こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
ジェーン・バーキンin
スキャンダル
という作品を通して
想像力と
不思議な恋愛関係
というテーマでお送りしたいと思います。
恋愛感情は、とても直感的なもの。
好きになる理由は
人それぞれなのですから
恋に落ちる法則などは存在しないのです。
とはいえ多くの恋愛映画の場合は
主人公が最初に恋におち
最初は相手に否定されたりしますが
次第に主人公の魅力に気づき
やがて相思相愛となっていく
というのが一般的ではないでしょうか?
↑色々あったけどゴメン。
やっぱり君を愛しているんだ!!
↑これぞ恋愛映画のラストです!
(「愛と青春の旅だち」より)
けれど時には
思いもよらぬ状況において
恋愛感情が生まれる場合もあるのです。
本日の
ジェーン・バーキンinスキャンダルは
タイトルからご想像の通り
ジェーン・バーキンが出演する
スキャンダラスな映画です。
↑原題の「LE DIABLE AU COEUR」は
フランス語で「心の中の悪魔」という意味です。
主人公は
人生の目的を見出せない青年。
↑「現代の若者は、人に馴染めず家に篭もりがち」
なんて良く言われてますが
この映画の主人公の青年は
1970年代にも関わらず、家に篭もりきりの
歪んだ感じの青年なのです。
家は裕福で
父親は政治家をしているのですが
父親に対する反発心が強く
家では家族に対するイヤミばかり
言っています。
↑ブツブツブツブツ…
当然、そんな青年に対しては
父親も冷たく接するので
父子関係は最悪!
↑どうしようもないクズだなアイツは…
けれど…
青年が父親を憎むのには
ちゃんしたと理由があったのです!
彼の家では、幼い妹の養育のために
家政婦さんを雇っていますが
家政婦さんと父親は愛人関係だったのです!
↑父:「ああ家政婦さん、ありがとう(*´∇`*)」
青年:「… … … …(死ね。クソ親父!)」
という事は
家族を崩壊させた父親と家政婦に対して
怒っているということ?
(・_・;)
いいえ。
彼は、父親の愛人である
家政婦さんに恋しているのです!
↑お待たせしました!
この家政婦さんを演じているのが
ジェーン・バーキンです。
青年は、家政婦に振り向いてもらおうと
わざと挑発的な行動を繰り返し
ついに
母と妹がクリスマス休暇で家を留守にする日
深夜にデートする約束をするのです
\(^▽^)/
↑彼女の前では、超甘えっ子になる青年。
けれどその晩
待ち合わせ時間に彼女は現れません。
↑… … …
しょんぼりと家に戻ってみると
なんと彼女は
父親とベッドの中だったのです!
…
(-"-;A
傷ついた青年は
父親のライフルを持ち出して射殺!
( ̄□ ̄;)
家政婦さんを?
いいえ。
父親を射殺したのです!
↑マジで死ね!!!
↑ギャァァァァァァァァァァ!!!
クリスマスの惨劇!
青年はパニックになった家政婦を拉致し
車に乗せて父親の古い別荘へと
逃走するのです!
↑死にたくなければ一緒に来い!
( ̄Д ̄;;
…えっと
これって恋愛映画じゃないの?
はい。
これはとても歪んだ恋愛映画
なのです。
青年の父親に対する憎しみは
恐らく
エディプスコンプレックス
といわれるのもの。
子供が大人になる際に
家の中の権力者である父親に
無意識に対抗し
父から母親を奪って独占しようとするもの。
けれど彼の場合の対象は
父親が既に、愛していない実母ではなく
愛人の家政婦だったのです。
↑父が既に愛していない母親を奪っても
権力の奪取にはなりません。
彼の恋心が家政婦さんに向けられたのは
当然の帰結なのです。
という事は家政婦さんは
身勝手な青年の犠牲者ということ?
いいえ。
映画の後半では
そうとも言えなくなって来るのです。
↑楽しそうに買い物をする家政婦さん。
なぜ??
一体、二人には
何が起こったのでしょう?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑室内サイクルも楽しいわね!
青年は、父親を虐殺した男。
彼女にとっては
恋愛関係にあった人間を殺した男です。
…けれどもし
彼女が青年の父親を
本気で愛していなかったとしたら…
彼は悪者ではなく
彼女を自由にしてくれた人であり
まだ本当の恋も知らない
かわいい男の子に見えるのかもしれません。
↑なんか彼の事、好きになっちゃったみたい…
人が恋するタイミングとは
分らないもの。
青年も家政婦も
想像もしていなかった恋によって
人生を翻弄されていくのです。
↑政治家の殺人事件ですので
当然、あっという間に捜査の手が及びます。
殺人犯と人質(?)は
どんな結末を迎えるのでしょうか?
という訳で次回は
人種を超える恋愛
というテーマで
戦争より愛のカンケイ
という映画を解説してみたいと思います。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑名前が有名すぎて誤解される事が多いのですが
ジェーン・バーキンは
明るいハッピーエンドが多いアメリカ映画ではなく
人生とは何ぞや?を考える
フランス映画に多く出演されている女優さん。
だから、こんな感じの不思議な映画にも
数多く出演されているのです
ヽ(=´▽`=)ノ
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