こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/




本日は

背徳の預言者
ウォレン・ジェフス




という映画を通して

想像力と
導く人、導かれたい人

というテーマで

解説してみたいと思います。






これは

現在、刑務所に収監中の

実在する宗教家

ウォレン・ジェフスという人物の映画。





そして

人間の不思議な心理を
知ることができる映画

でもあります。






ウォレン・ジェフスは

アメリカにあるキリスト教系の教団

FLDSの教祖です。






FLSDは

キリスト教といっても

かなり異端な考え方の宗派。




なんと

一夫多妻制なのです!


↑みんな一人の夫の奥さん!





一夫多妻制の宗教団体の存続が

現代社会でも認められているアメリカって

不思議な国ですね。


(ユタ州では合法なのです!)







ウォレンは父親から

次の指導者と認めてもらえなかった男


↑お父さんから信用されていなかったウォレスは
後継者と認めてもらっていませんでした…







彼らの宗教では

神の声が聞こえる預言者

でないと

指導者にはなれないのです。






けれど

ウォレンには野心がありました!


↑父からの不遇に
ずっと不満だったウォレス






父親が死ぬと

他の次期指導者候補を

排除していきます。


↑ちっ。
俺を差し置いて教団を導こうなんて
許さないぜ…






その方法は…

神からの預言

です。





預言というのは

未来を予知する「予言」ではなく

神から預かった言葉

という意味。





誰かが

私は
神様から言葉を受け取った!

と言えば

それを
嘘だと論証するのは難しい


のです。






父親譲りの演説の上手さで

ウォレスは

信者たちの心を掴んでいきます。


↑演説だけは得意なウォレス。

いわゆる
アジテーター・タイプです。






けれど彼は

父親ほど慎重な男ではありませんでした。






指導者となったウォレスが行ったこと。




それは

私欲の追求!

でした。






神から夫婦になるよう
預言を受けた


と言って

自分の妻を次々と増やしていきます。


↑キミも、キミも、キミも…

おめでとう!
神に選ばれたんだよ!





そして

そんな妻の中には

未成年者や

死んだ父親の妻まで

含まれていたのです!


↑さぁ君たち。私を喜ばせなさい!





(-"-;A

典型的な悪い教祖ですね…





そんなウォレスの暴走によって

彼らの団体から逃げ出し

未成年者への性的暴行を告白する者も現われ

警察も操作を始めるのです。



↑警察から逮捕状が出ると
信者や妻を残して逃亡!

その後の指令は
カセットテープで信者たちに送ります。






ウォレスは高潔な人間でも

指導力がある人間でもありません。





けれど

神の名前を語り
預言者として振舞う才能


持っていたのです。






だからこそ彼は

神を信じたい人たちによって

支持されました。




神の名によって
人々を導きたい人




神によって導かれたい人

とは

共生関係が成立する

のです。





映画のラストでは警察に捕まり

刑務所に収監され

ボロボロになったウォレスは

信者たちに懺悔します。


↑現在、禁固100年の刑に
服役しているウォレス




けれど…




この後に

衝撃のラストが待っているのです!





一体何が?





それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。






本当に恐ろしいのは

迷える人を導く人よりも

導かれたい人たち

なのかもしれませんね




ではまた(*^ー^)ノ






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