本日も

「マリー・アントワネット」


という作品を通して

想像力と
色で魅了する映画

というテーマについて

考えてみたいと思います。





この映画の色は

パステル・ピンク





前回の

パステル・グリーン


子供っぽい色

でしたが

パステル・ピンク


まちがいなく

女の子の色






そして、この作品も

女の子の映画

なのです。






と、言っても

女の子の映画

というのは

女の子のための映画

という意味ではありません。






???



(・_・;)




何がちがうの?






女の子のための映画

というのは

女の子が
観たいと思う映画

のこと。



↑たとえば
「ジュリエットからの手紙」
は、素敵な恋愛を描いた
「女の子が観たい映画」
です。






けれど

この映画は

女の子の心の中って
こんな感じだよ!

ということを描いた作品

なのです。


↑以前紹介した映画だと
「天使の処刑人 バイオレット&デイジー」

女の子をテーマにした映画です(^^)
主人公は

マリーアントワネット

↑こちらは
アレクサンドル・クシャルスキー作の
「マリー・アントワネット」






ご存じない人は

いらっしゃいませんよね

ヽ(=´▽`=)ノ






オーストラリアから

フランスのブルボン王家に嫁いだお姫様は

栄華と没落、そして残酷な死を迎えた

歴史上稀有な人物です。


↑最後は断頭台の露と消えた
悲劇の王女です。








この映画では

そんな彼女の事を

史実に忠実に描いて…






いないのです!




( ̄Д ̄;;






映画の冒頭の

まだ幼い少女時代から

革命が起こり

宮殿が包囲されるラストまで






彼女はまるで

現代の女の子

みたいに

行動するのです。






愛犬との別れに涙したり




初めての会う許婚に
ドキドキしたり




好きなものを
いっぱい買い込んだり




セクシーな衣装で
浮気を楽しんでみたり





子供と一緒の生活を
楽しんだり




引退したあとの人生について
考えたり








一見すると

一貫性のないように見える
彼女の行動


まるで自由なネコのようなのです!


(*´∇`*)







音楽や小道具なども

時代考証は無視!





かわいいもの

女子の好きなものが

画面いっぱいに溢れている


のです。


↑中世のケーキではないですよね…(^^)






だから

この映画を観た男性は

何が言いたいんだか
全然分らない!

という人が多いのですが

逆に女の子からは

アントワネットの気持ち
すっごくよく分る!

と共感されるのです。







なぜ

男の人には分らない

のでしょう?






それは

男の人っぽい考え方と

女の人っぽい考え方は

少し違っているから

なのだと思います。






男の人っぽい考え方とは

論理性がある展開





ストーリーは一直線!


人生も
道のような一直線が好き

なのです。






けれど女の子の場合は

色々な楽しみがある人生

という
生き方
が好き


なのです。






仕事で頑張る自分。

恋をする自分。

子供を育てる自分。

オシャレを楽しむ自分。

お菓子が大好きな自分。

たまには
浮気してみたい自分。

けれど家族を守りたい自分。






どれが本物の自分というのではなく

色々な思いの自分が
心の中に存在し

それらが全部
心の中にあるか


こそ

自分らしい存在

なのです。






この映画は

マリーアントワネットを

歴史上の偉人

と、しではなく

ごく普通の
一人の女の子

といて描きます。







だからこそ

彼女は女の子らしく

様々な気持ちを
ゴチャゴチャに持ちながら

時に楽しく
時に苦しみながら

お姫様としての日々を
送るのです






そしてこれは

現代社会という

男性が築き上げた世界

における

女の子たちの気持ちを
代弁したもの

でもあります。






女の子は
男性ではありません。






だからこそ

女の子らしく考え、
行動し、
そして生きていくのです。






きっと昔も今も…






ではまた(*^ー^)ノ