本日は

「ベルヴィル・ランデヴー」


という作品を通して

想像力と
挑戦するアニメーション

というテーマについて

考えてみたいと思います。






どんなジャンルでも

新しい表現に挑戦する
という気概


とても大切なこと

だと思います


\(^▽^)/






今までとは違う

技術や手法で作られたもの

というのは

他の人々に

そうか!
この手があったか!

という

驚きと発見


与えてくれるのです。






近代芸術の巨匠

マティスやゴッホ

ピカソ

なども

新しい表現への
挑戦者

として

評価されています

ヽ(=´▽`=)ノ







だから当然

アニメの世界でも

常に新しい挑戦は

行われ続けているのです。






本日の

「ベルヴィル・ランデヴー」


とても斬新な挑戦が
行われている

アニメーション映画。






どんな挑戦?






それは

デフォルメ

です!





デフォルメ

とは

作者の主観によって

対象を変形・歪曲させて
描くこと








手足を長く描きたい!

と思えば

長く描く!


↑スペインのエル・グレコの絵
等身が異様に長い人間は
一種の神々しさを与えています。




目を飛び出して
描きたい!

と思えば

飛び出して描く!


↑「ONE PIECE」は
デフォルメ・キャラの宝庫ですね!






こういう

自由な発想によって生まれた作品は

今まで
見たことがなかったもの

として

驚きや発見に
つながって行く

のです!





「ベルヴィル・ランデブー」


セリフがほとんどない映画。






そして

登場する人物が全員

極端に
デフォルメされているので

とても不思議な世界観を
作り出せている

のです。

↑何じゃコリャ!?
という世界観
(^^)






主人公は

おばあちゃん。


↑主人公!!!!!!






物静かな孫に

喜んでもらおうとプレゼントした

三輪車


↑喜ぶ孫!






孫は三輪車を乗り回し

いつしか

自転車の選手に成長しました!


↑成長した孫!!

子供の頃の面影…ありませんね







世界一有名な自転車レース

といえば

ツール・ド・フランス






成長した孫も

このレースに参加することに!






おばあちゃんも

後ろから応援しています









けれど…





レースの途中

何人かの選手と共に孫は

行方不明になって
しまう

のです!






事故?

それとも

事件?






おばあさちゃんは

孫を探すため

愛犬ブルーノと共に

大都会
ベルヴィル

へと向かうのです。



↑極端にデォルメされた船!

この船の後ろに
おはへあちゃんは小船で
ついて行くのです







果たして孫はどこに?



そして

おばあちゃんとブルーノは

無事に孫を取り戻すことが

できるのでしょうか!?







それは是非、皆さん自身の目で

ご覧になって頂ければと思います。






街に住む

ベルヴィルの三姉妹


かつてはテレビも大人気だった

美人姉妹


↑若い頃の三姉妹

TVでも大人気でした
\(^▽^)/








けれど

今ではすっかり年老いて

水木しげるの描く

妖怪のようになっています。


↑やや人間外な雰囲気の
現在の三姉妹



そんな

妖怪三姉妹に助けられた

おばあちゃんは

後半では

ブルース・ウィルス並みの

大活劇も演じます。


↑孫を救うため
三姉妹と一緒にステージへ!

…って
孫とステージ、関係あるの!?






シンプルなストーリーですが

振り切ったデフォルメ

けれど

細部にまで
こだわった描写

そして

美しい色使い


この作品を観た人の多くから


すごい!

こういう方法もあるのか!

という

驚きと賞賛

を得たのでした。


↑細部まで描かれたベルヴィル!

素晴らしいですね!!!






新しい挑戦


たとえアニメでも

新しい表現方法の扉を開く
第一歩になる

ということなのです

(*´∇`*)






という訳で次回は

この作品を作った

シルヴァン・ショメ監督の

もう一つのアニメ

「イリュージョニスト」

について

解説してみたいと思います






ではまた(*^ー^)ノ




ではまた(*^ー^)ノ