こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も

ニューヨーク1997


という映画を通して

想像力と
気がつけば狂気

というテーマについて

考えてみたいと思います。





犯罪者の処遇。




これは

いつの時代でも難しい問題です。






罪を償ってもらうために

刑務所で服役してもらうというのが

比較的常識的な処置ですが

もし

刑務所の収容人数よりも
犯罪者の数が多くなってしまったら
どうしたら良いのでしょう?






本日のニューヨーク1999は

犯罪者があふれてしまった近未来が舞台。







この映画ではなんと

ニューヨークのマンハッタン島全体が

刑務所となっているのです!






ご存知の通りマンハッタン島は

ハドソン川とイースト川の間にある中州。

↑マンハッタン島は中州です。





だから

マンハッタン島の周囲を

15mの壁で覆ってしまえば

誰も出ることが出来ない
巨大な牢獄

となるのです!





牢獄といっても、看守はいません!




この刑務所は

終身刑の重犯罪者の牢獄。





犯罪者は

マンハッタン島に送られた後

自力で生き残らなければならないのです!





つまり

自由の女神のあるマンハッタン島は

生きて帰れぬ犯罪者の王国

となっていたのです!




( ̄□ ̄;)!!


…狂った設定ですね!






けれど

行き場をなくした囚人たちを

島に追放するという

流刑

は昔からあったこと!






犯罪者を
更生させるのではなく

見捨てて
社会から排除する

というのは

今でも行われる可能性のあること
なのです!






この映画では

そんな無法地帯のマンハッタン島に

大統領専用機が墜落する

というショッキングな展開となります!







テロリストにハイジャックされた専用機から

脱出ポットでマンハッタン島に降下した大統領の

安否は不明!







救出に治安部隊が派遣されます。






けれどすでに大統領は

無法者たちの人質となっていたのです!






治安部隊はあえなく撤退。






ちなみに大統領は

核戦争を回避するためのサミットに

出席する予定で

核戦争回避のヒントになる重要なテープを

所持していたのです!






サミットが開催されるは24時間後。






だからアメリカ政府が

24時間以内に
大統領とテープを回収しなければ

世界は
破滅してしまうのです!




!!!

(-"-;A


とんでない状況ですね。






ニューヨークを管理している警察は

この状況を何とかするために

ある秘策を用意します。





それは

元特殊部隊の凄腕エージェントだった

スネーク・プリスキンという男を

マンハッタン島に派遣して

大統領を救出させようとするのです!

↑元特殊部隊の伝説の男
スネーク・プリスキン!





ということは

プリスキンは愛国心にあふれた男?







いいえ。




彼は重犯罪者として

ちょうど今日、マンハッタン島に

移送されることになっていたのです!


↑プリスキン自身も受刑者です!




( ̄_ ̄ i)



だったら

プリスキンが協力する理由が

ありませんね!






ですので警察の部長はプリスキンに

大統領を救出すれば

プリスキンを無罪放免するという

交換条件を持ち出すのです。

↑大統領を救出できれば無罪!

お前にとっても
悪い話じゃないだろ?






これなら

プリスキンも協力しますね

ヽ(=´▽`=)ノ





ん?

(・_・;)




でも

これだとプリスキンが

大統領助けるのは無理だわ!

と、救出をあきらめちゃったら

企画失敗ですね!






大丈夫!





部長はそんなこと、

ちゃんと計算済みだったのです!





彼は

協力することを承諾したプリスキンに

予防注射のフリをして

小型の時限爆弾を注入したのです!







時限爆弾のタイムリミットは24時間。






つまりプリスキンは

24時間以内に大統領を救出して
戻ってこないと

爆死してしまうことに
なったのです!


↑あと、20時間に戻ってこないと
キミも世界もオシマイね!






さて、絶体絶命のプリスキンは

大統領を無事に救出して

生き延びることができるのでしょうか?







それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。


↑24時間で任務を果たし
自分と地球と大統領を救い出せ!





この映画は

地獄のような近未来の設定と

スネーク・プリスキンのカッコよさ

などで

後世に大きな影響を与えた作品。


↑「ダークナイト・ライジング」でも
マンハッタン島が悪人たちの王国になる
というアイディアが
継承されていました!






なりふり構わない警察に

狂った契約を押し付けられたプリスキンは

狂った世界へ突入し

狂った人々の中から大統領を見つけ出し

生きてもどらねばなりません。


↑ニューヨークは地獄の一丁目。





そんなプリスキンに

もし最後まで安息が訪れないのなら

ひっょとしたら世界なんて

滅んでしまってもいいかもしれませんね。


↑そんな地獄にも
プリスキンの協力者はいるのですが…






狂気の世界に疲れたら

世界の終わりも

気にならなくなるかもしれないのです…








という訳で次回は

狂気と生きる

というテーマで

蜘蛛女

という映画を解説してみたいと思います。






ではまた(*^ー^)ノ



↑この映画は1981年の作品。

軽薄なバブル期になる直前の
絶望の70年代の空気を持った映画です。

1970年代のSF作品は
未来には破滅が待っている
という終末思想のような作品が多く
どれもが印象的なのです。

それらの作品はいずれ
「想像力とsekaino owari」
というシリーズで
お送りしたいと思います
ヽ(=´▽`=)ノ





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