こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

本日も

 

想像力と

発掘良品の再発掘

 

というテーマで

 

ロンゲスト・ヤード

 

 

という映画を

 

解説してみたいと思います。

 

 

 

 


発掘良品第一弾の作品も残り3作。

 

 

 

 

 

 

最後の3本は

 

敗者のスポーツ映画です。

 

 

 

 

 


普通、スポーツ映画と言えば

 

そのスポーツの魅力が伝ってくる作品。

 

 

 

 

 


勝利のための努力や

 

練習の過程の成長などが描かれ

 

ああ。スポーツっていいな!

 

と感じさせてくれるものだと思います

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 

けれどセレクトされた3作は

 

スポーツの魅力よりも

 

主人公たちがスポーツに参加する理由に

 

焦点を当てている映画なのです。

 

 

 

 

 

 

このシリーズで

 

本作品の推薦理由は3つ。

 

 

推薦理由①

人生を捨ててしまうと

頑張る楽しさも消えてしまう事が

描かれた映画だから

 

 

 

 

 


本作の主人公は

 

元人気アメリカンフットボール選手だったポール。

 

 

 

 

 

 

 

けれどポールは

 

映画の冒頭で車を暴走させて逮捕され

 

刑務所送りとなってしまいます。

 

 

 

 


いきなりの展開ですね!

 

( ̄□ ̄;)

 

 

 

 

 

 

どうして車を暴走させたのかは

 

劇中ではハッキリとは描かれませんが

 

愛人宅で酒に溺れ

 

彼女の車を勝手に持ち出し

 

暴走して逮捕されても

 

ヘラヘラと笑っているポールは

 

人生を投げ出しているように見えるのです。

 

↑映画の冒頭のポールは

なんだか荒んだ雰囲気をしています。

 

 

 

 

 


 

そんなポールでしたが、刑務所に入所すると

 

所長のヘイゼンが満面の笑みで迎えてくれました。

 

 

 

 

 

 

ヘイゼンはアメフトの大ファン!

 

↑アメフト大好き!

 

 

 

 

 

 

彼の部下の看守たちで

 

アメフトチームまで作っているのですが

 

中々リーグ優勝ができず悩んでおり

 

有名選手のポールにコーチを頼んできたのです!

 

↑君の力で看守チームを

地区優勝に導いてくれんかね?

 

 

 

 

 

 

おお。

 

看守チームのコーチを引き受ければ

 

刑務所でも特別扱いですね!

 

 

 

 

 

 

けれどポールは

 

その提案をあっさりと却下!

 

 

 

 

 


彼にとって残りの人生は

 

もう、どうでも良いようなのです。

 

 

 

 

 

 

 

依頼を断られた所長は激怒!

 

ポールに対して常軌を逸した暴力を加えて

 

精神的に屈服させ

 

看守のコーチをする代わりに

 

囚人たちのチームを作らせ

 

練習試合をさせる事を約束させるのです。

 

↑重労働の最中に加えられる暴力によって

最後には屈服させられたポール。

 

 

 

 

 

さて、生きる気力のないポールは

 

囚人チームを育成する事ができるのでしょうか?

 

 

 

 

 


それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

 

 

 

 

一見すると

 

すべての事にやる気のないポールですが

 

彼の行動をよく観ていると

 

自分らしく生きたいと足掻いている事が

 

次第に分かってきます。

 

 

 

 

 

 

アメフト選手としての限界が

 

近づきつつあったポールにとっては

 

この先の人生が見えなくなり

 

やけくそで刑務所やって来たポールにとっては

 

誰にも束縛されたくないからこそ

 

刑務所にやって来たはず!

 

 

 

 

 

 

 

にも拘らず、所長の言いなりになるというのは

 

屈辱そのものだったのです。

 

 

 

 

 

 

だからポールは

 

囚人チームの育成を引き受けますが

 

心では屈服していませんでした!

 

 

 

 

 

 

 

ポールは、囚人たちを本気で指導し

 

噛ませ犬ではなく

 

看守チームを倒す事ができる強豪に

 

育てようとするのです。

 

 

推薦理由②

自分らしい生き方の追求は

人生に

新たな目標を生む!

 

↑俺の自由を阻むなら

所長の夢をぶっ潰すのが新たな俺の目標だ!

 

 

 

 

 

 

日頃から看守たちに不満のある囚人たちも

 

公的に看守を殴れるアメフトに大喜び!

 

 

 

 

 

 

最初はまとまりのなかった囚人たちも

 

ポールの優れた指導によって

 

看守たちも警戒するチームへとなっていきます!

 

↑凶悪犯ぞろいの刑務所なので

看守を攻撃したい選手は山ほどいたのです!

 

 

 

 

 

 

という事は、ポールと囚人チームが

 

いじわる看守チームをやっつけるという映画?

 

 

 

 

 

 

いいえ。

 

そう簡単にはいかないのです。

 

 

 

 

 

 

 

強くなった囚人チームを警戒した所長は

 

ポールに対して

 

もし、試合で囚人チームが勝ったら

 

お前は一生刑務所から

出所できないようにしてやる!

 

と脅迫してきます。

 

 

 

 

 

 

 

つまりポールを再び

 

屈服させようとしてきたのです!

 

 

 

 

 

 

 

もし看守チームを勝たせれば

 

ポールの精神は屈服する事になりますが

 

刑務所からは自由になれます。

 

 

 

 

 

 

けれど囚人チームを勝たせたとしたら

 

意志は貫徹されますが

 

肉体の自由は奪われてしまいます。

 

 

 

 

 

人間はこの場合

 

どちらを選ぶべきなのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

この映画の監督はロバート・アルドリッチ。

 

 

 

 

 

彼の作品は常に

 

自分の意志を貫くことの

覚悟と大切さ

 

を描いているのです。

 

↑伝説の無賃乗車 vs 伝説の車掌!

命を懸けた主義のぶつかり合いを描いた

「北国の帝王」もロバート・アルドリッチ作品です

 

音譜北国の帝王の回はコチラ音譜

 

 

 

 

 

推薦理由③

屈服して得る自由か?

自我を追求し

自由を奪われるか?

 

そんな選択を迫られる日が

人生には訪れる

 

↑自我か屈服かで悩むポール。

 

過去に所長に逆らい

一生刑務所で過ごしている老受刑者は

ポールにどんな助言をするのでしょうか…

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

勝利によって

得られるものとは?

 

というテーマで

 

勝利への脱出

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑自分に屈服しないポールに怒った所長は

ポールを射殺しようとまでします!

 

本作は、ポールの生き様の映画であると共に

男と男の戦いの映画でもあるのです!