こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

本日も

 

想像力と
ヒスパニック見聞録

 

というテーマで

 

エル・トポ

 

 

という映画を

 

ご紹介させて頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

大自然の美しさを前にすると

 

人間の無力さを感じずにはられませんね。

 

 

 

 


もちろんメキシコにも、人間の無力さを感じさせる

 

圧倒的な大自然が存在します。

 

 

 

 

 

 

その自然とは

 

荒野や砂漠!

 

↑メキシコのドゥナス・ビル・バルビオ砂漠

画像出典:http://www.sedeturcoahuila.gob.mx/inicio/?attachment_id=5749

 

 

 

 

 

 

 

人間の感情など

 

取るに足らないもののように感じさせる寂寞の世界は

 

聖者が悟りを開く場所なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

本日のエル・トポは

 

メキシコの砂漠で最強のガンマンを目指した男が

 

いつしか悟りを開いていくという映画。

 

↑最強のガンマンを目指すエル・トポ!

 

 

 

 

 

けれど本作は

 

ストーリーが観念的で説明がないため

 

観た感想が人によって大きく異なる作品。

 

 

 

 

 

ひょっとすると私の意見は

 

全く的外れなものかもしれませんが

 

私なりの視点という事でご容赦願えればと思います。

 

σ(^_^;)

好きな人は好き!という映画で

ジョン・レノンが気に入ったという評判で劇場公開され

大不評で3日で打ち切られたという

伝説の作品でもあります。

 

 

 

 

 

 


主人公はエルトポは

 

とても強いガンマン。

 

 

 

 

 

彼は強さを求め砂漠を彷徨っています。

 

 

 

 

 

 


エル・トポには子供もいるのですが

 

洋服すら着せていません!

 

 

 

 

 

きっと彼は、自分の事しか頭になく

 

子供が裸でも何とも思わないような人間なのです。

 

↑自分はキメキメ。子供は全裸!

 

子供が裸の理由は説明されませんので

上記のように想像しました。

 

 

 

 

 

 

そんな彼は

 

とある町で、悪党一味を全滅させますが

 

彼に惚れた悪党の情婦と一緒に

 

子供を捨てて町を出て行ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

…ここまでの展開だと

 

エル・トポは

 

自分の子供を全く愛さず

 

人を殺す事を生業とし

 

恋をすれば子供も捨てるような男

 

という事ですね。

 

(-"-;A

 

 

 


そんな彼は、情婦の勧めによって

 

最強のガンマンとなるべく

 

メキシコの砂漠中に住む

 

4人のマスターガンマンを探す事になります。

 

 

 

 

 

 


おお。

 

 

( ̄□ ̄;)

 


なんか格闘マンガのような展開ですね!

 

 

 

 

 

 


けれど

 

彼がであったマスターたちは

 

銃が上手いというよりも

 

悟りを開くことによって

戦いの極意を見つけた賢者たち

 

だったのです。

 

 

 

 


無の境地に達したため

 

弾丸を心の空白の中に通過される事ができる

 

撃たれても死なない男!

 

↑私に弾は当たらないよ!

 

 

 

 

 

技術の真髄を理解し

 

神速の早撃ちをマスターした男!

 

↑私より早く打つ事は、人には不可能だ!

 

 

 

 

 

完全主義を極める事で

 

どんな標的も一発の弾で仕留められる男!

 

私の弾は、各自に君の心臓を貫ける!

 

 

 

 

 

そして

 

銃すら持つことなく

 

人を倒せる仙人のような男。

 

↑弾など、虫取り網でも取れるのだよ。

 

 

 

 


…なんだか

誰一人敵わなそうですね

 

( ̄_ ̄ i)

 

 

 

 

 

けれど

 

エル・トポは彼らを倒していきます!

 

↑達人を倒す事が最強への道!

 

 

 

 

 

どうやって?

 

 

 

 

 

 


それをここに書くと

 

観る楽しさが失われると思いますので

 

詳しくは書きませんが

 

相手に勝つ!

 

という目的だけで観れば

 

エル・トポは確かに勝利し、生き残るのです!

 

↑勝ったか?負けたか?と聞かれれば

勝ったという事になりますが…

 

 

 

 

 

よかったですねエル・トポ。

 

これで世界最強だね

 

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

 


けれど世界最強の先には

 

何が待っていたのでしょう?

 

 

 

 

 


実は、何もなかったのです。

 

 

 

 

 


最後の男は、最強であるにも関わらず

 

エル・トポと戦おうとはしませんでした。

 

 

 

 

 


戦っても勝敗がついても

 

その先は無意味だと知っていたからなのです。

 

↑勝っても意味なんてないからこそ

勝とうとも思わないよ。

 

 

 

 

4人を倒したエル・トポの行為は

 

実は、何の意味もない事だったのです。

 

 

 

 

 


彼は銃を捨ててしまいます。

 

 

 

 

 

けれど、戦わないというのは

 

情婦から見捨てられる事でもありました。

 

 

 

 

 

 

 

全てを失ったエル・トポは情婦に裏切られ

 

砂漠で意識を失ってしまいます。

 

↑戦って勝ち続ける人生とは

こういう幕切れか…

 

 

 

 

 

勝利を求めたエル・トポの人生は

 

無意味に幕を閉じる事となるはずでしたが…

 

 

 

 

 

 

けれど…


そんなエル・トポを

 

助けてくれる人が存在したのです。

 

↑修羅のエル・トポはここで死にますが…

 

 

 

 

 

一体誰が?

 

 

 


それについては

 

次回、後編で詳しく解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆


全てのgif出典:https://www.tumblr.com/search/El+Topo

 

 

↑本作は、井上雅彦先生の「バガボンド」に

非常に良く似た展開です。

 

最強を目指したはずの宮本武蔵は

強さを極めた

 

吉岡清十郎、宝蔵院二代目・胤舜

柳生石舟斎、宍戸梅軒

 

という4人と対決する度に

自分の弱さを痛感し

勝つために命のやり取りをします。

 

けれど、その結果

武蔵は幸福になれたのでしょうか?

 

武蔵は、強さを求める事で

逆に強さの意味が分らなくなっていくのです…

 

画像出典:http://subcham.blog.fc2.com/blog-entry-523.html