こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
まさかの続編
というテーマで
最後の猿の惑星
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
猿の惑星シリーズは
常に人類の愚行を描いてきたシリーズ。
①猿の惑星
核戦争を止められなかった愚行
②続・猿の惑星
核抑止力を猛進し続けた愚行
③新・猿の惑星
他種族や他民族に対する
不寛容の愚行
④猿の惑星 制服
奴隷や身分差別を行い
武力闘争の源を生み出した愚公
… … …
( ̄_ ̄ i)
こう見ていくと、人類が滅んでしまうのも
仕方がないような気もします…
では最後となる本作は
人類がまた愚行を重ねて
最初の猿の惑星の世界へ戻ってしまうという
地球は消滅してしまうのでしょうか…
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
愚行は過去を学ぶことで
回避する事ができる
という想いが込められた
映画だから
本作の主人公は
前作で猿のリーダーとなった
ジーラとコーネリアスの息子のシーザー。
↑前作でジーラとコーネリアスの子供マイロは
自らをシーザーと名乗り
怒れる猿たちのリーダーとして
人間たちに戦いを挑み、勝利したのでした!
人間の残虐さに怒り
猿たちに人間と戦う方法を教え
暴動を扇動したシーザーは
人間たちが核戦争が起こした後
汚染された大都市を捨てて
森の中で猿と人間とが共存していました。
えっ?
人間と共存!?
(((( ;°Д°))))
はい。
ほとんどの人間は、核戦争で滅びましたが
少数の人間は猿と共に生きる事を選び
一緒に暮らしていたのです。
おお!
という事は
猿との戦いの歴史は終わったの?
ヽ(=´▽`=)ノ
いいえ。
そうとは言い切れません。
シーザーの集落では
人間はワンランク下の存在として
厳重に管理されて生かされていたのです。
その理由は
人間は猿より劣る存在だから!
シーザーは言います。
人間は人間を殺すが
猿は猿を殺さない!
なるほど!
人間は自身の欲望や怒りによって
殺人や戦争を行って同胞を殺しますが
今までの作品の中で
猿同士が言い争いをしても
殺し合った事は一度もありませんでした!
↑意見の対立はあっても殺し合いはしない。
それが猿と人間との違いだ!
うわぁ…
やっぱり人間の愚行を攻めていますね
けれど本作のテーマは
人間ではなく猿の考え方の変化へと
移っていくのです!
幼いころに父母と死に別れたシーザーは
猿のリーダーとして生きる上で
ジーラとコーネリアスが
どんな思いを抱いていたのかを
シーザーに、どうあって欲しいと願っていたのか?
そんな時
過去政府の人間だったマクドナルドから
核戦争で破壊された都市に
ジーラとコーネリアスの公聴会時の
資料が保管されている事を教えられたシーザーは
立入禁止地区に侵入し
父母の記録を探しに旅立つのです!
↑過去を知る事が大切なんだ!
シーザーは、オランウータンの賢者ヴァージルと
協力的な人間のマクドナルドと共に
立入禁止地区へと向かいます!
あれっ?
(・_・;)
禁止地域と言えば猿の惑星で
猿たちが誰も立ち入らなかった場所であり
ミュータントの住んでいたところ。
以前の歴史では
猿たちが立入禁止地区に入らなかったので
ミュータントたちは生きながらえ
やがてはコバルト爆弾で地球を破壊してしまいます。
↑猿たちと2000年間出会わなかった事で
結果として地球を滅ぼしてしまったミュータントたち。
けれどシーザーたちが
立入禁止地区に入った事で
猿とミュータントは
世界を破滅する前に出会う事となり
以前の歴史とは変わってしまいました!
↑地下で生きていたのは
核戦争の当事者たちの生き残りでした。
さて、シーザーたちの行動は
未来の地球に、そして人類と猿の間に
どんな変化を及ぼすのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑父母の残したメッセージに衝撃を受けるシーザー!
推薦理由②
歴史を知る事は
未来を変える事でもある!
本作は、今までの映画の中で描かれてきた
様々な伏線を回収しながら
過去とは異なる結末を導き出していった作品。
まだミュータント化する前に出会った
生き残っていた人間たちは
多くの武器は持っていましたが
コバルト爆弾の恐ろしさは知っているので
結果として爆弾を使いません。
↑ずっと地下で息を潜めてい暮らしていたコルグたちは
シーザーたちの侵入を猿の襲撃と考え
全戦力を投入して、猿の掃討に向かいます!
また、シーザーが人間と共存を模索する事に
不満を持つゴリラのアルドー将軍は
秘密裏にクーデターを計画しますが
偶然その計画を知ってしまったシーザーの息子を
夜中に飼っていたリスを探していて
アルドーたちの話を聞いてしまうのです!
この二つは、歴史が転換した瞬間!
ミュータントが地上へ出た以上
もはやコバルト爆弾を爆破させる人間は
いなくなりましたので
地球爆破は回避されましたし
猿も猿を殺す
という事件が起こった事で
猿たちの選民意識も消えてしまい
我々も人間と変わらない
という事実に直面したシーザーたちは
過去とは異なる結論を導き出し
地球には別の未来が訪れるのです!
↑絶望のループからの脱出せよ!
本作は600年後の地球で
猿と人間とが仲良く暮らしており
それを見守るシーザーの像が涙を流しています。
↑涙を流すシーザー像。
これは続・猿の惑星において
滅びる地球でシーザー像が流していた血の涙が
喜びの涙に変わったという事。
↑以前は絶望の涙でした…
猿も人間も過去を知り
過ちを繰り返さない事を学んで
破滅に至る愚行の歴史も終わりを迎えます。
そして猿の惑星シリーズは
全く予定していなかったにもかかわらず
続編を作り
人間の愚行を幾度も追及しながらも
それをどう回避すべきかも示して終わらせた
極めてメッセージ性の高い作品となっていったのです。
推薦理由③
初志を貫徹する事で
偉業は生まれる
と言う訳で次回は再び
日本ならではの
続編事情
というテーマで
サスペリア
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑本シリーズのリブート作品である
猿の惑星 創世記シリーズはシーザーが主役!
本年公開の「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」では
シーザーは人間の子供と一緒です!
シーザーは地球の未来を猿の惑星とするのか?
それとも…
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