本日も

前回に引き続き

ミムジー
~未来からのメッセージ~



という映画を通して

想像力と
人類を超越するもの

というテーマについて

考えてみたいと思います。





前回の

「グリーンマイル」


超越した能力を
正しく認識できるのか?

というテーマで

考えてみましたが

あの映画の場合は

超越した能力の存在は
理解できない人から
否定される可能性がある

という結論でした。






では、もし

超越した能力を

受け入れようと思っても

使い方が
分らなかった場合

どうなってしまうのでしょうか?






例えてみるなら


平賀源内が

エレキテル(電気)を発見しているのに

どうして江戸時代に

電灯や電気がなかったのか?


という感じです(^^)






本日の

ミムジー
~未来からのメッセージ~

は、

観念的なストーリーなため

分りにくいところがあるのですが

ちょっと面白い設定になっているので

ご紹介させて頂ければと思います

(^^)






この映画は冒頭で

未来人たちが


それは、私たちがまだ

純粋さを忘れ

争いばかりしていた時代のこと…



と語り始めます。






つまりこの説明は

何かの理由で未来人が

忘れていた純粋さを
思い出す映画

だということを意味しています。






と、ここで場面は変わり

現代の話になります。






現代の主人公は、

小さい少年少女。



お兄ちゃんと妹です

(*´∇`*)





妹は無邪気で純粋


兄は、ごく普通の少年です。






そんな二人は

家族で海辺の別荘に遊びに行った時

海岸で変な箱を見つけるのです。






箱の中には

不思議な石とカード

そして
ウサギの人形

が入っていました。






男の子は箱を拾い

中のカードを取り出します

すると…





カードがキラキラと光り出し

不思議な模様が

浮き出すのです。

↑少年が手にした途端
光り始める不思議なカード。







なんだこれ?





男の子は

そのカードを夢中になって

いじり始めます。





ゲーム機感覚ですね。






けれど

観ている私たちは

そのカードが

現代文明のものではない

ことは分かります。






まるで宇宙人からの贈り物のような

不思議なカード。






そして妹は

ウサギの人形に

夢中になります。


↑ゆるキャラっぽいウサギ(^^)






ウサギは

何か喋っているのですが

何を言っているのかは

妹にしか

理解することはできません。





妹は

ウサギの名前が
ミムジー
だと言い


元いた場所に帰らならないと
壊れてしまう


と言いだします。






謎の喋るウサギ人形…






殴られウサギか!?


↑観るとトラウマになる
「殴られウサギ」シリーズ(((( ;°Д°))))







いえいえ。




そんな怖い展開ではありません。






ウサギは妹に

未来のことを

話してくれるのです。



↑妹とミムジーはいつも一緒!
大好きな人形です(^^)






妹は

箱に入っていた石で

不思議なことをし始めます。




石をクルクルと回すと

石は宙に浮き

謎の空間を作り出するのです!



↑原理は分らないけど
不思議なことが次々起こるのです!







そして妹が

その不思議な空間に

手を入れると…






なんと

手が分解されるのです!


↑手がキューブ状に分解!?






何じゃコレ!



と思うかもしれませんが

この映画は

ここまでの展開に

説明が一切似ないため

なにが言いたいのか
さっぱり分からない


とかもしれないので

もう一度

冒頭の話からまとめてみると…





未来人は純粋さを失っている


純真な少女がいる


少女はウサギの人形
ミムジーに会う


体が分解される装置がある


ミムジーは帰りたい…




ということですので

ミムジーは

女の子の純粋な心を
分析・収集する装置であり

未来人の為に

体を原子分解して
戻らなければならない


という任務を背負っているのです。






なるほど!





ということは

もう任務達成ですね

\(^▽^)/






…という訳でもないのです。






ミムジー

=純粋な心を
持ち帰る装置




クルクル回る石

=原子分解装置



だけれど

タイムスリップ
発生装置




まだ存在しないのです!






さて

タイムスリップ装置は

誰が発明するのでしょう?



そしてミムジーは

無事に戻れたのでしょうか?






それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。




↑一見、ストーリーと関係ないように見える
お兄ちゃんですが
彼は、カードをいじっていくうちに
トンでもないことが出来るようになるのです。








劇中ミムジーは女の子に

私が最後のミムジーだ

と言います。







というコトは

前にも別のミムジーは

私たちの時代に

来ていたのでしょうか?






そのヒントとなる

幻想小説があります。






ルイス・キャロルが

純粋な少女

アリス・リデルのために書いた

「鏡の国のアリス」


の第一章には

様々なヘンテコな単語と一緒に

ミムジー

という言葉が…



詳しくお知りになりたい方は
コチラのページへ!







はい(^^)






ミムジーは

アリスのところにも訪れたのですが

彼女の周囲には

タイムスリップ装置を作れる人が

いなかったので

ミムジーは帰れなかったのです…






人類を超越した能力も

使い方が分らなければ

よく分らないヘンな物

として扱われてしまうかも

しれないんですね。






という訳で次回は

人類を超越した存在とは
感覚も共通なのか?

というテーマを

「ヘルレイザー」

という映画で

考えてみたいと思います



ではまた(*^ー^)ノ


大人に相談しても
全く理解できない装置!

だって、人類の能力を
超越した文明なのですから…







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