本日は
「バッドガイ 反抗期の中年男」
という作品を通して
想像力と
虚仮の一念
虚仮の一念
というテーマについて
考えてみたいと思います。
虚仮(こけ)の一念
岩をも通す
岩をも通す
という諺は
苔の一念
と間違えられやすい言葉
理由は
虚仮
という単語に
馴染みがないからだと思います
(;^_^A
虚仮とは
「思慮の浅い」
とか
とか
「愚かな」
という意味。
という意味。
つまり
ダメな人でも
何か一つのことに対して
必死に打ち込むと
必死に打ち込むと
成し遂げられる
ものだ
ものだ
という諺です。
ほぼ同じ意味の
継続は力なり
は
なんか
立派な人向けな感じ
ですが
立派な人向けな感じ
ですが
コチラは
ちょっと
レベルが低い人向け
レベルが低い人向け
な気がします(^^)
でもこの諺の内容は
恐らく真実
恐らく真実
人生という限られた時間を
何かに打ち込めば
打ち込んだ分だけ
知識も、能力も、そして結果も
ついてくるもの
だと思うのです。
本日の
バッドガイ
反抗期の中年男
反抗期の中年男
は
タイトルから想像すると
軽薄なコメディーのようですが
実は
結構泣ける
良質なストーリー
結構泣ける
良質なストーリー
です。
主人公は40歳の男性。
普通のおじさんです。
↑ごく普通のおじさんですね(^^)
そんな彼が
全米スペル大会
に出場する
というお話です。
※スペル大会というのは
英単語を聴いて
正確にスペルを暗唱する
ことを競う大会です。
…別に
いいんじゃない?
いいんじゃない?
(・_・;)
いいえ。
実は
全米スペル大会
というのは
小学生が
参加する大会!
参加する大会!
つまり
真面目っ子の
少年少女たちに混じって
中年のおっさんが
英語のスペル大会に
出場するという話なのです。
↑参加者は全員子供なのに
堂々と参加しているおじさん!
堂々と参加しているおじさん!
…
そんなの
規約で禁止されてないの?
いえ。
大会規定には
参加資格を
小学校を卒業して2年以内
と
参加資格を
小学校を卒業して2年以内
と
書かれていますが
おじさんは
小学校を卒業していない
ので
規定には違反していないのです。
↑問題ナッシング…です
でも…
正直
大人気ないですよね!
大人気ないですよね!
↑イエイ!
おじさん勝ったよ(子供に)!
はい。
おじさん勝ったよ(子供に)!
はい。
おじさんも
そんなことは重々承知!
けれど
受理しないなら
提訴する!
提訴する!
と
大会の不備を逆手にとって
無理矢理出場してしまうのです。
悪い
おじさんですね!
おじさんですね!
( ̄□ ̄;)
…と思って観ていると
このおじさん
なんだかどうも
訳あり
のようなのです。
彼は多くを喋らず
他者に冷たく
人と関係を持ちたがりません。
だから一体なぜ
全米スペル大会
に出場したかったのか
の
理由が見えてこないのです。
けれど彼は
実力がない訳ではありません。
大会では
キチンとスペルを正確に言い
地区大会から少しずつ
決戦大会へと進んでいきます。
でも
勝ち進めば進むほど
参加している子供と親
そして
大会の主催者たちから
大会の主催者たちから
冷たい目で見られることになりますよね。
なんて大人気ない!
賞金目当てのクズ!
目立ちたがりの中年!
そんな言葉にも
おじさんは一向に動じません。
そして
彼がこの大会に
参加する理由が分った時
観ている私たちは
彼が
単なる愚者ではない
ことに気づくのです。
単なる愚者ではない
ことに気づくのです。
一体、どんな理由?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
社会的に観れば
彼は
虚仮
な存在です。
↑彼のやっている行動は
決して理性的でも、賢い選択でも
ありません。
決して理性的でも、賢い選択でも
ありません。
けれど彼が
虚仮に
なってしまった
のには
なってしまった
のには
ちゃんと
理由がある
のです。
理由がある
のです。
そして
その理由を
その理由を
彼自身が知った時。
彼の心の中に
一念
が生まれたのです。
このまま
自分の人生を
終らせる
訳にはいかない
訳にはいかない
という一念が。
↑勝ち残っていくおじさん。
そしてメチャクチャになっていく大会。
一体、おじさんの目指した
虚仮の一念
とは!?
そしてメチャクチャになっていく大会。
一体、おじさんの目指した
虚仮の一念
とは!?
虚仮の一念
というのは
というのは
人生において
このままでは終れない!
という
熱い感情が噴出した時
にこそ
熱い感情が噴出した時
にこそ
芽生えるもの
なのかもしれませんね。
なのかもしれませんね。
ではまた(*^ー^)ノ
↑けれど虚仮なのは
おじさんだけではありません。
親の期待に応えて
必死でスペル選手権で勝とうとする
がり勉の良い子たちだって
学校の中では
バカにされる存在なのです…
そんな子供の一人とおじさんは
孤独なもの同士で
繋がっていくのです
おじさんだけではありません。
親の期待に応えて
必死でスペル選手権で勝とうとする
がり勉の良い子たちだって
学校の中では
バカにされる存在なのです…
そんな子供の一人とおじさんは
孤独なもの同士で
繋がっていくのです
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