こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

本日も

 

想像力と

ヒトラーの残影

 

というテーマで

 

ヒトラー

最期の12日間

 

 

という映画を

 

解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

独裁者にとっての快楽とは

 

世界の仕組みを

自分の好きにすることができる!

 

という

 

神のような権力を行使できること

 

ではないかと思います。

 

 

 

 

 


そういう意味で捉えるなら

 

ナポレオンだって

 

ワンマン企業の社長だって

 

自分勝手な夫だって

 

独裁者と言う事ができますね。

 

↑「朕は国家なり」と言って

理想の王宮であるベルサイユ宮殿を作った

ルイ14世だって、ある意味独裁者。

 

 

 

 

 

 

そして

 

そんな独裁者の自分勝手な世界というのは

 

いつか終わりを迎えるものなのです…

 

↑ルイ14世の自分勝手な世界は

孫のルイ16世の代に起こったフランス革命で

終わりを迎えまたのです…

 

 

 

 

 

 

このシリーズで

 

本作品の推薦理由は3つ。

 

 

 

推薦理由③

ナチスが終わった日を

当事者の証言を元に再現した

映画だから

 

 

 

 

 

 

当事者!?

 

 

 

 

 

という事はヒトラーは生きていたの?

 

( ̄□ ̄;)

 

 

 

 

 

 

いいえ。

 

 

 

 

 

 

そういう意味ではなく

 

この映画の視点はヒトラーの秘書で

 

2002年まで存命していた

 

トラウドゥル・ユンゲという女性の手記を元にしたもの。

 

↑トラウドゥル・ユンゲ(本人)

 

 

 

 

 

 

彼女は1942年にヒトラーの秘書となり

 

彼が自決するまで秘書としてずっと仕えていたのです。

 

↑ヒトラーは、彼女に対して紳士的でした。

 

 

 

 

 

 

ソビエト軍がベルリンまで迫っていても

 

独裁者ヒトラーは諦めません!

 

 

 

 

 

 

自称天才戦略家であるヒトラーは

 

既に壊滅した軍を動かして

 

奇跡の逆転ができると幹部に檄を飛ばします!

 

↑我がドイツが負ける訳ないしゃないか!!

 

 

 

 

 

 

けれど戦況は刻々と悪化し

 

遂にはヒトラー自身が

 

もはや第三帝国の夢は崩壊すると

 

確信していきます。

 

↑もはや、すべてが終わりだ…

 

 

 

 

 

さて、ヒトラーさえ諦めてしまった

 

ナチス最後の日は

 

どのような状況だったのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑ヒトラーは国民は全員玉砕し

自分の死と共にドイツを滅ぽせと命令します!

 

 

 

 

 

本作ではヒトラーを

 

狂気の独裁者であると同時に

 

理想世界を追求し

 

人々を鼓舞し続けた男として描いています。

 

↑死の直前まで、少年兵たちを鼓舞するヒトラー。

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

もし周囲の人間からも嫌わていれたら

 

どんな独裁者だって

 

最後まで夢を負う事はできません。

 

 

 

 

 

 

最後の日まで部下が付き従ったヒトラーは

 

狂った独裁者だった!

 

と言う説明で終わらせられるほど

 

単純な人間ではなかったと思われるのです…

 

 

推薦理由②

カリスマ性がなければ

独裁は出来ない

 

↑ベルリン陥落の直前まで恋人だったエバ・ブラウンは

ヒトラーが死ぬ直前に結婚し

幸せそうに笑って死んでいきました…

 

 

 

 

 

では、ヒトラーの指揮を失った

 

ナチスやドイツ国民はどうなったのでしょう?

 

 

 

 

 

 

彼らはや大局を動かす事はできず

 

それぞれ個人の考えで動くしかありませんでした!

 

 

 

 

 

いち早く逃走し、西側に降伏したヒムラー

 

↑ゲシュタポと親衛隊を率いていた

懐刀のヒムラーは、まさかの逃走&降伏!

 

 

 

 

 

ヒトラーと共に滅亡を選び

子供を毒殺した後自決したゲッペルス

 

↑何も知らない無邪気な子供6人を毒殺し

妻を撃ち殺して自殺したゲッペルス。

 

 

 

 

 

 

ヒトラーの命令を無視して

ドイツ国内の焦土化を中止させた

第三帝国のデザイン担当

アルベルト・シュペーア

 

↑後のニュルンベルク裁判におて

ナチスと自己をキチンと批判をしたシュペーア。

 

 

 

 

 

 

ベルリンからの逃亡が許されず

家族を道連れに手りゅう弾で爆死した

人体実験に関わった医師

エルンスト=ロベルト・グラヴィッツ

 

↑敗戦後に捕えれれば

人体実験の罪を暴かれる事を恐れたエルンスト。

 

 

 

 

 

 

ヒトラーという独裁者を失った人々は

 

もはや誰にも頼る事はできず

 

それぞれの責任で

 

ナチスという宴の始末を行う事となるのです。

 

↑ヒトラーがいなくなれば

誰も他者の導くことなんてできませんでした…

 

 

 

 

 

 

では、秘書であったユンゲは

 

戦後どのように思って暮らしていたのでしょう?

 

 

 

 

 

彼女はタイプを打っていた女性。

 

戦場での非道な行為も

 

ユダヤ人の虐殺の事実も知らず

 

自分に優しかったヒトラーに

 

親愛の情を持って生きていいました。

 

↑秘書や給仕などの周囲の女性には

本当に優しかったヒトラー。

 

 

 

 

 

けれど、そんな彼女はある日

 

自分と同じ年齢で

 

ナチス政権への反対活動をして

 

処刑された女性がいた事を知ります。

 

 

 

 

 

そりの女性とは

 

白バラの祈りで紹介させていただいた

 

ゾフィー・ショル!

 

音譜白バラの祈りの回はコチラ音譜

 

 

 

 

 

 

自分に優しかったから

 

世の中で起こっていとことに気づかなかった

 

というのは決して許されることではない。

 

 

 

 

 

 

一見無意味なようなゾフィーの死が

 

ヒトラーを語る事ができる人間の考えを変えた!

 

 

 

 

 

 

これこそが

 

歴史というものなのかもしれませんね。

 

 

 

推薦理由③

一見無意味な死が

後の歴史を変える事もある

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

独裁者が生まれる時

 

というテーマで

 

シークレット・オブ・

モンスター

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

↑ヒトラーはお亡くなりになられた。

貴兄らはどうする?

 

独裁者とは、導き手でもあります。

 

導き手がいなくなった時

人ははじめて自分の生き方を

リアルに考えるのかもしれませんね。