こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日は

「ブーリン家の姉妹」



という映画を通して

想像力と
一世一代の大チャンス

というテーマで

解説してみたいと思います。






世界史には時より

異様な人物

が登場します。






イギリスの

ヘンリー8世


そんな

異様な人物の一人です



↑メチャメチャ肩幅が広い
ヘンリー8世!





日本だと

あまり馴染みのない方

かもしれませんが





経歴を見ると…






妻①
キャサリン・オブ・アラゴン

男の子を生めないので
離婚!





妻②
アン・ブーリン

教会の離婚禁止の決まりを破って
キャサリンと離婚

そしてアンと結婚しますが
3年で離婚!

その後アンは処刑!

※ちなみに
アンは①のキャサリンの侍女!




妻③
ジェーン・シーモア

結婚後1年で死亡!
(死因は産褥熱)

※ちなみに
ジェーンは②のアンの侍女!






妻④
アン・オブ・クレーヴズ

結婚後、半年で離婚!


理由は
肖像画と似てなかったから!


※ちなみに、この結婚話を持ちかけた
クロムウェルは処刑!





妻⑤
キャサリン・ハワード
(アン・ブーリンの従姉妹!)

結婚後2年で離婚!

キャサリンは反逆罪で
一族と共に処刑!


※ちなみにキャサリンは
④のアンの侍女!





妻⑥
キャサリン・パー

結婚して4年後に
ヘンリー8世が死去


※ちなみにキャサリンも
ヘンリー8世が死去した1年後に死亡




なお…

最初の妻である
キャサリンと結婚した時

イギリスの国教は
カソリック!


離婚が許されない
宗派


です!!!





w( ̄Д ̄;)w

なんだコイツ!!


という感じですね。


↑新しい妻を次々と侍女から選び
過去の后はほとんど死亡

それがヘンリー8世です!






ヘンリー8世とは

歴史上最も有名な
暴君の一人


なのです!



↑雰囲気的にも威圧感がありますね…






けれどなぜヘンリー8世は

離婚できないハズなのに

平然と結婚、離婚を
繰り返すことができたのでしょう?






それには

イギリスの歴史を
変えてしまった女性の存在が
あったのです!






本日の

「ブーリン家の姉妹」


ヘンリー8世の妻②の

アン・ブーリン


彼女の妹の
メアリー・ブーリン


まつわるお話。






彼女たちは

一世一代の大チャンスに
人生を賭けた女たち


だったのです。






彼女たちのブーリン家は

決して裕福とはいえない地方貴族。





だからこそ

最初の妻のキャサリン王妃が

男の子を生めないことを知った

ブーリン家の人々は

これは一世一代のチャンスだ!

と考えたのです。






ブーリン家には

二人の娘がいましたが

妹のメアリーはすでに結婚していますが

姉のアンはまだ独身です!


↑左がアンで右がメアリー。

二人は仲良し姉妹ですが
性格は正反対!

アンは野心家で負けず嫌い。
メアリーは優しくて欲がありません。







ということは…

うまくヘンリー8世の目に留まり

アンがヘンリー8世の
跡継ぎを生めば


ブーリン家は王の親族!

(≧∇≦)



という訳で

なんとしてもヘンリー8世に
気に入られなければ!


と必死になるアンでしたが

なんとヘンリー8世は

メアリーのことを
気に入ってしまうのです!




↑えっ!
私、人妻なんですが…






人妻だろうと何だろうと

欲しいものは手に入れるのが

ヘンリー8世流!




↑メアリーを妻の侍女にして
お城に住まわせて
愛人にしてしまいます!









( ̄_ ̄ i)

野獣ですね





けれどまぁ

結果的に

ブーリン家にとっては
OKなのでは?

と思うのですが

アンは我慢が出来ません。






負けず嫌いなアンは

メアリーが愛されることすら

悔しくて堪らないのです!




メアリー:姉さん。ずっと仲良しだよね?
アン:むぐぐぐぐ




そしてメアリーは妊娠!

無事に男の子を出産します。






ついに

ヘンリー8世の跡継ぎが!





と思ったのですが

メアリーは妻ではありません。




ということは

男の子が生まれても

正式な王子とは認められないのです

(>_<)





けれど

メアリーが妊娠し

ヘンリー8世が新しい愛人を求めていた時に

すでにアンは

行動を起していたのです!


↑あなたが妊婦の間に
私が新しくヘンリー8世の恋人になったわ!

…姉さん (@_@;)






アンはヘンリー8世に

正式な妻として迎えてくれなければ

関係を持たないと迫り

キャサリン王妃と

離婚させようとするのです!



↑離婚してくれたら
あなたのものになりますわ!

ヘンリー:むぐぐぐぐ…





けれど

先ほど述べたとおり

カソリックでは
離婚は不可能






ではアンは一体どうやって

カソリックの戒律を

破らせることができたのでしょう?





それは是非、皆さん自身でご

覧になって頂ければと思います。






ちなみに

少しだけヒントを言うと

現在のイギリスで

最も多くの信者を持っている宗派は

カソリックではありません。





国民の61%が信じているのは

英国国教会!






ヘンリー8世が作った

イギリス独自のキリスト教であり

離婚も許されるのです!






史実では

アンは結局男子を産むことができず

ヘンリー8世の気持ちは

新しい女へと移ってしまいます。






アンが生んだのは

エリザベスという女の子だけ。






やっぱりブーリン家の血筋は

王家にはならなかったのでしょうか?





いいえ。




ヘンリー8世の死後

紆余曲折を経て

その他の多くの後継者を廃し

英国王になったのは

エリザベス


↑かの有名なエリザベス女王は
アン・ブーリンの娘なのです。






処刑さてしまったアンの

一世一代の大勝負は

大英帝国の女王を生み出すという

大勝利という結果となったのです。






歴史というのは

分らないものですね…





ではまた(*^ー^)ノ



↑これだけ王妃を変え
国教までも作り変えたヘンリー8世

そこまでして欲しかった
跡継ぎの男子は一人だけ。

それも結局、早世してしまうのです…







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