こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
かいぶつぞろぞろ
というテーマで
吸血鬼ハンターD
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
不死のヴァンパイアにとって
生きる目的とは一体何なのでしょうか?
人間なら
今を一生懸命に!
とか
自分の限界に挑戦!
とか
命ある限りやり続ける!
といった生きる目的を見出せますが
不死の場合、そんな目標意味ありません。
そう。
不死というのは
限りなく退屈な日々
なのかもしれないのです…
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
不死とは
無限の時間を持て余す
倦怠でしかない事が
描かれているから
本作の舞台は近未来。
人類は貴族と呼ばれる吸血鬼達に支配され
食料源=家畜となっていました。
けれど長年の支配は貴族たちに
倦怠と退廃をもたらします。
貴族たちは城にこもり
永遠の時間を退屈しないよう
どうやって過ごすかだけを考えるようになります。
そんな退屈しのぎの一つに
人間との結婚
があったのです。
貴族は
気に入った人間の女性を見つけると
首筋から血を吸って
自分の所有物だと宣言します。
血を吸われた女性は、婚礼の日までに
配下の魔物たちに連れ去られ
貴族の城で結婚式があげられるのです!
けれどこの結婚は、お遊びにすぎません。
飽きてしまえば女性は殺され
また新しい獲物をみつけるだけなのです。
花嫁に選ばれてしまったドリスは
貴族を倒せる吸血鬼ハンターを探していました。
↑気の強い怪物ハンターのドリスでしたが
貴族にはかないませんでした。
堕落しきった貴族たちを倒す
吸血鬼ハンターも
この時代には存在したのです。
ドリスが雇ったのは
美男子だけど寡黙で凄腕のハンターD。
↑なんだか禍々しい感じのハンターD。
さてドリスは
貴族の魔の結婚から逃れることが
できるのでしょうか?
そして吸血鬼ハンターDは
貴族を倒す事ができるのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑貴族はヴァンパイアですので
犠牲者を催眠状態にするなんて簡単です。
↑その上、不死なのですから…
どうやって倒せば良いのでしょう?
貴族のリィ伯爵は
ずっと物憂げな顔をしています。
↑ああ、退屈だ…
彼らは無限の人生を生きるのに
飽き飽きしているのです。
けれど
そんな彼らにも天敵が存在します。
その天敵とは、皮肉なことに
自分たちが生み出した吸血鬼と人間の混血児。
ヴァンピールと呼ばれる彼らだけが
吸血鬼を殺す事ができるのです。
そんな危険な敵を生み出すなら
人間と結婚などしなければ良いのでは?
いいえ。
それでは、退屈な人生に刺激がありません。
彼らはわざとヴァンピールを生み出し
自分たちの命を餌に呼び寄せ
返り討ちにして楽しんでいるのです。
あまりに退屈な人生は
自分の命が狙われることでさえ
退屈しのぎとなるのです。
↑あまりに退屈な不死の人生なら
こういう危険も
楽しみになってしまうのかもしれません。
(「13 ザメッティ」より)
推薦理由②
自分の命が危険というは
最高に刺激的な出来事でもある
では、ヴァンパイアのご先祖様は
そんな自分たちの命さえ持て余す子孫を
どう考えていたのでしょう?
↑全ての貴族たちの先祖である
始祖様の肖像画
永遠の命を有効に使えるかどうかは
強い意志が求められること。
だからもし貴族の始祖が
自分の子孫が堕落してしまう可能性を
考えていたとすれば
彼らを始末する方法を
用意していたかもしれません。
↑救いようがないほど堕落してるなら
始末してあげるのも情けなのかもしれません。
永遠の命を終わらせるのは
ある意味、救いなのかもしれないのです…
推薦理由③
無為な人生には
意味も価値も存在しない
↑リィ伯爵の娘ラミーカだけは
貴族の誇りを大切に生きるべきだと考えています。
けれど、その高過ぎる誇りによって
彼女も滅びを受け入れるのです…
と言う訳で次回は
ヴァンパイアの弱点
というテーマで
30デイズ・ナイト
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑本作はOVAの黎明期の1985年の作品。
思い切った残酷描写やエロスなどは
以降の作品へ多大な影響を与えていきます。
アメリカで公開されヒットし
今でも人気があるカルト映画なのです・
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