こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

本日も

 

さや侍

 

 

という映画を通して

 

想像力と
これが私の生きる道!

 

というテーマでお送りしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

これが私の生きる道!

 

というのを

 

自分で口から説明するのは

 

ちょっと恥ずかしい気がしませんか?

 

 

 

 

 


ですので

 

他者の人生哲学やポリシーを知るためには

 

その人の行動や

 

作ってきたものの中に隠されている

 

生き様のヒント

 

を探り出していくことが必要となってくるのです。

 

 

 

 

 


本日のさや侍は、松本人志監督の作品。

 

 

 

 

 

 

松本人志さんは

 

お笑いの世界で生きている方ですから

 

私たちとしては

 

松本さんの求める笑いとは
どういうものですか?

 

とか

 

お笑いとは
どんな日々で成長させるのですか?


とか

 

お笑いをする人にとって
何より励みになるものとは何ですか?


などといった質問は

 

してみたいのではないかと思います

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 

 

 

でも、それらの答えって

 

椅子に座って真面目な顔で語られても

 

ピンとこないのではないでしょうか?

 

↑「お笑いについて考えている事を話します!」

と言われても

実際にお笑いを仕事にしていない我々には

聞いても解りにくいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

この映画は

 

公開当時、あまり評価されなかった作品

 

(ノ_-。)

 

 

 

 

 

 

レビューなどでは酷評が多く

 

その多くは

 

ギャグが面白くない

 

時代劇として変なところが多い

 

独りよがりで楽しめない

 

そもそも

何が伝えたかったのか分らない


と言ったものが多かった気がするのですが

 

もし、この作品が

 

先ほどの質問に対しての

松本さんの答え

 

だったとしたらどうでしょうか?

 

 

 

 

 

 

そう!

 

 

 

 

 

本作は、コメディ映画でも時代劇でもなく

 

松本人志というお笑い芸人が

 

どのような気持ちで

お笑いの世界で生きてきたか

 

そして

 

この後どうしていくかを語った

人生哲学映画

 

なのです。

 

↑こんなシーンがあっても

ギャグで笑ってもらおうというシーンではないのです。

 

 

 

 


主人公は逃亡者。

 

 

 

 

 

 

冒頭で3人の殺し屋に襲われ

 

血まみれになりますが

 

何故か死なずに、ひたすら逃げていきます。

 

 

 

 

 

 

これは

 

殺し屋=他のお笑い芸人

 

と置き換えてみれば

 

なぜ、襲われたのに死ななかったのか

 

という疑問はなくなります。

 

↑彼を追いかけて来る殺し屋は

りょう、ROLLY、腹筋善之助というお笑い芸人。

 

ねっ!

彼らはお笑いをしている主人公の

後続の芸人なのです。

 

 


 

 

 

主人公は

 

お笑いの道を捨てて

逃げている男

 

だったのです!

 

 

↑主人公は侍ではなく

お笑いの道から逃亡した男なのです。

 

 

 

 

 


そんな男は、ある藩で捕えられ

 

“三十日の業”

 

という刑を受ける事となります。

 

 

 

 

 

 

 

この刑は

 

母親を病気で亡くした藩の若君に

 

お笑いを披露して笑顔を取り戻させるというもの。

 

↑笑いを忘れた人に

笑いを取り戻させるのといのは…

 


↑パッチアダムスと同じですね!

 

 

 

 

 

 

芸は1日1つだけ。

 

 

 

 

 


30日間の間に

笑わせられなければ切腹

 

と、いうものです。

 

 

 

 

 


…実際には

 

こんな刑ある訳ないですよね!

 

 

( ̄□ ̄;)

↑これも、この映画が嫌われた理由

 

 

 

 

 

 

この方法だと

 

若君が苦しんでいるのに

 

罪人が来るまで放置しておく事になりますし

 

そもそも

 

罪人しかお笑いをやってはいけない

 

というルールも変です。

 

 

 

 

 

 

ですので、これも

 

罪人=芸人

 

母を失った若君=

悲しみで笑顔を失った人

 

と置き換えてみれば

 

芸人なんだから

悲しみに暮れている人を

笑顔にしてみせろ!

 

という

 

お笑い芸人に求められる

究極の命題

 

を描いていると思われます。

 

↑お前は、絶望している人に

お笑いで生きる気力を取り戻せるのか?

 

 

 

 

 

 

では1日1芸とは?

 


それはもちろん舞台のこと。

 

 

 

 


1回の出番で

 

笑いをとらなければ切腹。

 

 

 

 

 

 


これぞ、お笑いの世界なのです。

 

↑1日1回の舞台がこんなだったら…

 

「イリュージョニスト」は

奇術師の落日を描いたアニメです。

 

 

 

 

 

 

だから、日々切腹を言い渡される主人公は

 

観客から面白くないと言われ続ける

 

芸人の投影なのです。

 

 

 

 

 

 

さて、主人公は三十日の業で

 

どんな芸を披露していくのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

そして若君は

 

30日の間に、笑顔を取り戻せるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑つまらないなら

生きる意味なんてないんだぞ!

 

という日々処刑場にいるような感覚が

お笑い芸人の世界なのです。

 

 

 

 

 

30日の日々の中でも

 

お笑いの道を歩む上で経験するべきことは

 

たくさん描かれています。

 

 

 

 

 

周囲の意見に

素直に耳を傾けること。

 

 

体を張って

お笑いに取り組むこと。

 

 

観客がいてくれる事の

ありがたさ。

 

必死で取り組む事で

少しずつ理解してくれる家族

 

↑あきれるほどくだらない事を

体を張ってやり抜く!

 

 

 

 

 

そんな主人公がラストに残すのは

 

お笑い芸人の最後

 

そして

 

お笑い芸人は死後

どのような存在になるのか

 

というのも

 

キチッと描かれています。

 

 

 

 

 

 

もし内容がわかりにくいようなら

 

内容をお笑いではなく

 

料理やヘアスタイルに置き換え

 

料理人や美容師としての生き方として考えれてみると

 

案外分りやすいかもしれません

 

(*´∇`*)

 

 

 

 

 

 

食に喜びを見出せない人を

笑顔にする料理を作れなければ切腹

 


自分の容姿に悩んでいる人に

笑顔にできる髪形を作れなければ切腹

 

もちろんどちらも

 

チャンスは1日に1回だけ!

 

 

 

 

 


そんな宿命を背負って

 

日々生きているプロフェッショナルたちは

 

この映画で描かれている事を

 

きっと理解して頂けると思います。

 

 

 

 

 


30日というのは

 

簡単に絶望しない事でもあります。

 

 

 

 

 

 


この作品は

 

自分の生きる道において

 

日々切腹を命じられてもあきらめず

 

人を喜ばせるためにもがき続ける人々のために

 

作られた映画でもあるのです。

 

↑死んじゃう?

 

いいや。

死ぬ気でなくちゃ笑いなんてとれないんだよ!

 

 

 

 

 


という訳で次回は

 

受難の道とは?

 

というテーマで

 

パパVS新しいパパ

 

という映画を解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 


ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑あまり解説し過ぎるのもどうかと思うので

なぜ「鞘しかない侍」なのか

ラストで歌われる歌の意味は

是非、一緒に考えて頂ければと思います。

 

分らない事とは

価値を考えるものでもあるのです。

 

 

 

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