こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日は
想像力と
発掘良品の再発掘
というテーマで
北海ハイジャック
という映画を
解説してみたいと思います。
テロというのは、ターゲットが人間とは限りません。
重要施設、世界的な遺跡、
シンボリックな施設や教育機関など
相手にダメージを与えられそうなものなら
何でもテロの対象になるのです!
↑2015年には、ISによって
シリアにあった古代国家パルミラのパル神殿が
テロによって破壊されました。
このシリーズで
本作品の推薦理由は3つ。
推薦理由①
エネルギー施設は
テロリストにとって
格好の標的となる事が
描かれているから
本日の作品の舞台は
イギリスの北海に浮かぶ石油採掘施設。
↑石油採掘には大規模な施設が必要。
本作の舞台は600人の人間が働いている
ジェニファーという施設です。
海上の採掘施設の問題点は
石油を採掘するのはあくまでも企業なので
軍に守られている訳ではありません。
つまり海上採掘施設は
孤立無援の状況下で
安全を確保しなくてはならない
場所なのです!
ですので企業側は
万が一に備えて多額の保険金を
石油施設にかけています。
そして保険会社は
石油施設が何者かに襲われた場合のことも想定し
民間の海事専門の傭兵部隊に
施設が襲撃された場合をシミュレーションさせ
訓練を続けさせているのです。
↑海上での事故に対応する傭兵部隊は
戦闘技術だけでなく潜水訓練も必要なのです!
推薦理由②
エネルギー施設などには
テロリストなどの襲撃に備えた
リスクヘッジが必要となる!
本作の傭兵部隊のトップは
潜水、格闘、暗殺技術に長けた男フォークス。
↑スコッチと猫をこよなく愛するフォークスは
一見するとウォーリーを探せの帽子をかぶった
飲んだくれオジサンですが
実は、殺人も厭わないプロフェッショナルです。
そんなフォークスの元に
ある日、大事件発生の知らせが届くのです。
石油施設への取材を申し込んだ
ジャーナリストに化けたテロリストたちが
貨物船を奪取して、石油採掘施設と
採掘した石油を排出するパイプ施設の下部に
爆弾をセットしてしまったのです!
テロリストたちは貨物船から遠隔操作で
石油施設を爆破できるようにして
イギリス政府が2500万ポンドを支払わなければ
最初にパイプ施設を
その後に、石油採掘施設を爆破すると
通告してきました。
↑テロリストはジャーナリストを装った狡猾な男です、
さて、第三者が全く近づけない
海のど真ん中という状況下において
フォークスたちはどうやって
テロリストたちと対決するのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑たとえ潜水して近づいたとしても
相手が警戒していれば倒すことができません。
成功の可否は、作戦にかかっていたのです!
爆破までの期限は24時間!
もし海底油田の採掘施設が破壊されれば
石油が取れなくなるだけでなく
重油流出による深刻な海洋汚染と
採掘の仕事に従事している650の人命が
失われる事になります!
↑巨大採掘施設は、小さい街と同じ規模!
それ故に、軍による人海戦術や
特殊部隊の突撃などは不可能。
↑こういうミッションをやったら
施設ごと爆破させられるので絶対NGです!
(「エクスペンダブルズ」より)
だからフォークスたちは
テロリストが起爆装置を押す前に
暗殺してしまう計画を立てますが
その為の条件は
絶対に悟られないようにするという事!
↑相手が俺たちの存在に気づく前に暗殺するには
暗殺者などは絶対にやって来ないと
テロリストたちに信じさせなくてはならないのです!
そのために
政府側が小細工を試みて失敗し
全面的に降伏する事にした
という筋書きを用意し
比較的被害の少ないパイプ施設を
わざと自分たちで爆破させてしまいます!
テロリストたちより前に爆破させる事で
極秘任務が失敗したように見せかけ
打つ手がなった政府の交渉担当のフリをして
現金の引渡しのために貨物船へと向かうフォークス。
↑あえてパイプを爆破させることで
政府側が無能であるようにテロリストに信じさせ
警戒心を解かせようとします。
大きな成果を得るには
小さな代償が求められるのです!
けれど敵のど真ん中に行けば
生きて帰れる保障なんてありません!
テロリストとの戦いは
施設や人命が犠牲になる覚悟の上で
実行されるものなのです。
推薦理由③
テロリストと戦うのに
安全な方法は存在しない
↑相手の油断に乗じた作戦は
タイミングを外せば大失敗に終わります。
参加メンバー全員が
タイミング通り正確に動けるかに
全てがかかってくるのです。
という訳で、発掘良品第一弾で紹介された
骨太のテロリストと戦う4本の映画はこれにて終了!
世界に不穏な空気が流れる今
テロリストとの戦いをヒロイックに描くのではなく
テロを対処する当事者たちの
命を懸けの地道な努力を描いたこれらの作品は
観ておいて損はないかもしれません…
という訳で次回は
発掘良品と
アガサ・クリスティ
というテーマで
情婦
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑ちなみに、この映画の米国版のポスターは
セクシー女性が大量に登場している不思議なテイスト!
フォークスは女嫌いという設定なので
ちょっと変ですね。
これは当時フォークス役だったロジャー・ムーアが
007を演じていた影響。
007の影響力は
別作品のポスターにまで及んでいたのです!
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