こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

本日も

 

想像力と

発掘良品の再発掘

 

というテーマで

 

勝利への脱出

 

 

という映画を

 

解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

前回のロンゲスト・ヤードは

 

一見アメフト映画のように見えますが

 

描かれているのは

 

自分の生き方を

貫くべきかどうかを自問する

 

という内容でした。

 

ロンゲスト・ヤードの回はコチラ

 

 

 

 

 

そして本日の勝利への脱出も同様に

 

サッカーの映画のように見えて

 

自分の生き方を貫くべきかを自問する映画

 

なのですが…

 

 

 

 

 

 

本作で描かれている生き方は

 

全く別なのです!

 

 

 

 

 

 

 

このテーマで

 

本作品の推薦理由は3つ。

 

 

 

推薦理由①

スタローンの魅力を

100%引き出している映画だから

 

 

 

 

 

 

本作は第二次世界大戦中に

 

ドイツ軍の捕虜になったサッカー選手たちが

 

占領下のパリで行われる事となった

 

ドイツのサッカー選手たちとの試合を利用して

 

集団脱走を計画するという映画。

 

 

 

 

 

 

ドイツ軍の捕虜収容所は

 

厳重な警備により脱出不可能な施設。

 

 

 

 

 

多くの国の捕虜が捉えられ

 

その中に従軍していたサッカー選手が

 

たくさんいる事を知ったサッカー好きのドイツ将校は

 

ドイツvs多国籍軍のサッカーの試合をしようと

 

イギリスの選手ジョン・コルビーに持ち掛けてきます。

 

 

 

 

 

 

施設内で行われるはずだった試合は

 

ドイツ軍の上層部の耳に入り

 

国威高揚のプロパガンダに利用するために

 

ドイツ占領下のパリで行われる事になり

 

コルビーたちはその試合の最中に

 

地下水道を使って脱出する計画を立てるのです!

 

 

 

 

 

 

と言っても、この計画は

 

パリに協力者がいなければ成功しませんね。

 

 

 

 

 

 

だからコルビーは

 

捕虜の中で、最も暴れん坊で

 

最もおバカなハッチという選手に

 

捕虜収容所を脱出して

 

パリで反ドイツ勢力と接触して

 

脱走計画をサポートするよう説得する事を

 

命じたのです。

 

 

 

 

 

このハッチというのは

 

とんでもないおバカキャラ!

 

 

 

 

 

サッカー選手として試合に出たがっているのですが

 

アメリカ人なのでサッカーを知らず

 

アメフトのノリで相手選手を殴り倒してしまう

 

アホな男ハッチを演じているのは…

 

 

 

 

 

 

 

そう!

 

シルヴェスタ・スタローンなのです

 

↑おい!サッカーのルール知ってんのかドンッ

 

えっと…あせる

 

 

 

 

 

 

スタローンといえば…

 

 

 

 

 

 

という感じの

 

大真面目なんだけどバカみたいな役が

 

結構多い俳優。

 

↑大真面目のリハビリシーン
(「ロッキー3」より)

 

 

 

 

大真面目なのに

 

今観ると痛々しい感じの役が少なくないのですが

 

本作のコルビーは

 

バカな行動なのに、観ていて痛くないのです。

 

↑サービス精神が強すぎて

やり過ぎ感の強い役も多いスタローン

(「デスレース2000」より)

 

 

 

 

 

本作でのスタローンは

 

ロッキー第一作やランボー第一作のような

 

極端にストイックな男でもなく

 

エクスペンダブルズなどのバイオレンス作品のように

 

極端に暴力的な男でもなく

 

ドイツ軍に一泡吹かせたがっているけれど

 

なんだかちょっと抜けている男を

 

好演しているのです。

 

↑最終的に選ばれたポジションはキーパー!

 

サッカーはできなくても

根性だけでボールは受けきります!

 

 

 

 

 

ハッチは、捕虜収容所から脱走し

 

パリのレジスタンスと接触できますが

 

今度は、レジスタンスの脱走計画を伝えるために

 

再び収容所に戻るよう命じられます。

 

↑お前、脱走したんじゃなかったのか?

 

えっと…あせる

 

 

 

 

 

 

…なんだかバカみたいですね!

 

 

 

 

 

けれど、バカみたいだけど

 

皆のために一生懸命なハッチだからこそ

 

収容所の仲間たちも

 

サッカーのできない彼を

 

仲間として大切にしてくれるのです!

 

↑バカで考えなしだけど、いい奴じゃねぇか!

 

 

 

 

 

 

これぞスタローンの真骨頂!

 

 

 

 

 

 

実社会でも友達が多く

 

喰い詰めたアクション俳優たちを集めて

 

エクスペンダブルズなどを作ってしまうスタローンは

 

ちょっとアホだけど憎めない男

 

なのだと思います。

 

↑野郎ども、いくぜ!!

 

 

 

推薦理由②

アホだけど憎めない

というのは

人々に愛される資質である!

 

 

 

 

 

映画は後半

 

ハッチの涙ぐましい努力によって

 

救出隊がドイツ軍に知られることなく

 

ハーフタイムに

 

捕虜チームの控室に救出にやって来ます!

 

 

 

 

 

やったねハッチ!!

 

命懸けの努力が実りましたね

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 

 

 

 

急いで脱出しようとするハッチですが

 

なんと他のメンバーたちは

 

脱出せずに後半戦に出場しようと

 

言い出したのです!

 

 

 

 

 

 

 

一体なぜ!?

 

じゃあ、ハッチの努力は全部無駄に!?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑前半戦は、絶対に勝たなければならない

ドイツームによるラフプレーの連続で

捕虜チームはボロボロにされているのですが…

 

 

 

 

 

 

実は、脱出映画のように見せながら

 

映画のラストでは

 

スポーツの持つ力を描いた作品だという事が

 

分かってきます!

 

 

 

 

 

ハッチ以外は全員がサッカー選手であり

 

彼らにとってサッカーの試合会場は

 

絶対に負けられない戦場だったのです!

 

 

 

 

 

 

そして、そのキモチは

 

占領下におけるフランス市民にとっても同じこと。

 

 

 

 

 

ドイツの国威を見せつけようとして招いた

 

パリ市民の観客たちは

 

全員が、捕虜チームに試合で勝ってもらいたいと

 

願っていたのです!

 

 

 

 

 

 

人には、それぞの戦場があり

 

そこから逃げてしまったとしたら

 

例え命が助かったとしても

 

自分たちと応援していた人の心を

 

絶望させてしまうのです…

 

 

 

 

 

気が付けばハッチ以外のメンバーは

 

逃げ゛られない戦いの渦中!

 

 

 

 

 

 

だからこそ

 

アホだけどいい奴のハッチも

 

男気のある決断をし

 

映画のラストでは

 

そんな戦う男たちに対して

 

祝福すべきラストが用意されているのです

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 

 

スポーツとは、人々の絶望を希望に変え

 

自分の運命さえ好転させてしまうものなのです!
 

 

推薦理由③

ラストの清涼感は

無駄になったハッチの努力を

帳消しにしても

余りあるものである!

 

 

 

 

 

と言う訳で次回はいよいよ

 

発掘良品第一弾の最終回!

 

 

 

 

破れかぶれ万歳!

 

というテーマで

 

スラップ・ショット

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

↑ちなみに本作の捕虜チームには

ペレなどのレジェンドサッカー選手が14名も出演!

 

往年のサッカーファンにとっては

感涙物の映画なのです!

 

 

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