こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日は

「チャッピー」




という映画を通して

想像力で考える
子供と環境

というテーマについて

考えてみたいます。





本当はこのテーマを

「ソロモンの偽証」

という映画を通して考えてみたかったのですが

この作品は

裁判の映画という視点で観てしまうと

どうしても

物足りなさを感じてしまう作品。


↑「痛快な裁判の映画」
を期待して観ると

ちょっとガッカリだな…

という感想になってしまう
作品なのです。






けれど

学校という環境に置かれた
子供たちの問題



関心を持っている方にはきっと

色々考えさせられる
良質な映画

だと思うのです。






ですので

ソロモンの偽証を
観る前の予習

として

子供の環境に関する映画


いくつかご紹介できればと思います

ヽ(=´▽`=)ノ






本日の

「チャッピー」

には

完全な人工知能を作った

科学者ディオンが登場します。


↑天才科学者のディオンは
とても良い人です。






彼は南アフリカの兵器会社で

治安維持の警察ロボットを開発した男。








雰囲気は

ロボコップみたいな感じです。


↑ロボットなので
人間の楯にもなってくれます。






このロボットたちは

中央のコンピュータで一括管理!





プログラムが乗っ取られないよう

厳重なセキュリティで守られています。






けれどディオンが

本当に目指していたのは

自分の意思で考え、動き、
成長できるロボット






そんな彼の夢である

成長型AIプログラムは完成しましたが

上司からは

そんなものは採用しない!


却下されてしまうのです。






けれど

どうしてもあきらめきれないディオンは

廃棄処分になったロボットをこっそり回収し

テストに利用しようと考え

自宅へ持ち帰ろうとするのですが…






その帰り道に

ギャングに拉致されてしまうのです!






ギャングは

ちょっと間抜けな3人組。


↑ギャングのボスの名前はニンジャ!

…あんまり
頭は良くなさそうですね(-_-;)





町の顔役に借金を負わされた3人組は

ディオンが

警官ロボットをコントロールする装置を

持っていると思い拉致したのですが

彼が持っていたのは

廃棄用のロボットだけ!


↑ちなみに町の顔役は北斗の拳タイプ!

逆らったら、殺されそうですね。





けれど

AIを起動させたロボットを起動させると

まるで赤ちゃんか生まれたて動物のように

動き始めるのです!


↑オドオド…





言葉も文字も、状況も分らないロボットは

ギャングたちに怯えますが

ギャングの女の子のヨーランディは

ロボットが赤ちゃんだというのを直感的に理解し

チャッピーと名づけて育てようとします

ヽ(=´▽`=)ノ


↑「チャッピーは子供だ!」
と理解してくれたヨーランディーは
チャッピーに優しく接します





けれど

ボスのニンジャは

チャッピーを凶悪ロボットに育てて

犯罪に利用しようと考えるのです!


↑おう!かっこいい歩き方教えてやる!

こう?





さて

ディオンの意図とは異なる

教育環境で育つことになったチャッピーは

一体どうなってしまうのでしょうか?






それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。


↑成功したらゲンコでタッチだぜ!

イエ~!!





この作品は

子供の育つ環境問題について

するどく突っ込んだ作品。







チャッピーは優れた警官ロボットですが

それは

潜在的に優秀

というだけのこと。





彼を育てる環境と

教えらることによって

たとえ潜在的に優秀でも
外見は周囲の人々と同化します



↑金のネックレスをジャラジャラさせ
体中にタトゥー(スプレー)を入れたチャッピー

外見は完璧な不良です!






そして

父親役のニンジャの度重なる

酷薄な扱いに

チャッピーの心は痛み

荒廃するのです。


(ノ_-。)





この映画では

彼をを理解し愛してくれる

ヨーランディーの存在によって

チャッピーの精神は健全でいられます。






けれど現実社会には

ヨーランディーのような母親に

出会えなかった子供も

沢山いるのではないでしょうか?






ロボットの映画のように見え

実は

親子の問題、倫理の問題

そして

治安の問題やAIの進化について
描いている


この作品は

多面的な問題を提示しつつ

アクション映画としても
ヒューマニズムの映画としても
楽しむことができる

とても完成度の高い作品

なのです。


↑もちろん
すごい敵とのバトルも
用意されています!






という訳で次回は

いじめられる側の本質

に鋭く迫った

「ウェルカム・ドールハウス」

という映画について解説してみたいと思います。





ではまた(*^ー^)ノ



↑大好きなママを守るチャッピー



↑そして
そんなチャッピーを守る
ヨーランディ!


そんな相互愛の関係は
劣悪な環境下でも
優しい人格を育てるのです。






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