こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日は

リブ・フリーキー!
ダイ・フリーキー!



という映画を通して

想像力と
異端のミュージカル

というテーマについて

考えてみたいと思います。




前回ご紹介した

ヒッピーのラブ&ピースは

60年代後半に生まれ

70年代後半には消滅したムーブメント


↑愛と平和のヒッピー運動は
70年代後半には消滅していきます。





でも

どうして消滅したのでしょう?






理由はいろいろあると思いますが

大きくは2つ。




①理想社会を
具現化できなかった

そして

②シャロンテート殺害事件
が起きた



ということではないかと思います。







①ヒッピーの目指した
理想社会とは?




ヒッピーたちが目指したのは

愛と平和だけの世界

を作ること!


↑お金はいらない。
愛し合おう!





とても素晴らしい考え方ですが

それって具体的には

どんな社会なのでしょう?





( ̄_ ̄ i)



…よく分りませんね。






1960年代後半に

現代社会を否定した若者たちは

愛しているだけでは
結局のところ
何もできなかった

ということを

自ら証明してしまうのです

(ノ_-。)






簡単に説明すると

ぜんぜん働かないで
愛と平和だけを求めて生きていたら
人生行き詰ってしまった

という感じです。







3日間で40万人以上のヒッピーが集結した

ウッドストックフェスティバルは

愛と平和の祭典でしたが

この祭典が世界を変えることはなく

逆にラブ&ピースの限界が露呈します。


↑40万人が
愛と平和のために集まった祭典。

けれど
別に、世界は変りませんでした…





巨大な祭典が終わった後に

次に何をしたら良いのか

誰も分からなかったのです…


↑ウッドストック音楽祭の後…

宴の後には
空虚だけが残りました。






そして

この愛と平和のフェスティバルの直前に

ヒッピー集団による妊婦虐殺

②シャロン・テート殺害事件

が起こるのです!






シャロン・テートは

若くてかわいい女優さん。


↑シャロン・テート





彼女は「吸血鬼」という映画で

注目されるようになり

吸血鬼を監督したロマン・ポランスキーと結婚。

その後、子供を妊娠しました。


↑幸せいっぱいの
シャロンとポランスキー。







けれど

そんなシャロンは

チャールズ・マンソンと言う男が率いる

マンソン・ファミリー

という狂信的集団に自宅で襲われ

殺されてしまいます。


↑チャーズ・マンソン




本日の

リブ・フリーキー!
ダイ・フリーキー!




この事件の顛末を描いた

人形劇のミュージカル





人形劇といっても

全然、子供向けではありません!


↑チャールズ・マンソン!!






ヒッピーたちの思想は博愛!


↑どんな相手にも愛を!!




けれど博愛思想は

一歩間違えると
悪人や狂人とも仲良くなる


ということなのです!





チャールズ・マンソンは

風貌こそヒッピーに似ていますが

根っからの犯罪者。


↑どことなくヒッピーのようですが
彼には博愛思想なんてありませんでした…




けれど

ヒッピー世代よりも年上の彼は

ヒッピーたちから

私たちの先輩

という感じで慕われ

ファミリーを結成して共同生活を始めます。


↑みんなで楽しく自由な共同生活!





荒野での自給自足を目指しますが

もちろん不可能なので

残飯漁りや車泥棒などを行い

次第に方向性が

おかしくなっていくファミリー。


↑愛と平和なヒッピーたちは
幻覚剤を用いてトリップしていました。

マンソン・ファミリーのメンバーも
LSDなどを常用。

これはいけませんね…






そしてついには

やがてマンソンが予言する

ヘルター・スケルター
(世界崩壊の日)


が、できるだけ早く始まるように

ファミリーのメンバーに

殺人を命じるようになるのです…


↑ヘルター・スケルターは
レコードの中に隠された預言なんだよ!


↑地球の破滅は
へルター・スケルターだ!!

ちなみにヘルター・スケルターとは
ビートルズのホワイトアルバムに
収録された曲名なのです…

(-"-;A









(((( ;°Д°))))


とこが愛と平和!?







さて

狂気の集団マンソン・ファミリーは

どのようにして

シャロン・テートを殺害したのでしょう?



それは是非、皆さん自身の目で

ご覧になって頂ければと思います。




↑シャロン・テートは夫が留守の晩
友達たちと一緒にいたところ
マンソンのファミリーに襲われて殺されます。





ラブ&ピースの追求の果てに

社会に対する憎しみや破滅願望を抱き

自分たちの理想追求のために

凶暴化していく。






これは典型的な

カルト集団の行く末です。


↑オレを受け入れない世界は
滅んでしまえ!!





目を覆うような虐殺は

生身の人間の演技では直視できない

と思いますので

不気味な人形たを使うのは

正解だと思います。


↑彼らが実際にやったことは
リアルな映像では
ちょっと直視できないと思います
(>_<)







虐殺を命じたチャールズ・マンソンは

死刑判決を受けますが

法律が変更されたため終身刑となり

現在でも生存しています。

(2015年現在)


↑チャールズ・マンソンは…


↑まだ存命中!




そして

ラブ&ピースから始まって

最後には狂気へと変貌する集団は

今も尚、世界中に存在します。






理想の果ての絶望は
狂気に至る道


のなのかもしれませんね。







という訳で次回は

発掘良品シリーズに戻り

戦場のミュージカル

というテーマで

素晴らしき戦争

という映画を解説してみたいと思います。





ではまた(*^ー^)ノ



↑特段の理由もなく
マンソン・ファミリーの犠牲になった
シャロン・テート。

この事件によって
ヒッピーたちのラブ&ピースは
カルト化もしれない…
とバッシングされ力を失います。

現代でも
猟奇殺人が起こると必ず
「○○のせいだ!」
とバッシングされるのと同じです。


そして
ヒッピーを捨てた若者たちは
時代を消費して楽しむ
80年代の若者へと
変身して行ったのです…




↑ちなみに
シャロン・テートの享年は26歳。

お腹の赤ちゃんも一緒に
惨殺されたのです…






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