーサーを利用しようとしたのです!






ふ・ざ・け・ん・な!


↑する訳ないじゃん。てめえの弁護なんて!

 

 

そう言い放ったアーサーですが

フレミング判事は

 

この依頼を断れば

暴行行為でアーサーを訴えて
弁護士の資格を取り消させてやる!

 

と脅してきます。
 






もう、正義なんてどこにもないですね!







アーサーは仕方なく、弁護する条件として

 

刑務所に収監された男の資料を
 

法廷を開いてちゃんと読んで正当な判決を出す
 

という約束で

 

フレミングの弁護を担当することにします。

 


↑アーサーは、おじいちゃんに育てられ

おじいちゃんは弁護士になった事を
とても喜んでいますので
弁護士を辞める訳にはいかなかったのです…






ちなみにフレミング判事の容疑は
 

若い女性への強姦容疑!






判事たるもの
 

そんな犯罪を犯すものでしょうか?



↑なんで私が強姦なんかで…
する訳ないじゃないか!







他にも多くの案件も抱える中
 

アーサーは懸命になって

 

フレミング判事の無罪のための調査に

 

奔走するのです…


↑その頃、無罪の男は刑務所内でイジメにあい

精神的に追い詰められていました!
 

早く釈放してあげないと…






さて、そんなフレミング判事の弁護は
 

一体、どのようなものになるのでしょう?







それは是非、皆さん自身で
 

ご覧になって頂ければと思います。


↑弁護士は私情を交えず

弁護人のために最善を尽くすお仕事。

果たしてアーサーはフレミング判事に対して
そんなプロ意識を
保ち続けられるのでしょうか?




推薦理由②
自分が裁かれる側になれば

法曹界の人間だって

あらゆる汚い手を使ってでも

無罪を勝ち取ろうとする






本作は、冒頭の45分までは

アーサーの多忙な日常が描かれており

ゴチャゴチャして分りにくい展開だと思いますが

これは

法曹界も一般社会も

やっている事は同じなんだ!

 

という事を

 

観客に分かってもらうための手法。






法曹界の人だって

 

崇高な目的や清廉な態度で

 

仕事に取り組んでいる訳ではなく

 

私たち一般社会と同様に

日々、目の前の業務を機械的にこなしながら

 

生活しているだけなのです。


推薦理由③

他者に対して

人間を超越したような人格を

求めない事







法曹界とは理想郷ではなく

一般社会と同様、様々な人間が生きている場所。






そして、そんな世界だからこそ

清廉な者もいれば

 

利己的で狡猾な人間もいるものなのです…






では、そんな世界の中で

 

果たして正義は勝つのでしょうか?





本作の原題はジャスティス(正義)ではなく

 

..AND JUSTICE FOR ALL.

(全ては正義のために)

 

 

 

 

 

アーサーが映画のラストで行った行動は

 

.どんなに絶望的な状況でも

 

正義のために行動する事には価値はある!

 

という想いを観客に指し示すもの。

 

 







たとえ私たちの社会が、どんなに汚れていたとしても

 

..AND JUSTICE FOR ALL. !!
 


↑映画のラスト15分で起こることは
法曹界の内部から訴える
法廷という世界への怒りの声!

法曹界は理想世界でないのです。

そして恐らく、この世の全ての場所も
理想世界ではありません!

けれどだからこそ
正義のために怒りの声をあげて戦う人が
必要なんですね!







という訳で次回は

チキンレースの果ての

カタストロフ

 

というテーマで

 

未知への飛行

フェイル・セイフ

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。





ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆


↑アーサーの友達の弁護士は

ある日突然
精神的にいっぱいいっぱいになってしまい
食堂の皿を投げ続けます。

 

法曹界の人間だから

精神的にタフだとは限りませんし
全ての人がマジメとも限らないのです…

 

 

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