こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と辛苦の人生
というテーマで
心が叫びたがってるんだ。
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
人間は言葉によって
コミュニケーションを図る生物。
だからこそ言葉によって
傷ついたり、傷つけられたリする
生き物でもあるのです。
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
舌禍によるトラウマは
深刻なコミュニケーション不全を
引き起こす可能性がある事が
描かれているから
本作の主人公の成瀬順は
ほとんど言葉を発する事のない女の子。
↑成瀬は学校でも家でも全く喋りません。
どうして喋らないの?
彼女はしゃべらないのではなく
喋る事が恐ろしくなってしまったのです。
↑喋るのが怖い!!!
小さいころの成瀬は
とてもよくお喋りする明るい女の子。
↑小学生の頃の成瀬は、よく喋る女の子!
けれど、そんな彼女のお喋りが原因で
家族が崩壊してしまったのです。
と言っても
彼女が悪い訳ではありません。
悪いのは成瀬の父親。
不倫をしていた父親が
ラブホテルから出てくるのを見た成瀬は
楽しそうに母親に
お父さんがお城から出てきた!
と話してしまったのです。
↑いいな~、お父さんはお城に行ったんだ
、、、、、
( ̄_ ̄ i)
結果として父母は離婚。
成瀬と別かれる事になった父親は
別れ際に
全部、お前のせいだ!
と捨て台詞を言い捨てたのでした。
↑サラッと責任転嫁!
…これでは
喋る事が怖くなってしまいますよね。
↑以降、コミュニケーションは携帯打ち込みです。
そんな彼女でしたが
高校2年生になった時
担任の先生から
地域ふれあい交流会の実行委員に
任命されてしまったのです。
さて、全く喋れない成瀬は
果たして実行委員を
遂行する事ができるのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑え?私は絶対ムリ!!!!!!!!
傷ついた成瀬には
心にトラウマが宿ってしまいます。
↑卵の形で現れたトラウマ。
理由は、父の事をお母さんに話した時
お母さんが作っていたのがタマゴ焼きだったから。
卵は彼女に魔法をかけ
何か喋ると
お腹が痛くなってしまう
という呪いをかけました。
↑喋りたくないのではなく
喋ることが恐怖となってしまっているのです…
では、成瀬はこのまま
一生喋らなければ幸せなのでしょうか?
そんな事ないですよね。
喋って不幸になったとしても
喋らないと幸福という事にはならないのです。
推薦理由②
必ずしも不幸の反対が
幸福とは限らない
↑トラウマで言葉を封じ込められた事自体だって
不幸な出来事です。
不本意ながら実行委員に選ばれた成瀬は
新しい環境において
自分でも知らなかった二つの事を
発見していきます。
一つは喋るのではなく
歌を歌う事なら問題ないという事。
↑ミュージカルなら人を傷つけないですよね!
そしてもう一つは
自分以外にも、言葉で傷ついた人は
たくさんいるという事に…
↑成瀬以外の実行委員たちも
言葉で傷ついたり、傷つけたりしていたのです。
という事は
仲間たちと一緒にミュージカルをする事で
成瀬は喋れるようになっていくの?
いいえ。
この映画は
そんな生易しい展開ではありません。
映画のラストでは
彼女が苦しんでいた原因は
彼女のお喋りではなく
彼女が喋らなかった事だったのが
明らかになります。
彼女のトラウマとなった原因は
心の中の想いを
キチンを言葉で発しなかった
後悔が生み出したもの
↑なぜ、喋れないのか?
いや、どうして喋らなかったのか?
それを解決しない限り
成瀬の心の傷は絶対にふさがらないのです。
人は、想いを言葉にする生き物。
だからこそ
想いを言葉にしないで生きるのは
とても辛いことなのです。
推薦理由③
人の心は
想いを叫びたがっている。
と言う訳で次回は
辛苦を与えられる
苦しみ
というテーマで
ザ・ギフト
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑喋れない辛さより
喋らない孤独の方がずっと辛いものなのです…
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