こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も

「僕のピアノコンチェルト」




という映画を通して

想像力で考える
子供と環境

というテーマについて

考えてみたいます。






学校という特殊な環境で

孤独になるのは

いじめっ子やいじめられっ子

ばかりではありません。





みんなより頭一つ秀でた存在である

天才タイプ


学校内で孤独を味わう場合が

少なくないのです。





天才タイプが孤独になる原因は
主に二つ




原因① 外的要因


天才に対する

大人の期待や賞賛に対して

周囲の学生が嫉妬して

距離をおいたり、いじめたりする。







原因② 内的要因


天才が興味を持っている話題や

考えている事が同世代の友人たちと違い過ぎるため

精神的に孤独を感じる







何かを10知っている人は

友達から「物知り」と呼ばれますが

100知っている人は

変わり者とか変人と呼ばれてしまう。

という感じです。





つまり天才は

自分も周囲も悪い訳ではないのに

気がつけば孤独に

なってしまうのことが多いのです

(ノ_-。)






本日の作品の原題は

「VITUS(ヴィトス)」






ヴィトスとは

主人公の天才少年の名前です。


↑主人公のヴィトスは天才児です。




彼は子供の頃から天才ぶりを発揮!





8歳の頃には

大人と同レベルの会話ができ

パラドックスという言葉の意味を

知りたがるような少年です。






当然、周囲の子供たちとは馴染めません。






その上、ピアノの才能も天才的!

↑天才的なピアノ演奏は
周囲の大人たちを圧倒してます!





母親は、

ヴィトスのためを思って

幼稚園を辞めさせます。


↑ヴィトスには幼稚園は不要ね!





ヴィトスは大喜びです

\(^▽^)/






さらにお母さんは

今までピアノを教えていた

おばあちゃんの先生も辞めさせて

音大生たちが通うような学校で

専門的に勉強させようとします。






ところがこれには

ヴィトスは猛烈に反発するのです。


(・_・;)

???

どうして?





また

両親の留守中にベビーシッターを

頼んでいた女の子も

お母さんは辞めさせてしまいます。






理由は

彼女の奔放さが

気に食わなかったから!


↑ベビーシッターの女の子は
ヴィトスを自分の弟のように
可愛がります(^^)





ヴィトスと一緒に部屋で

スパイスガールのコンサートの真似を

やっているのを隠しカメラで観て

教育上ふさわしくないと思ったのです。


↑ヴィトスの伴奏で
楽しそうに歌う女の子!

でも着ているドレスは
ヴィトスのお母さんのものです
(>_<)







けれど、これにも

ヴィトスは猛反発するのです。






一体なぜ?

( ̄□ ̄;)!!

幼稚園を辞めるのは
喜んだのに?






それは

母親が

ヴィトスを
理解してくれる人




どんどん
引き離してしまうから


なんです。








母親にとっては

ヴィトスの才能を伸ばすことが
自分の務めであり

そのために

障害になるようなものを
排除すること




ヴィトスに対する愛情

でした。







けれどそれは

ヴィトス自身を愛しているのではなく

彼の才能を
愛しているだけなのです







理解してくれる人々を

次々と奪われていったヴィトスは

心を閉ざすようになり

ついには

マンションから飛び降りてしまうのです!


↑最高の教育環境を整えたにも関わらず
心を閉ざしてしまったヴィトス。








幸いにして

大きな怪我をしなかったヴィトスですが

落下の後遺症で

天才的な頭脳も

ピアノ技術も失ってしまいます!


ある雨の日に
ベランダから飛び降りたヴィトス!




↑転落後のヴィトスは
ごく平均的な少年になってしまいました…






さて

一体ヴィトスは

どうなってしまうのでしょう?






それは是非、皆さん自身の目で

ご覧になって頂ければと思います。





ごく普通の少年になったヴィトスを見て

母親は落ち込み、酒やタバコに溺れます。





彼女は、ヴィトスの才能が

消えたことを嘆き悲しんでいます。




…ということは

ヴィトス自身の事は

愛してなかったということ?


↑「母さん愛してるよ」というヴィトスに対して
ただ涙を流す母親は

ヴィトス自身ではなく
彼の才能だけを愛してたのです…





天才は

才能だけを愛している人を見抜き

孤独を感じます。





天才にとって
何よりも大切なこと

とは

才能を愛する人との
交流ではなく


一人の人間として
愛してくれる人との交流


だったのです!


↑この映画で重要な役割を担う
ヴィトスのおじいさん。

彼はヴィトスの天才性ではなく
人として愛してくれるのです。





という訳で次回は

子供たちの出す結論の
不確かさ


というテーマで

「ブタがいた教室」

という映画をご紹介したいと思います。




ではまた(*^ー^)ノ



↑家具屋のおじいちゃんは
ヴィトスの好きな蝙蝠をモチーフに
人力飛行機をつくってくれます。






↑けれどお母さんは
天才の指が傷つくことを恐れ
ノコギリを取り上げてしまうのです。

こうして天才は
自分ではなく才能を愛しているとを知り
孤独を感じるのです…








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