こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も

オペラ座 血の喝采


という映画を通して

想像力と
気がつけば狂気

というテーマについて

考えてみたいと思います。





TSUTAYAさんの発掘良品には

特定の映画監督の作品が

セレクトされる場合があります。





セレクト例①

ジョン・カサヴェテス

イングマル・ベルイマン

ハル・ハートリー

などの

芸術系の映像作家監督

の作品。






セレクト例②

ジョン・カーペンター

ブライアン・デパルマ

などの

特定ファンから強く支持されている
マニアックな監督

の作品。







本日の

オペラ座 血の喝采

の監督であるダリオ・アルジェントは

タイプ②に分類される
マニアックな監督

です。






彼の作品の魅力は

イマジネーションを重視して
作りあげられた造形美

なのです

\(^▽^)/






彼の代表作の

サスペリア


閉鎖的なのバレエ学校の寄宿舎が

魔女の館だったら…

というイマジネーションをベースに

美しい造形を作っていった映画。

↑有名なサスペリアも
ダリオ・アルジェント監督の作品です。





普通の映画は

プロットやストーリーを優先しますが

彼の作品は

印象的なシーンや
色彩や造形にこだわった

感覚で観る映画

なのです。


↑サスペリアは
赤のこだわりが鮮烈!






本日の作品も

インパクトのあるビジュアルの作品!






なにせキービジュアルが

こんな感じです!

↑!!!!!



( ̄□ ̄;)



こんな痛そうなシーンは

なかなかお目にかかりませんよね!







一体どんなシチュエーションで

こんな状況になるのかが

すっごく気になる!





そんな

ドキドキするような感覚に

なりませんか?







それが

ダリオ・アルジェント監督の作品を

楽しむコツなのです

ヽ(=´▽`=)ノ





この作品は

オペラ座の怪人をベースに作られた

シリアルキラーが登場する映画。






オペラ座の怪人は

オペラ歌手を目指す少女の成長を

陰から見守る謎の仮面の男

のストーリー。

↑オペラ座の怪人は
少女を助けようとする怪人です。





確かに本作にも

オペラ歌手を目指す少女と

謎の男は登場するのですが…







この映画に登場する謎の男は

度々少女を襲って
怖い目にあわせるのです!

↑助けて~!!!





( ̄_ ̄ i)


なんでいじめるの?






彼女は

不慮の事故にあった女優の代わりに

突如マクベスに

プリマとして出演することになった

オペラ歌手を目指す少女。

↑アルジェント監督の映画の女の子は
みんな可愛い子ですが
誰もがひどい目にあうのです!




彼女にとっては

突然の初舞台の上に

いきなりの大役ですね!






不安だった彼女ですが

周囲の協力もあって舞台は大成功!

↑代役を見事にこなします!





彼女は一夜にして

注目の女優となるのですが…

↑おめでとう。
あなたは今夜からヒロインよ!




その晩から彼女は

不気味な男に襲われるようになるのです!







謎の男は

少女と一緒にいた助監督を殺害しますが

彼女自身は殺しません。

↑仲が良かった助監督は
彼の家で
彼女と二人っきり時に
殺されます。





彼女はグルグル巻きにして

目の下にセロテープで針を

張られてしまうのです!


↑ギャー!!!




謎の男は一言も喋りませんので

一体なぜ男がそんなことをするのか

全く分りません!






命からがら逃げ延びた少女ですが

翌日からも

彼女の周囲の人は殺され続け

彼女は再び捕まり

目の下に針を張られてしまうのです!


↑やだ!また捕まった!!!



↑さ、刺さる~!!







一体なぜ彼女はこんな目に!

犯人は一体誰!?





それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。






何故男が人を殺し続ける理由も

そして少女を痛めつける理由も

映画のラストには

キチンと説明されるのですが…






正直その理由は

なんだそれ…

というような拍子抜けの内容。


(-"-;A
なんだかな~




けれど

そんなこと
どうでも良いのです!





この映画の魅力は

先ほどご説明したとおり

鮮烈なビジュアル!





上映されるマクベスの

カラスたちがステージ上を舞う

不気味な世界観!

↑カラスの目玉に写るオペラ座。

なんとこれが
オープニングの映像!




鍵穴を覗くと

弾丸が撃ち込まれて吹き飛ぶ頭部!

↑絶対遭遇したくない
シチュエーション!





衣裳部屋のガラスケースに

人形のように閉じ込められてもがく少女!

↑お前も蝋人形にしてやろうか!





どのシーンも

狂気に満ちているのに
ビジュアル的には
とても魅力的なのです

\(^▽^)/







そんなショッキングなシーンは

私たちの目と心に焼きつき

鮮烈な記憶として

いつまでも忘れることができません。







狂気のビジュアル化は
一生記憶に残るインパクトの
創造

でもあるのです。






という訳で次回は

復讐による狂気は
許されるか?

というテーマで

狼よさらば

という映画を解説してみたいと思います。





ではまた(*^ー^)ノ


↑強烈なイメージは
人々のイマジネーションを呼び覚まします。

こちらはファンによるアート。

狂気のビジュアル化は
魅力的なテーマでもあるのです
ヽ(=´▽`=)ノ








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