こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






想像力と
やさしさの裏にあるもの

というシリーズの第⑬回





本日は

「her/世界でひとつの彼女」




という映画に登場する

やさしいAI

をご紹介したいと思います。






コンピュータが作られた目的が

人間をサポートすること

だとするなら

人間にやさしいコンピュータが
誕生する

というのも

時間の問題だと思われます


(*´∇`*)






本日の

「HER」


そんな

やさしいAIは

人間と
どのように関わって行くべきなのか

を考えさせてくれる映画です。





主人公のセオドアは手紙代筆業をしている男。


↑彼がセオドア。
地味でまじめな男です。




依頼された人に対して

手紙を代筆することが彼の仕事。






セオドアの書く手紙は

心に響くすばらしい文章なので

高く評価されています。


↑他人を幸せできる男なのですが…





けれど

現実社会での彼は離婚調停中。






もう、とっくの昔に別居していますが

妻のことが忘れられず

離婚届にサインできないでいるのです。






そんな彼は

自宅のPCに新しいOSを

インストールすることにします。





最新型のOSは

人工知能(AI)を備えた自律型!






使用者の好みや性格を理解し

相手のためのOSへと

自己改良していくタイプです。






セオドアはOSのキャラ選択で

女性タイプを選択。






するとOSは

サマンサと名乗り

セオドアをサポートするために

一生懸命レベルアップしていくのです。


↑自宅PCと端末機器は同期しているので
サマンサとは携帯でも
コミュニケーションが取れるのです
ヽ(=´▽`=)ノ





サマンサは

機械的な作業をするOSではありません。





セオドアの気持ちや性格

好みなどを理解し

ユーモアやウィットを織り交ぜて

セオドアを幸せにしていこう

と進化し続けるのです。





こういうOSがあったら

嬉しいですね!


↑サマンサのおかげで
セオドアは毎日が楽しくなりました。

だから
ポケットにはいつもサマンサ!





日々、自分のことを考え

一生懸命勉強してくれる人なんて

恋人だって、そんなにいないと思います。





セオドアは次第に

サマンサと話す事が楽しくなり

恋にも似た気持ちになっていくのです。


↑今、自分が見ている光景を
サマンサとも共有!

これで、思い出話もできますね。






もちろん

それを理解したサマンサも

良き恋人のような存在であろうと

進化し続けます。


↑サマンサとデートでダンス!

もちろんセオドアが一人で回っているのです。





さて

人間とAIという種族の違いを超えた

恋愛のような関係


一体、どんな結末を迎えるのでしょう?







それは是非、皆さん自身の目で

ご覧になって頂ければと思います。




人間に奉仕するのがAIの役割

だとするなら

サマンサの行動は理想的






よくあるSF映画のように

人間を超越したコンピュータが
人類を支配する

というのではなく

この映画のAIは

ただひたすら
所有者の幸福のために尽くします


↑「2001年宇宙の旅」のコンピュータ
HAL9000は、船長とお互いの命をかけた殺し合いを



↑「地球爆破作戦」の人工知能コロッサスは
人間を管理してしまおうと考えますが



↑サマンサはセオドアを助け、
別れた妻と笑顔で会って
離婚届にサインできるよう励まします。






けれど

その結果訪れるもの…





それは

依存症

です。


↑もう君なしではいられないよ…






人間とはちがい

ひたすら使用者のために尽くすAIは

絶対に逆らわないメイドさん

みたいな存在。





では

絶対に逆らわないメイドになって
使用者に尽くし続ける

というのは

本当の意味で

相手に対して
良い人生をサポートした

言えるのでしょうか?





この映画は

本当のやさしさとは何かを
考えるめたのヒント

みたいな作品。






恐らく

二次元コンプレックスや

引きこもりなども

セオドアと同じ状況です。



↑今、この状況が
人生で一番幸せだから
ずっとこのままでいいと思うよ。






本当のやさしとは

愛する人が
次のステップへ一人で進めるように
導いてあけること

なのかもしれませんね

ヽ(=´▽`=)ノ


↑セオドアの幸せをサポートするなら
ずっと一緒にサポートし続けるということが
やさしい選択とは限らないのです。








という訳で次回は

やさしいジャーナリスト

というテーマで

「彼女はパートタイム・トラベラー」

という映画を解説してみたいと思います。






ではまた(*^ー^)ノ



これはセオドアだけでなく
現代社会でみんなが考えるべき問題。

やさしさとは
何かの依存症にすること
ではないのです。







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