本日は

アンダー・ザ・スキン
種の捕食



という映画を通して

想像力と
色で魅了する映画

というテーマについて

考えてみたいと思います。






映画の観方は人それぞれ。






特定の監督の作品を
好んで観る方


好きな俳優で観る映画を選ぶ方


アクションや恋愛など
特定のジャンルを選んで観る方


人生哲学などを学ぶために
映画を観る方






映画は娯楽ですから

どんな観方だってOKですよね

\(^▽^)/






だからこそ

色で映画を観る

というのもアリだと思います。






北野武監督は

「キタノ・ブルー」

と呼ばれる

透き通ったブルーが
特徴の作品



独特の世界を創りました。


↑これが「キタノブルー」






本日の

アンダー・ザ・スキン
種の捕食



そんな

色が印象残る作品






何色?






それは

艶やかな黒

です。


↑本日のテーマは、こんな感じの黒です






全ての色を
飲み込んでしまう色






この映画は

不気味なのに何故か
魅了さてしまう

黒の魅力



存分に楽しめる映画なのです。






この映画は

ものすごく説明の少ない作品。






だからストーリーは

恐らく
こういう話だろう


という

推測で観るしかない映画

です。






映画の冒頭

バイクに乗った男が

野原で倒れている女を拾い

乗り捨ててあったトラックの中に

乗せます。






トラックの中は真っ白な部屋。






裸の女がいて

倒れていた女の服を脱がせて

自分で着込みます、



↑動かない女の服を着込む女

不思議な光景です。






男も女も無言。

表情もありません。










分りにくい展開ですね

(-_-;)







女は一人で

トラックを運転します。


↑無表情にトラックを運転する女






そして

路上を一人で歩いている男性に

声をかけます。





ナンパ?





まぁ

そんな感じです(^^)






彼女は

家族も恋人もいない男を

探し続けます。







そして

そんな男を発見すると

空き家へと男を誘うのです


↑無言で行きずりの男を誘う女






なんか

エッチな感じですね


(^_^;)






女に誘われて

男が空き家に入っていくと…






中に

漆黒の空間



広がっているのです!



↑こんな空間!





女は服を脱ぎながら

まっすぐ歩いていきます…



↑とても黒が印象的な光景です。




男も服を脱ぎながら

彼女を追っていきます。





けれど

男だけが少しずつ

黒の中に沈んでいくのです。




↑男だけが黒の中に…





そして男が沈みきると

女は服を着て

部屋から出て行ってしまうのです。







( ̄_ ̄ i)





意味分りませんね!





けれど

この後の展開を

じっくりと観ていると

次第に彼女の存在が何か

分ってくるのです。






彼女は

蜘蛛のような存在






バイクの男のために

足のつかない独り身の男を捕まえ

闇の中に送る仕事をしている

ロボットのような存在なのです。





闇に呑まれた男たちは

体の中身を抜かれて

しぼんだ風船のようになります。



↑フニャフニャ人間。
中身なし。







中身は赤い液体のようになり

通路を流されていきます。






恐らく

バイクの男は異性人。






男性たちの肉体は

皮を残して

彼女に採取されていくのです。




↑なんか、とっても怖いものになって
流れていく男の残骸。






孤独な男性だけを狙い

死体も残さず

闇の中に消してしまう女






なんか

とっても怖いですね。。。






彼女は

ロボットのように無感情。





ただ、ひたすらに

男を捕まえ続けていく…





ハズだったのですが

あることがキッカケで

少しずつ彼女に

感情

というものが生まれてしまうのです。



↑無感情のロボットのハズ
だったのですが…




さて

感情が芽生えた彼女は

一体、どうなってしまうのでしょうか?





それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。





映画のタイトルは

UNDER THE SKIN





肌の内側

ということですね。






一見するとこのタイトルは

ペラペラになってしまった

男の肌の内側

のように思えますが

実は

一見すると

魅力的な女性にしか見えない

人間補色ロボット



人間のような
肌の内側にある


彼女の本当の姿

のことなんだと思います。




分りやすい映画ではないですが

一度観た後に、きっとまた

あの闇が観たい

というキモチにさせる

不思議な黒の魅力の映画なのです。




色って
面白いですね!




ではまた(*^ー^)ノ




ようこそ

誰も生きて帰れない
闇の世界へ…








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