こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/
 

 

 

 

 

 

本日も
 

想像力と全滅のとき
 

というテーマで
 

ヘイトフル・エイト
 

 

という映画を
 

解説させて頂ければと思います。






タランティーノ監督の
 

全滅映画のご紹介は本日でラスト。





本作はミステリーですので
 

紹介を説明する事は差し控えますが
 

本作もタランティーノらしい
 

饒舌な信用ならない他者たちが繰り広げる
 

スリル満点の殺し合い映画です!

 


↑いい感じの日本版のチラシ!

こういうストーリーです。







このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。



推薦理由①
強い意志を持つ人間は
一見すると善人には見えない
という事が

よく分かる映画だから





本作の舞台は
 

南北戦争後のワイオミング。


↑ワイオミングといえば美しい大自然!






猛吹雪の山中で
 

避難のために宿泊所に集まってきた
 

見ず知らずの8人が

 

一夜を一緒に過ごす事となります。


↑吹雪に閉じ込められ一夜を過ごす人々。







8人は全員なんだか訳アリな感じ。







映画の冒頭は

 

雪山を走る馬車のシーンから。

 

 

 

 

 

 


賞金首稼ぎのルースは
 

賞金首1万ドルの女悪党のデイジーを捕らえ
 

町へと馬車で連れて行く途中で
 

黒人の賞金稼ぎのウォーレンに出会います。


↑突如、馬車の前に現れた男は

南北戦争の時に一部隊を全滅させたという

伝説の賞金稼ぎウォーレンでした。





ウォーレンスも町に行く途中でしたが

 

彼の馬が死んでしまったため
 

彼は賞金首の死体3体を抱えて
 

立ち往生していたのです。






ルースとウォーレンは
 

互いの腹を探りあいます。





ウォーレンは考えます。

 

もしルースが

突然俺を攻撃してきたらどうする?


ヘイトフルエイト① 賞金稼ぎウォーレン






けれど、その時マーキスも思います。

 

ひょっとしてこいつ

デイジーの仲間じゃねぇか?


↑ヘイトフルエイト② 賞金稼ぎルース

彼は捕えた人間を殺さずに

死刑執行人の元まで届けて吊られるのを見る

「絞首刑見届け人」。





そう。

 

 

 

 

二人は相手の事が信用できないからこそ
 

緊張感を感じながらも
 

馬車に同乗することになりますが
 

その後また別の男が
 

彼らの馬車に乗りたいと頼んでくるのです。





その男は

 

彼らの行く町の保安官に任命されたという
 

元南軍の兵士クリス・マニックス。


↑ヘイトフル・エイト③

新保安官に任じられた(と言っている)クリス






元南軍がなぜ保安官に?
 

その上、彼の父親は黒人殺しとして有名な
 

マニックス略奪団の団長だった男だぞ!






でもそれを言ったらマーキスも
 

北軍にいた時南軍の白人を殺しまくったヤツだ
 

 

 

 

 

 

…緊張感は更に増しますね。

↑誰もいない道で、知らない人を馬車に乗せるのは

不審なヒッチハイカーを乗せるようなもの。

怖いですよね…

 

 

 

 

 

 

緊張していた彼らですが

 

嵐から逃れるために向かっていた

 

ミニーの紳士服飾店という雑貨屋兼宿泊所は

 

人のいいミニーおばさんが運営している

 

安心できる避難場所のはずだったのですが…

 

 

 

 

 

 

彼らが到着した時には

 

いつもいるはずのミニーおばさんはおらず

 

謎のメキシコ人が店番をしていたのです。

 

↑ヘイトフルエイト④

なじみの店の見知らぬ店番

 

 

 

 

 

そして、店内には先客が3名!

 

 

 

 

 

南北戦争の際に

 

黒人を大量に殺した老将軍のスミザーズ

 

↑ヘイトフル・エイト⑤

黒人を殺する事を躊躇しなかった老将軍。

 

 

 

 

この地区の巡回執行人を行っているという

 

イギリス訛りの紳士。

 

↑ヘイトフルメエイト⑥ 理知的で温厚そうな紳士

 

 

 

 

 

素性の良く分からないカウ・ボーイ。

 

↑ヘイトフル・エイト⑦ 謎のカウ・ボーイ。

 

 

 

 

 

そしてもちろん店の中には

 

ルースの連れて来た女悪党デイジーも!

 

↑ヘイトフル・エイト⑧ 女悪党デイジー

 

 

 

 

 

さて、誰も信用する事ができない

 

吹雪の夜の宿屋で

 

一体何が起きるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑吹雪の夜、誰も想像していない一夜が始まる…

 

 

 

 

 

本作もタランティーノの映画らしく

 

会話がひたすらに続いていきますが

 

本作の会話は無駄話というより

 

その人間が、どんな考えを持っているかを

 

伝えるためのヒントのようなもの。

 

 

 

 

 

 

強面な賞金稼ぎ達が語る

 

彼らの過去やポリシーが分かって来ると

 

南北戦争のような時代には

 

生半可な考えでは生き残れなかった事が

 

次第に分かってきます。

 

↑絶対にデイジーを自由にしないルース。

女にも容赦しないルースですが

だからと言って金目当ての悪人ではない事が

次第に分かって来るのです。

 

 

 

推薦理由②

生きてきた時代によって

人の行動や哲学は変わってくる

 

 

 

 

 

 

ミステリーとして観ても楽しいですし

 

人間とは、こういうものなんだ!

 

という事を考えさせられても良い本作は

 

監督として円熟期を迎えた

 

クエンティー・タランティーノの見せてくれた

 

絶品料理のような名作なのです!

 

↑おふざけシーンもなく、話も長い映画なのに

全く長く感じない本作は

B級映画をこよなく愛して来た

クエンティン・タランティーノ監督の作った

S級映画なのです!

 

 

 

推薦理由③

好きな事を追求し続けていると

いつしか一流になっていく

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

迷い込んだ全滅

 

というテーマで

 

13/ザメッティ

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑賞金稼ぎと犯罪者の命を懸けた騙し合い!

失敗したら死が待っているのです…