こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と天使とデート
というテーマで
グリース
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
時代の天使というのは
強制的に作られるものでしようか?
いいえ。
その時代の天使というものは
時代の空気の中から生まれてくるものなのです。
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
50年代への回帰路線を
ぶち壊した
新しい時代の天使を描いた
作品だから
この映画の冒頭
海岸で仲良く遊ぶ男女が登場します。
↑ウフフ、アハハ😊
甘ったるい雰囲気の二人は
なんだか、古典的なメロドラマのよう!
↑
それそもそのはず。
この最初のシーンは
1959年のラブロマンス映画
避暑地の出来事
を意識したもの。
↑避暑地の出来事(1959年)
なんで!?
それは
避暑地の出来事のヒロインである
サンドラ・ディーという女優が
この映画で重要な意味を持つからなのです。
↑避暑地の出来事のサンドラ・ディーは
50年代に支持された清純な女性のイメージです。
グリースの舞台も50年代。
主人公のダニーとサンディも
美男美女のカップル。
ダニーの外見は
ロカビリー風の不良っぽく見えますが
実はとっても純情な青年。
↑ダニーは不良っぽいけど純情な青年。
対するサンディーは
サンドラ・ディーをイメージした
品行方正なお嬢様でした。
↑これぞサンドラ・ディーの再来!
という雰囲気のサンディ。
本作は二人の恋愛と
周囲の仲間たちが繰り広げる青春劇の
楽しいミュージカル映画。
↑ジョン・トラボルタの出世作です!
ストレートな展開なので
今でも楽しく観る事ができるのですが
サンディの事を友達が
サンドラ・ディーに似ている!
と言う部分だけが
理由が分かりにくいかもしれません。
↑あんたサンドラ・ディーみたいないい子ちゃんね!
と、友達にからかわれるサンディ。
どうして!?
この映画が作られたのは1979年。
60年代後半の若者革命と
70年代の青年の迷走は終わりを迎え
80年代という新時代を迎えつつありました。
そんな80年代に
アメリカの政治家が求めたのは
古き良き50年代への回帰
でした。
70年代の荒れた若者ではなく
健全な若者たちが楽しく青春していた
夢の50年代!
この映画では
そんな50年代をもう一度!
という想いのシンボルとして
サンドラ・ディーが引用されていたのです。
↑みんな!サンドラ・ディーのような
50年代のかわいい女の子に戻ろう!
という事は、映画のラストも
避暑地の出来事のような
健全な男女カップルの誕生で終わるの?
いいえ。
そうではありません。
では一体どんなラストになるのか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑ダニーとサンディは
50年代風のままで終わるのでしょうか?
時代というは
恣意的に作られるものではありません。
70年代という時代を通り抜けた世代は
親の言いなりだった50年代でも
ロックとヒッピーと学生運動の60年代でも
社会通念を崩壊させた70年代でもない
新しい時代を模索していました。
それは
子供らしさを全開にして
自分たちの好きなことをエンジョイする
キラキラの80年代!
この映画のラストでは
思いっきり自由になった二人のダンスが
新時代の到来を告げているのです。
↑サンディを演じたのはオリビア・ニュートン=ジョン!
彼女の真の魅力は
サンドラ・ディーの恰好では発揮されません。
ビックリのエンディングは
是非、皆様の目で楽しんでください。
推薦理由②
時代の流れは止められない
たとえ望んでも
若者たちを過去へ回帰させるのは
不可能である
と言う訳で
次回はいよいよこのシリーズ最終回
原点回帰して
男子のための
天使とデート
というテーマで
アンジェラ
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
推薦理由③
80年代の魅力は
若者の挑戦が許された
自由な空気感!
↑本作の魅力は、なんといっても自由な空気!
ダンスも流れる音楽も
過去のしきたりから逃れて
自由奔放に様々な試行錯誤がなされています。
一見チープにも見える80年代カルチャーは
若者たちが自由に何でも挑戦できた
素敵な時代でもあったのです。
あ…
YOUTUBEやインスタグラムで
若者が自由に発信できる文化がある
2010世代も
ちょっと似ている気がします
\(^▽^)/
↑ハチャメチャなグリースのオープニングアニメ!
でも、とっても自由なのです。
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