本日は
「ブルージャスミン」
という作品を通して
想像力と
“私は何も悪くない!”
“私は何も悪くない!”
というテーマについて
考えてみたいと思います。
他者に
傷つけられること
傷つけられること
は
いやな体験。
相手が悪いのですから
自分は悪くない
訳ですよね(^^)
けれど…
相手が悪いんだから
自分は
何をやって良い
何をやって良い
というコトには
ならないと思います。
本日の
「ブルージャスミン」
は
そんな
私は何も悪くない!
という人生を送っている女性の
愚かさと悲しさを描いた
コミカル(喜劇的)な
アイロニー(悲劇)
なのです。
コミカル(喜劇的)な
アイロニー(悲劇)
なのです。
主人公の名前は
ジャスミン。
ジャスミン。
本当はジャネットですが
もっと魅力的な名前が良い
という理由で
勝手にジャスミンと名乗っています。
↑彼女がジャスミン
(ホントはジャネット)。
一見すると
魅力的な女性ですね(^^)
(ホントはジャネット)。
一見すると
魅力的な女性ですね(^^)
彼女は
大金持ちの投資家の妻として
ゴージャスでセレブな生活を
送っていましたが
実は夫は詐欺師で
逮捕され、自殺してしまいます。
彼女は無一文となり
妹の家に転がり込んできます。
夫の罪で無一文!
なんか
かわいそうですね。
かわいそうですね。
(T_T)
けれども
映画を観ていくと
次第に
彼女の問題点
が、見えてくるのです。
彼女の問題点
が、見えてくるのです。
彼女は
今までのリッチな生活に
とても満足していたので
それ以外の価値観に対しては
全て否定的です。
彼女を暖かく受け入れてくれた
妹に対しても
彼女は厳しい目を向けます。
仕事がスーパーのレジ係なんて
向上心がない!
付き合っている男性が
肉体労働者で下品だからダメ!
…
( ̄_ ̄ i)
もう一度書きますが
彼女は無一文で
妹の家に
転がり込んでいる身分
転がり込んでいる身分
なのですが…
↑みんなで仲良く
写真とろうぜ~\(^▽^)/
…けれど、ジャスミンだけが
露骨にイヤな顔(-_-;)
写真とろうぜ~\(^▽^)/
…けれど、ジャスミンだけが
露骨にイヤな顔(-_-;)
更に付け加えるならば、
彼女は昔
妹の財産を詐欺師の夫に預けさせ
全てを失わせた過去
もあるのです。
もあるのです。
…
( ̄Д ̄;;
おいおいおい
人様の批判をできる
立場じゃない
立場じゃない
ですね
けれど彼女の言い分は、
あれは夫が悪い。
私は知らなかった!
私は知らなかった!
それに
儲けさせて
あげようとしたのが
悪いことなの?
儲けさせて
あげようとしたのが
悪いことなの?
という考え方なのです。
(-"-;A
もちろん
こういう態度は
こういう態度は
妹に対してだけではありません。
妹の友達に紹介してもららった
歯医者の受付の仕事も
低レベルの仕事として軽蔑しますし
彼女に恋心を持つ歯医者さんも
バカにしています。
彼女は
自分の価値観で
全てを判断し
全てを判断し
価値を感じないものに
対しては
対しては
すべてを否定し
軽蔑する人
なのです。
軽蔑する人
なのです。
けれど
そんな彼女だからこそ、
そんな彼女だからこそ、
夢は持っています!
その夢とは
もう一度
前のような生活に戻りたい!
というもと。
前のような生活に戻りたい!
というもと。
反省も改善もない
身勝手な夢なのです…
(・・;)
さて、
そんなジャスミンの身勝手な夢は
叶えられるのでしょうか?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑そんな彼女にも
素敵なセカンド・チャンスが!!
はたしてジャスミンの夢は
かなうのでしょうか?
素敵なセカンド・チャンスが!!
はたしてジャスミンの夢は
かなうのでしょうか?
この映画では
確かに彼女自身は
悪人
ではありません。
ではありません。
けれど、
彼女の周辺にいる人たちは
彼女の価値基準に合わない
というだけで攻撃されたり
中傷されたりします。
中傷されたりします。
だからジャスミンは
全ての人から嫌われていくのです。
私は悪くない
という考え方は
言い換えると
自分は反省したり
成長することをしない!
成長することをしない!
という意味でもあるのです。
そして
反省も成長もしない人は
自分がなぜ
嫌われるのかの理由も分らず
精神的に
追い詰められていくもの
なのです…
ではまた(*^ー^)ノ
彼女の身勝手さが
家族全員を不幸にしていきますが
彼女は理解できません。
だって
「私は何も悪くない」
のですから…
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