こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 


本日も

 

太陽がいっぱい

 

 

という映画を通して

 

想像力と
不思議な恋愛関係

 

というテーマでお送りしたいと思います。

 

 

 

 

 

恋愛映画は

 

誰が誰に恋してるのかがハッキリさせないと

 

お話が分かりにくいですよね。

 

 

 

 

 


けれど、現実社会においては

 

誰が誰を愛しているかなんて

 

意外と分からないもの。

 

 

 

 

 


だからこそ

 

相手の恋心を見誤ってしまい

 

思わぬ悲劇を生みだしてしまうことも

 

あるのです!

 

 

 

 

 


本日の太陽がいっぱいは

 

ものすごく有名な映画なので

 

あまり詳しい説明は必要ないと思いますが

 

不思議な恋愛映画

 

というテーマで観てみると

 

一味違った面白さを発見できるような気がします。

 

↑主な登場人物は3人だけ!

さて、誰と誰の恋愛映画なのでしょう?

 

 

 

 

 


主人公の名前はトム。

 

 

 

 

 

メチャクチャかっこいい青年ですが

 

裕福ではありません。

 

 

 

 

 


彼はヨーロッパに遊びに来ている

 

フィリップという金持ちの青年と一緒に

 

つるんで遊んでいますが

 

トムがヨーロッパにいる理由は

 

遊ぶためではなかったのです。

 

 

 

 

 

トムはアメリカに住むフィリップの父親から

 

彼を連れ戻してくれれば

謝礼をやる!

 

という依頼を受けて

 

ヨーロッパにやって来ていたのです。

 

↑フィリップを家に帰らせるのが

トムのお仕事です。

 

 

 

 

 

 

けれどフィリップは

 

家に帰る気なんて全然ありません。

 

 

 

 

 

 

それどころか

 

金目当てに、ヨーロッパまで来たトムを

 

徹底的にバカにするのです。

 

 

 

 

 

 

一緒にいるからって友達だと思うなよ!

 

そんな軽口を叩くフィリップは

 

金も、豪華な服も、ヨットも、そして恋人も

 

全てを持っているリッチマン。

 

↑自分のヨットにトムを乗せますが

恋人とイチャイチャするのを見せ付けるフィリップ!

 

俺とお前は、身分が違うんだぜ!

 

 

 

 

 

 

ことある毎にトムを馬鹿にして

 

笑い者にするフィリップ。

 

↑貧乏人がフォークとナイフなんて使おうとするな!

 

そういうの見得が

かえってみっともないんだ!

 

 

 

 

 

 

お目相手の謝礼も貰えず

 

フィリップにひたすらバカにされるトムですが

 

彼の目の奥には

 

ドス黒い何かが燃えていたのです。

 

↑下僕だと思っていたトムは、瞳の奥で何を想う?

 

 

 

 

 

 

 

さて、異様な緊張感をみなぎらせた

 

トムとフィリップの関係は

 

一体どんな展開を見せるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑フィリップは恋人と喧嘩をし

彼女はヨットを降りてしまいます。

 

大西洋で

バカにする男とバカにされる男が

二人きり…

 

 

 

 

 

 

この映画は

 

残忍な男トムがひき起こす犯罪を描いた

 

クライム・サスペンスの傑作

 

として紹介される事が多く

 

私も、その考え方に異論はありません。

 

↑パスポート写真を偽造して

フィリップになりすまそうとするトム。

 

フィリップはどこへ…

 

 

 

 

 

 

けれど

 

トムが単なる冷酷な男というのは

 

ちょっと違うと思うのです。

 

 

 

 

 

 

映画の中盤まで

 

トムは、バカにされながらも

 

フィリップにずっとついていきます。

 

 

 

 

 

 

そして、フィリップの目を盗んで

 

彼の服を着るのです。

 

↑貧乏なトムが着たこともない

豪華なスーツ!

 

 

 

 

 

ここまでなら

 

このスーツを

やがて自分のものに…

 

という野心が芽生えるシーンと

 

考える事ができますね

 

 

 

 

 

 

 

けれどその後

 

トムは鏡に映った自分とキスをするのです。

 

↑フィリップの物まねをして…

 

 

↑鏡にキスするトム。

 

 

 

 

 

 

???

 

 

 

 

なんで自分にキスするの?

 

 

 

 

 

 

はい。

 

 

 

 

ここが、この作品を

 

不思議な恋愛映画と考えるポイント。

 

 

 

 

 

 

トムが冷酷なだけなら

 

こんなシーンを撮る必要なんてありません。

 

 

 

 

 

 

映画の中では

 

ハッキリとは語られてはいませんが

 

トムがフィリップの傍にいた時

 

感じていた感情は

 

きっと、憎しみや殺意だけではなかったのです。

 

 

 

 

 

 

けれどフィリップは最後まで

 

トムの隠された想いに気づくことはありませんでした。

 

↑泳げないトムを溺れさせて楽しむフィリップ

フィリップにとってトムは

いじめて楽しむ存在でしたが

トムにとってのフィリップは

単なる謝礼目的の青年ではなかったのです。

 

 

 

 

 

 

 

他者の恋心とは

 

常にハッキリとは分らないもの。

 

 

 

 

 

 

そして、失恋の絶望は

 

好きな相手への憎悪に変る事だって

 

珍しい事ではないのです…

 

↑後に、フィリップの恋人に再会しますが

彼女に対しては

あまり強くモーションをかけないトム。

 

彼女を手に入れたかった訳では

なさそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

時間軸を狂わせる

失恋体験

 

というテーマで

 

コメット

 

という映画を解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑あっ、フィリップの靴発見!

 

 

爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑

 

 

音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜

 

誰にも言えない恋心というモノも

存在するんですよね。