こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も

「ピノキオ」




という映画を通して

想像力で考える
罪と罰

というテーマについて

考えてみたいと思います。






人間は決して

聡明な生き物ではありません。






故に

時に迷い、間違い、愚行を重ね

その結果から学び

少しずつ成長していくのだと思います。




そんな

罪と罰をテーマにした映画紹介は

続けようと思えばいくらでも続けることができる

人間の成長の歴史

のようなものなのだと思います。





ですので、このあたりで

一旦終わりにしたいと思います。







最後の罪と罰は

罪の中でも、最も悪質だと思われる

「学ばない」

という事について

考えてみたいと思います。






本作は

とても有名なディズニー作品。






「星に願いを」

という有名な曲で幕を開け

純粋人形ピノキオが、様々な困難に立ち向かい

最後には望んでいた人間になれる

という

感動的なストーリーですが

原作の「ピノッキオの冒険」は社会風刺小説。


↑善人のおじいさんの願いが叶って
命を授かるピノキオ。


↑原作では
木の状態の頃から意思を持ち
色々注文をつけます。







原作では、

何も考えずに

好きなことだけをして失敗を繰り返す

という

子供の愚かな選択の見本

のようなピノキオでしたが

映画版では

純粋で疑うことをしらないピュアな人形が

悪人たちに騙されてしまう

純粋さにつけこむ悪意の
被害者


という感じになっています。


↑純粋少年の前に次々と現れる
悪意の塊のような人々!

人形遣いストロンボリは
ピノキオを監禁して稼がせようとします。

ピノキオ、かわいそう!






愚か者の見本

だったのに

ピュアな被害者

に…



( ̄_ ̄ i)



↑騙されて働かされていても
ピノキオはとってもピュアなので

あまり
罪に対する罰を受けているように
見えません。





まぁ、結果として

ピュアなピノキオは

世界中の人に愛される存在

となったのですから

良かったのではないでしょうか

ヽ(=´▽`=)ノ







けれど原作の

何も考えない愚者への罰

のようなシーンが

この映画には

少しだけ残されています!






そのシーンとは

プレジャー・アイランド

です。


↑ようこそ!プレジャー・アイランドへ!







子供ための自由の島

という謳い文句に喜んだピノキオは

これまでの愚行を反省して

勉強するという決意を

あっという間に翻し

プレジャー・アイランド行きの馬車に

乗り込みます。


↑監禁されている訳ではないので
もし、ピノキオが改心していたら
乗ることはなかったハズです
(>_<)





同行するのは

同じく勉強する意思の全くない

愚かな子供たち



↑ピノキオ、あっという間に
愚者まっしぐら!







そんな彼らがたどり着いた島は…






ソドムとゴモラのような島
だったのです!



↑悪徳と狂気を感じるプレジャー・アイランド!







子供たちは

酒を呑み、タバコをふかし

暴力を振るい、破壊活動を楽しみます!


↑ここは喧嘩上等ゾーン!

思いっきり殴る蹴るOKだよ!!







ピノキオは

グダグダな顔でハマキを吸っている

純粋な良い子とは程遠い存在に成り果て

気がつけば

ロバになりそうになります!


↑好き放題の…


↑愚行の果てに…



↑人間失格に!






なぜロバに?





それは恐らく比喩。





ここでのロバは

人間としての言葉をしゃべれず

人に鞭打たれて

死ぬまで重荷を持たされて

こき使われる存在





これって

学ばない
という選択をした罪に
対する罰


なのではないでしょうか?






ピノキオ自身は

彼をサポートしてくれる良心

ジムニー・クリケットによって救われ

ロバにはなりませんでした。




↑100%自己犠牲で
ピノキオを善導してくれるクリケット。







けれど

クリケットのようなサポーターがいない

その他の子供たちは

どうなってしまったのでしょう



↑人生のサポーターなしの
愚行少年の末路は…





それはもちろん







悪人の思うがまま

なのです。





ピノキオという

とても幸運に恵まれた少年の裏に消えた

無数の愚行少年たち。





彼らの行く末は誰も知りません…



↑この後の人生は…

それは皆さんの
ご想像にお任せいたします。





学ばない罪に対する罰




それはきっと




その後どうなったのか

誰も知りません

ということなのではないでしょうか?





愚行を繰り返す人間を

救うことは

他者には不可能なのです…






ではまた(*^ー^)ノ


↑プレジャー・アイランドの愚行は
多くの示唆を含んでいます。

もちろん、今の時代でも
愚行を繰り返す子供たちの行く末は
同じなんですよね。








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