こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も

「ジャンヌ・ダルク」
 



という映画を通して

想像力と
神と人との関係性

というテーマについて

考えてみたいと思います。





前回の

「レッド・ステイト」


神の教えを曲解した信者による
倫理を逸脱した行為!




とても

許されることではありませんね

ヾ(。`Д´。)ノ






けれど歴史上には

神の声に従って
国を救うことができた

という事例もあるのです。






本日の

「ジャンヌ・ダルク」


フランスを滅亡から救った
一人の少女のお話。






ただし

この映画で登場するジャンヌは

普通の人ではない

のです!






ジャンヌの時代のフランスは
滅亡寸前でした!




理由は
イギリスとの戦争です!




フランスの領土の多くは占領され

首都パリはもちろん

王が戴冠式を行う場所であるリオンも

敵の手に落ちているために

シャルル7世は王位につけない状況でした。






そんな時突然、

神の御心に従い
フランスを奪還せよ!

と叫ぶ

銀の甲冑の美少女

が現れたのです!


↑救世主ジャンヌ・ダルク推参!





貴族の娘?

いいえ。

彼女は農家の娘です。





博学?

いいえ。

彼女は字が読めません。





強いの?

いいえ。

彼女は武術の訓練だって
したことがないのです。





では

ジャンヌってどんな人なの?





この映画ではジャンヌを

神の声が聞こえる人

として描いています。




映画の冒頭

まだ少女のジャンヌは教会の神父に

「毎日告白したい!」

と言います。




罪人?


いいえ。



理由は

いつも
神様の声を聞いていたいから!





彼女は

神様の近くにいたいと
望んでいる少女

だったのです。

↑ああ。神様といつも一緒にいたい…





そんな彼女は

草原で一人遊んでいた時に

一振りの剣を拾います。





彼女は

神様からの啓示なのかも…

と思うのです。


↑この剣は…
神様からのメッセージ?





そして数年後、彼女は

聖女ジャンヌ

となりました!







イギリスに
侵略されているフランス

国王も戴冠できないフランス

国民が絶望しているフランス



そんな状況に対して、ジャンヌは

剣の啓示



救国のために
自分の命を投げ出せ!

という

神の言葉と理解した

のです。


↑神様からのメッセージは
フランスを救うために闘えということ!





彼女は

戦争で疲弊した
多くのフランス人たちにとって

救国のシンボル

となっていきます。






そんな彼女の評判を利用して

シャルル7世は

オルレアンという場所の

失地回復を画策します。


↑聖女ジャンヌに率いられたフランス軍…

これは使える!





正式なフランス軍人に任命された

ジャンヌは

神に導かれるように

オルレアンへと向かいます。






神を信じ

そして

神を信じた自分を
信じて…


↑私に続け!
オルレアンを開放せよ!!





さて

神の子ジャンヌは

果たしてどうやって

難攻不落のオルレアン

陥落させたのでしょう?



↑待ち構えるのはイングランドの軍勢!

戦争など経験したことのないジャンヌが
持っているのは
「神から与えられた使命」です。






そして

どうしてその後

フランスの
宗教裁判で裁かれ

火あぶりの刑

に処されたのでしょうか?


↑フランスのキリスト教徒によって
異端とされ火あぶりにされるジャンヌ!

どうして!?





それは是非、皆さん自身の目で

ご覧になって頂ければと思います。







この映画は

ジャンヌ・ダルクを

純粋に神様を信じていた
健気な少女




と考える人にとっては

かなり不快な映画

のようです。






理由は

この映画で描かれているジャンヌが


常にカッと目を見開き
いつもわめき散らしている
ちょっと危ない女性



として描かれているから。






聖女のイメージ
ぶち壊し

です

(`×´)







けれど…





もしジャンヌが
ごく普通の女の子だったら…





シャルル7世は

彼女を軍に

加入させたでしょうか?





人々はジャンヌに

ついて行ったでしょうか?





ジャンヌを神の使いとして

認めたでしょうか?








( ̄_ ̄ i)







何かにとり憑かれたような
異様な少女!





けれど

彼女が発する言葉には

フランスへの愛と
神に身を捧げようとする覚悟が

込められている。






そんな女性だったから

人々はジャンヌを
聖女と認めた


のではないでしようか?


↑フランスのためなら
矢で射られても平気!!






映画のラストで

捕らえられたジャンヌは

自分の中の内なる神と

問答をします。






本当にお前は神を見たのか?


戦いは
お前が勝手にやった事では
ないのか?


お前は単に身勝手で
ワガママなのではないか?


↑内なる神は問いかけます。

お前は本当に神の言葉を聴いたのか…?







そんな内なる神の質問に

苦しみもだえるジャンヌですが

彼女は最後まで

神と共にいることを
願います






彼女は死ぬまで

いつも神様の近くにいたい

と望んでいた

少女の心のまま

だったのです。


↑心はずっと
神様のそばにいたい少女の頃のまま…






彼女は異端として処刑されますが

彼女を聖女とあがめるフランス人は多く

ジャンヌ・ダルクは500年の後に

バチカンから聖人として

正式に認められることになったのです。






神の声を聞く人


狂人であると同時に
聖人でもある

のかもしれませんね。


↑パリのルーブル美術館近くにある
ジャンヌの像

彼女はフランスの救世主として
今でも愛されているのです






という訳で次回は

神を信じる側から描かれた
無神論者への反論

というテーマで

「神は死んだのか」

という映画を解説してみたいと思います。







ではまた(*^ー^)ノ