こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
ウォンテッド
という映画を通して
想像力と
スペクターへの道
というテーマでお送りしたいと思います。
前回のダイ・アナザー・デイでも
ご説明したとおり
21世紀になって難しくなったことの一つに
実在する国や組織を
敵として描くことの難しさ
があります。
中世の歴史モノならまだしも
第二次世界大戦のような戦争モノでさえ
視点の違いによって
相手から抗議を受ける場合も少なくないのです。
これは東西冷戦のような
単純な敵と味方がなくなってしまったから!
1980年代初頭までは
お互いに敵国が明確だったので
憎い敵をやっつけろ!
という映画は
支持されやすかったのだと思います。
↑ロッキー4は
ボクシングでの対決だから大丈夫ですが
もし人と人が
殺しあっている映像ならNGです!
けれど、この実在の敵と戦う映画は
時が経過すると
様々な齟齬が生まれる可能性があることも
次第に分ってきます。
007シリーズでも
リビング・デイライツ(1987年)で
ボンドはソ連の悪党と対決するために
アフガンのムジャヒディーンと共闘しますが
彼らの多くはは2001年以降
アメリカと対立するゲリラとなっていきます。
↑リビング・デイライツで戦った戦士は
後にアフガン戦争で戦うことになる人々でした!
そう!
現代のような不確実性の時代は
うかつに実名の敵を登場させるのは
とても危険なことなのです。
↑ランボー3/怒りのアフガン(1988年)でも
全く同じ問題が起こっています。
ですので21世紀以降は
多くのスパイ映画に
架空の敵が登場することになるのです
ヽ(=´▽`=)ノ
架空の敵なら
どんなに残虐な組織でも
容赦なく全滅させても
誰も文句を言ってきませんよね!
↑スペクターが復活する機運は
時代が招いたのです!
マーベルのスーパーヒーローたちが
特定の国や組織と戦わないのも
エクスペンダブルズのメンバーが
個人的な悪人と対決するのも
21世紀的配慮からだと考えられます。
↑キャプテン・アメリカの敵であるヒドラも
特定の国や組織とは関係ない
悪の秘密組織です。
本日のウォンティッドは
フラタニティという秘密結社に所属する
暗殺者が登場する映画ですが
彼らもまた
特定の国や組織をターゲットにしません。
↑古い織物工場の中にあるフラタニティの支部。
本部がどこにあるのかは
構成メンバーも知らないのです…
彼らは
世界の秩序を乱す悪人を
神に代わって抹殺する
という
必殺仕事人のような存在!
秘密の特訓を受けることで
潜在能力を最大限に引き出せるようになる
スーパー暗殺者たちなのです。
↑メンバー一人ひとりが一騎当千の
殺し屋軍団なのです!
暗殺するべき相手は
<運命の意志>
と呼ばれる
自然の摂理から読み解かれた
人類の敵となる運命の人間を探し出す
神秘の機織り機によって
自動的に記されていきます。
↑千年前から、人類を災厄から守り続けた
神秘の機織り機。
暗殺すべきターゲットは
神の啓示に従って決められるのです。
フラタニティのメンバーは
その命令に従って
粛々とターゲットを抹殺していくだけ。
そんな秘密組織に
ごく平凡な青年のウェスリーが
突然スカウトされます!
↑ウェスリーは
何のとりえもない平凡な会社員。
一体何故
平凡な青年がスカウトされたの?
その理由は、ウェスリーの父親が
フラタニティの伝説的殺し屋
Mr.Xだったからなのです!
伝説の殺し屋の遺伝子を受け継ぐウェスリーは
徹底的に鍛えれていけば
やがてはフラタニティの後継者へとなれる
隠れた逸材だったのです。
↑昔から動悸がひどいウェスリーでしたが
それは動悸ではなく
人よりも心臓を早く動かすことが出来る
特異体質だったからなのです!
自分の父親が
敵対する組織の暗殺者クロスによって
殺されたことを知ったウェスリーは
メンバーになることを決意!
↑今までさんざんバカにしてきた同僚を
思いっきりぶっ飛ばして
暗殺者の世界へと足を踏み入れます。
地獄の特訓で
何度も死ぬ寸前まで追い詰められながら
次第に天賦の才能を開花させ
凄腕の殺し屋となっていくウェスリー。
↑ほんどん死にかけていても
組織に伝わる秘伝のお風呂に入ると…
↑あっという間に回復するウェスリー。
だから何度でも
瀕死の特訓をやらせられるのです!
↑ウェスリーの教育係となった
先輩暗殺者のフォックスもお隣のお風呂に!
アンジェリーナ・ジョリーのサービスカットですね!
けれどクロスは超一流の殺し屋!
果たしてウェスリーは
父親の仇であるクロスを倒すことが
できるのでしょうか?
↑次第に才能を開花させていくウェスリー。
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑因縁の対決の結末はいかに!?
この映画の場合は
敵も味方も架空の組織である以上
どんなに過激な内容でも
どこからも苦情は出てきませんね!
↑何も知らないウェスリーを
スカウトしに来たフォックスの登場シーン。
こんな組織は絶対実在しません!
この映画ではじめて
映画の製作総指揮を勤めたマーク・ミラーは
これ以降も
キック・アスやキングスマンという
悪と戦う青年の映画を作り続けますが
それら全ての作品に
実在の敵が登場しないのも
2001を経験した世代の作品だから
なのだと思います。
↑ちなみに、全てコミックが原作です!
国や組織に対して
知らない人から勝手に悪役と呼ばれるのは
辛いこと。
冷戦が終ってから起こった
相手に対するデリカシーのない行動が招いた
世界各地の悲劇は
人々の心に痛みをもたらしました。
そして人類とは
そんな痛みを知ることで
他者への配慮に思い至るものなのかも
しれないのです。
という訳で次回は
一流女優が
アクション映画に
出るようになった訳
というテーマで
再び
ダイ・アナザー・デイ
という映画を
解説してみたいと思います。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑実は、この映画でフォックス役を演じた
アンジェリーナ・ジョリーも
ダイ・アナザー・デイのボンドガールを
熱望していたのです!
一体どうしてなのでしょう?
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