こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/
 

 

 

 

 

本日も
 

想像力と
まさかの続編

 

というテーマで
 

続・猿の惑星
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






前回ご紹介させて頂いた猿の惑星では

テイラーが不時着した

 

猿が人間を支配する惑星は
 

人間同士が戦争を行って自滅した

 

未来の地球だった事がラストで明かされます。


↑あまりにも有名な猿の惑星のラスト。






2000年後の地球に戻っていたタイラーは
 

人間が猿に負けたのではなく

 

人間同士で争って破滅してしまった証拠を
 

立ち入り禁止地区で発見し
 

人類の愚かさに嘆き、映画は終わります。


↑人類は…やっちまったんだ!!






ショッキングなバットエンドな展開ですが
 

本作はこのエンディングを通して
 

皆さんは人類の未来を
どう考えますか?

 

という問題提起を行う事で
 

観客に社会問題を考えさせようとする
 

素晴らしいラストでした。






けれど…

 

 

 

 

 


ヒット作とは

 

続編が要求されるもの!






もし、このラストの後に
 

続編を用意しろ!と言われたら

 

一体どんな展開にすれば良いのでしょう?






このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。



推薦理由①
完成度の高い作品の続編は
安易な展開にできず

作るのが難しいという事が

理解できる続編だから






本作は
 

大ヒットした猿の惑星の
続編を作って!

 

という映画制作会社の要望によって
 

企画された映画。
 
 

 

 

 

 
つまり、当初は製作する予定はなかった
 

まさかの続編でした!


↑タイラーは、退化した人間のノヴァと

あの後どうなったの~!?





様々な企画案が出されますが
 

諸事情により制作は困難を極めます。






よし!
人類が反撃する続編を作ろう!

 


 

う~ん。
タイラーだけで反撃しても

勝てないから没!






では前回の監督に任せよう!
 


 

残念!
他の映画の監督をするので

やりません!






とりあえず
主役のチャールトン・ヘストンの
再起用は絶対条件ね!

 


 

なんとチャールトン・ヘストンが
続編作りに反対!

 

 

 

 

 

 
どうしても出演して欲しいという
 

製作者側に対して
 

自分が演じたテイラーの出番を
 

できるだけ減らし
 

映画の最後には死ぬ事!
 

という条件をつけられる。






人類復活案はダメ!
 

前監督の手腕に頼るのもダメ!!
 

前作の主役は脇役に!!!






… … …

( ̄Д ̄;;

 

どうすりゃいいの…






そんな制約の中で作られた続編は
 

前作のラストで提示された
 

皆さんは人類の未来を
どう考えますか?

 

という問いを、さらに一歩前進させて
 

もし今のままの社会から
どんな破滅が待っていると思う?

 

という

 

更なるバッドエンドだったのです!

 

↑前回は、人間が地球の支配権を失うという

ショッキングな内容でしたが

それ以上のバッドエンドを用意されていますう!

 





前述しました通り本作は
 

人類唯一の生き残りのテイラーを
 

主役にする事ができません。
 
 
 
 
 

 
…という事は、残っているキャラは
 

猿か退化した人間。
 

↑人間はいますが

退化して喋れない、ただの動物です。

 

 
 
 
 
  
どちらも観客の求めていた主役では

 

ありませんよね…
 
 

 

 

 

 
ですので本作では
 

もう一つ宇宙船を登場させ
 

その宇宙船の生存者がテイラーを探す
 

という展開にしていきます。



↑後続の宇宙船に乗っていたブレントは
ノヴァがテイラーの認識票を持っているのを知り
テイラー探しの旅に出ます。

 
 

 

 

 


けれどブレントがテイラーを見つけたとしても
 

人類の総数は2人だけ!
 

↑地球上で知性ある人間は二人だけ… 
 

 

 

 

たった2人の人間が猿の支配する惑星で
 

一体何をすればよいのでしょう?
 

 

 

 

 
そう。
 

 

 

 

 
前作の隙のない世界観は
 

続編を作る余地がなかったのです!



推薦理由②
完成度の高い作品は
続編が作りにくい!






ですので本作では
 

最後に残された二人が死ぬと同時に
 

地球の終焉を描くことにします。






…という事は
 

2人が地球を破壊させるの!? 





いいえ。






彼らは観客と同じ視点の存在なので
 

地球の破滅者ではなく
 

目撃者でなくてはいけません!


↑前作で、人類の愚かさを観たのですから…



↑今回も、人類の愚行を見なくてはなりません!

 

…人類は、なんて愚かなんだ!!!





では一体だれが

 

地球を破滅させるのでしょうか?





ここで本作は
 

思い切ったウルトラCを考えつきます。







なんと知性のある人類の子孫を

 

登場させたのです!


↑なんと、人類の子孫がいたのです!!





えっ!

(((( ;°Д°))))






だったら地球は
 

猿に征服されないのでは??






いいえ。





核戦争で人類が滅びたのは事実。

 

 

生き残っていたわずかな人類は
 

汚染されたNYの地下都市で
 

ミュータントとして生きていたのです!


↑こんなにたくさん人類が…

 

↑と思っていたら、彼らの顔はマスク!

 

地下で生き残った人類は

地上では生活できない体となっていたのです。







彼らは核戦争の後でも
 

自分たちを守ってくれるのは爆弾だと信じ
 

コバルト爆弾を神として
 

崇拝してくらしていたのです!


↑この神様が、我々の平和を守ってくれるのだ…






おお。

 

 

 

 


前作のラストで描かれたのは
 

核戦争になって人類が滅亡した

 

という結果だけ!





ですので今回は
 

破壊力のある爆弾があれば

戦争の抑止力できる?
 

という核の抑止力を

 

テーマとして描いているのです!

↑強力な武器を備えていれば、我々は安全なのだ~

 

 

 

 

 

 

けれど、タイラー達を抹殺するため

 

猿の軍団たちは、ミュータントの住む地下まで

 

やって来てしまいます!

 

↑崩壊したNYの地下へ侵攻する猿たち!

 

 

 

 

 

ミュータントたちは

 

自分たちが信じる神にすがりますが

 

タイラーたちは知っているのです。

 

 

 

 

 

 

コバルト爆弾がさく裂すれば

 

敵を倒すどころか

 

地球自体が終わってしまう事を…

 

 

 

 

 

 

そして約束通りタイラーが死に

 

ブレントも倒れた時

 

愚かな人類の生み出した兵器によって

 

地球そのものが消滅して映画は終わります。

 

 

 

 

 

さすがにこれでジ・エンド!

 

 

 

 

 

もはや続編は不可能ですよね!

 

 

 

 

 

けれど映画会社は

 

更なる続編を要求してきたのです!!

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

続編で原因究明!

 

というテーマで

 

新・猿の惑星

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

↑続・猿の惑星とか新・猿の惑星とか

邦題がまぎらわしいのは

日本の配給会社も

まさか続編が作られるとは

思っていなかった証拠!

 

地球がなくなったのに

どうやって続編を作るのでしょう?