こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日は
想像力と
発掘良品の発掘
というテーマの番外編として
マカロニ・ウェスタン
800発の銃弾
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
マカロニ・ウェスタンはイタリア映画。
だからロケ地は当然
アメリカの西部ではありません!
では一体、どんな場所で撮影され
そこは今、どうなっているのでしょうか?
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
マカロニ・ウェスタンの
ロケ地だった
テキサス・ハリウッドを
舞台にした映画だから
本作はイタリア映画ではなく
スペイン映画!
???
(-"-;A
なんでマカロニ・ウェスタンの映画なのに
スペイン映画なの?
それは、マカロニ・ウェスタンを撮影したロケ地は
スペインのアルメリア地方だったからです!
スペインと言えば荒れ地!!
そしてアルメリア地方の荒野は
まるで西部のような荒涼とした雰囲気であり
西部劇の撮影にピッタリだったのです!
↑アルメリアの荒野はまるで西部!
本作の主人公は
元西部劇のスタントマンだったフリアン。
既に老人のフリアンですが
彼はまだ西部の世界に生きていました!
というのが自慢のフリアン。
彼の仕事場は
マカロニ・ウェスタンのロケ地のテーマパーク
テキサス・ハリウッド
↑テキサス・ハリウッドはアルメリアに実在します。
撮影に使われた建物が残されている
テキサス・ハリウッドは
マカロニ・ウェスタンの聖地!!
↑マカロニ・ウェスタンの聖地へようこそ!!
これが縛り首の準備の寸法測りだ!
…と言っても
今は訪れる人も少なくなり
フリアンと仲間たちは
グダグダの西部劇アトラクションで
何とか毎日を食いつないでいたのです。
↑観客はいつも10人前後…
↑俺の仕事は、吊られた男で~す。
…なんか、これじゃない感がいっぱいですね!
つまりフリアンも、マカロニ・ウェスタンも
そしてテキサス・ハリウッドも
もはや過去の存在だったのですが…
↑彼らの楽しみは、仕事が引けてから!
西部の男が酒場に降臨じゃ~!
けれどある日、そんな寂れたテーマパークに
場違いな闖入者が現れます。
やって来たのはカルロスという少年。
彼はフリアンの孫。
つまりフリアンの息子の子供です。
ずっと昔カルロスの父親もフリアンと一緒に
スタントマンの仕事をしていたのですが
ある日、撮影中に事故が起きて死んでしまったのです。
フリアンの妻と息子の嫁は
事故が起きたのはフリアンの責任だと攻め
彼は妻と義理の娘に離縁され
カルロスには、フリアンはとっくに死んだと
伝えられていたのです。
けれどフリアンが生きて
テキサス・ハリウッドにいる事を知ったカルロスは
フリアンに会いにやって来たのでした!
さてフリアンとカルロスの再会は
一体どんな結末を迎えるのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑おじいちゃんだよね…
なんじゃこのガキは!?
フリアンは過去に生きる男。
彼の心は西部劇の思い出ばかり!
そして、そんな西部劇の世界は
フリアン自身の生き方を
西部の町のアウトローのようにしていきます。
↑騒げ!踊れ!酔いつぶれろ!
これが西部の男の生き方なんじゃい!!
推薦理由②
アウトロー的生き方は
破滅的であるが
堕落の甘美な魅力もある
↑気がつけば酔いつぶれ
馬の水飲み場で目覚めるフリアン!
こんな毎日を何気で気に入っているフリアン。
けれど、そんな自由気ままな人生にも
幕引きの日がやって来ます。
カルロスがフリアンと接触した事に怒った
実業家のカルロスの母親は
テキサス・ハリウッドの土地を買収して
リゾート会社へ売り払おうとし
フリアンは、自分の人生と守るべき土地のために
西部劇さながらの抵抗を始めるのです!
↑いつもは空砲だが、今日は実弾だ!
俺の夢の土地は誰には誰も踏み込ませねぇぜ!
カルロスは、フリアンと出会う事で
ロマンに生きる男のカッコよさを感じると同時に
享楽的な生き方の先に待っている厳しい現実も
体感する事となります。
↑おじいちゃんは最高にカッコいいけど
最低の人間だ!
この映画はカルロス自身がどう感じ
その後、どんな人生を歩むのかは語られません。
けれどカルロスは、フリアンの人生を知る事で
人生の生きがいと、背負った悲しみ
そして男としての矜持も理解していきます。
本作はスペイン映画。
スペインにおいては
成功する安定した人生よりも
たとえ破滅したとしても
自分の想いを貫いた情熱的な人生を
美しいと思うお国柄でもあるのです。
↑普通に考えればフリアンはおじいちゃん失格!
けれど映画の最後のシーンで
おじいちゃんは素晴らしい人生を生きたことも
分かって来るのです…
推薦理由③
やるべきことをした男には
破滅したとしても
敬意を捧げてくれる友がいる
と言う訳で次回は
発掘良品第二弾に戻って
昭和のハードSF映画
と言うテーマで
アンドロメダ・・・
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑マカロニ・ウェスタンはイタリア映画ですが
ロケ地であるスペインにも
独自の西部魂の生み出す結果になっていたとしたら
不思議だけど素敵な事ですね。
映画に関わると
新しい文化や生き方も生まれくるのです!
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