こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
まさかの続編
というテーマで
アリス・イン・
ワンダーランド
時間の旅
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
前回も解説させていた通り
技術は伝承する事ができるものですが
感覚を伝承するというのは極めて難しいこと。
ルイス・キャロルが
アリスという女の子のために語った夢物語は
ティム・バートン監督によって
現実世界で行き詰っていた少女が
空想世界を旅する事で
目の前の事から逃げずに頑張る事を思い出す
というお話に変えてしまいました。
キャロルとバートンの感覚は違っていますので
お話が変化するのは当然の事!
では続編を任されたジェームズ・ボビンという人は
一体どんな人だったのでしょう?
↑今度の不思議の国のアリスは、どんなテイスト?
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
空想世界のキャラクターの
知られざる逸話を
新たに創造した
新機軸のアリスだから
ティム・バートン版の不思議の国は
少女時代のアリスが心の中で作り上げた
空想上のキャラクターたち。
↑アリスが心の中で創造した不思議の国の住人たち!
ですので彼らは
子供の頃の心を忘れてしまい
不思議の国に来てくれなかったアリスが
心の中で作ったキャラたちは
アリスが来た事で、再び空想の物語を
再会できたのです
\(^▽^)/
そんな空想上のキャラたちですので
彼らが奇妙なのは当たり前!
頭が異様に大きかったり
変な帽子をかぶってずっとお茶会していたり
空をフワフワ飛ぶ猫だったりするのは
空想の産物だから!
↑子供の頃は、空想の中で空飛ぶ猫が見えていた!
↑これは「インサイドヘッド」のビンボンと同じですね。
ですので、彼らがどんな容姿なのか
なぜ、変な行動をするのか
普段はどんな生活をしているのかなどは
どうでも良いことでした。
↑「ピーターパン」のティンカーベルだって
想像の世界の生物です。
けれど、彼ら幻想世界の生物たちの生態に
興味を持った人がいたとしたら…
はい
ヽ(=´▽`=)ノ
もう察して頂けましたね!
本日の作品の監督であるジェームズ・ボビンは
そんな幻想世界の住人の生態に
興味を持つタイプの人だったのです!
↑ジェームス・ボビン監督
推薦理由②
幻想世界の住人たちの
生態を想像するのも
想像力のなせる技である!
ボビンの作ったザ・マペットは
人形遣いジム・ヘンソンによって生み出された
カーミットやミス・ピギーなどのキャラが
番組が終わって引退した後のお話。
↑ジム・ヘンソンが作ったマペットたち!
そんな彼らは、以前仕事をしていた
マペット・スタジオが取り壊される事を知って
バラバラになってしまった仲間を集めて
マペット・スタジオを救うために
チャリティーショーを開催しようとするお話です。
↑ウルトラ・スーパー・ネガティブなカーミットも
みんなと一緒に頑張るのです!
そんなザ・マペッツにおいては
マペットは人形ではなく
それぞれに特徴のある想像上の生物たち!
そんなキャラクター愛にあふれる
ジェームス・ボビン監督が作ったアリスの世界は
一体どんなものだったのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑想像の世界のキャラが大好きボビン監督は…
↑不思議の国のキャラ達にも愛を振りまきます!
今回のストーリーは
アリスがマッドハッターの心を救うために
不思議の国の時間をさかのぼって
彼の過去のトラウマを取り除く冒険に出ます。
↑以前の元気を失っていたマッドハッター。
けれど不思議の国といっても
時間を自由に行き来する事はできません。
だからアリスは
タイムという時の番人が管理している
時空を自在に行き来できるアイテムである
クロノスフィアを盗み出して
アリスの知らない不思議の国過去へと旅立つのです!
↑不思議の国といえど時間は一方通行。
もし時空がメチャクチャになれば
不思議の国自体が破壊されてしまいます!
タイムは、そんな不思議の国の
時を守る番人なのです。
あっ!
もうティム・バートンのアリスの設定とは
異なる展開ですね!
不思議の国がアリスの心の産物ならば
時空を超える不思議だって
アリスが想像してしまえばOKのはず!
↑タイムから盗み出したクロノスフィア。
もしアリスの想像の世界なら
盗み出さなくても良いのでは?
そもそもアリスの心の中にある
不思議の国が破滅する訳ないですよね。
けれど、この新しい世界観によって
不思議の国の住人たちには
アリスも知らなかった過去
というものが誕生する事となりました!
なぜ赤の女王はあんなに頭が大きくて
いつも怒っているの?
↑小さい頃の赤の女王に何が?
どうしてマッドハッターたちは
アリスが来るまでずっとお茶会をしていたの?
↑永久ループでお茶会をし続けている
この3人に一体何が?
そして、マッドハッターが帽子屋を目指したのは
一体どうしてなの?
アリスを知らない頃のマッドハッターは
一体どんな人だったの?
そんな様々な謎を解いていく事でアリスは
不思議の国の住人達を
今まで以上に愛せるようになるだけでなく
自分の新しい生き方も見つけ出していくのです!
↑他者の過去を知る事で見えて来る自分の未来!
不思議の国のアリスは
ルイス・キャロルによって人類に贈られた
感覚を伝承する必要のない
イマジネーション!
↑あなたの感覚で不思議な世界の話を続けて!
だからティム・バートンの感覚から
ジェームス・ボビンの感覚にバトンタッチした本作は
新しい不思議の国のアリスであると共に
これ以降のアリスを作る上で
制約を課すようなものではないのです!
推薦理由③
想像力の数だけ
不思議の国のアリスは
存在して良い!
↑次のアリスのお話を作っていくのは…
そう!
あなたでも良いのです
ヽ(=´▽`=)ノ
と言う訳で次回は
いよいよこのシリーズの最後!
継承から深化へ
というテーマで
カンフーパンダ
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑ルールがないからこそ縛られない!
不思議の国のアリスは
永遠に想像力の源となり続けるのです。
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