こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も

「SF/ボディ・スナッチャー」




という映画を通して

想像力と
替え玉人生

というテーマについて

考えてみたいと思います。






前回ご紹介させて頂いた

「パラサイト」

の中で

高校生たちが何度も

ボディスナッチャーの
サヤ人間が~

というセリフを口にします。


↑「あの映画の中では…」と
度々引用されるサヤ人間とは?





という訳で本日は

ボディスナッチャーのサヤ人間

について

説明したいのですが…






実は

サヤ人間が登場する

同じ小説が原作の映画は

全部で4作も存在するのです!


↑原作は4作とも
ジャック・フィニイの「盗まれた町」





本日の

「SF/ボディスナッチャー」


その中でも最も怖い映画。







この映画でも

宇宙から来た寄生生命体が

人間の体を乗っ取ります。


↑宇宙の彼方に生息していた
糸状の生物


↑彼らは人知れず地球に飛来。

植物と融合して
活動を開始しました。





乗っ取る方法は

人間が寝ている間に
代わりになるカラダを複製し

人間でいた時の記憶も一緒に
入れ替えてしまう

というもの。


↑ウトウトしているウチに
自分のコピーを作られてしまいます!





( ̄□ ̄;)




これは…

防御不可能ですね!






主人公の一人エリザベスは

昨日から

夫の様子が変になったことが

気になりました。







大好きなフットボールの試合に

行かないといい出し

夜中に何かのゴミを捨てに行く夫。


↑あの人、なんか変だわ…






翌日夫の後を

こっそりつけてみると

全く知らない人たちと密会し

何かを貰っていました。





( ̄_ ̄ i)



なんだか怖いですね。







エリザベスは

同僚のマシューに相談しますが

彼の近くでも

妻が本物の妻ではない!

夫が本物の夫ではない!

と言う人が出てくるのです。


↑異変に気づいた二人ですが…





ただ事ではないと気づいた

マシューとエリザベスですが

その頃にはもう

警官や政府の上層部なども

すっかり

何かに入れ替わっている感じ

なのです。


↑エリザベスがマシューと話すのを
ジッと聞いている夫。

普通じゃありませんね…





さて

彼らはこの状況から

逃げ延びることができるのでしょう?






それは是非、皆さん自身の目で

ご覧になって頂ければと思います。






よく知っているはずの人間が

まるで別人のように思える。






これは

カプグラ症候群

と呼ばれる

神経症の一種。



↑カプグラ症候群については
「ブロークン」という映画で
詳しく説明しました。



「ブロークン」の回はコチラ





けれど

この映画の雰囲気としては

時代の変化に
取り残された人の恐怖

という感じでもあるのです。




ある日気がつけば

周囲の人たちの価値観が変ってる。





気がつけば

みんなが携帯ではなく
スマホ持ってる


とか

みんな好きだったミュージシャンが
ある日誰も
見向きもしなくなる






そして

それを理解できない自分を

まるで異常なモノを見るような目で

周囲の人がじっと見ている。



↑みんなが変ってしまい
気がつけば私たちの方が異端者に!






そんな

流行などによって
理不尽に異端と糾弾される
現代社会の恐怖



感じられるような作品が

本作なのです。






気がつけば
自分だけ
取り残されている

というのは

恐らく

現代社会で
最も恐ろしいことの一つ


なのではないかと思います。


↑周囲の人に紛れ込め!

異端だと悟られないよう
「フリ」をしろ!






という訳で次回は

発掘良品シリーズに戻り

替え玉の後始末

というテーマで

「カプリコン1」

という映画を解説してみたいと思います。







ではまた(*^ー^)ノ



↑さぁ。
もう「前のあなた」は必要ありません。

新しい時代の人になり
古いあなたは始末してしまいましょう!








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