本日は

「キックアス」



という映画を通して

想像力と
ネクスト・ジェネレーション

というテーマで考えてみたいと思います。






ジェネレーションによる

若者たちの考え方の変化

というのは、

いつの時代にもあると思います。




60年代の
カウンターカルチャー

70年代の
彷徨、やさぐれ感

80年代の
バブル・キラキラ!

90年代の
未来への不安と世紀末

00年代の
自分探しや癒しの追求






それぞれの時代には

それぞれの若者がおり、

彼らがどう考え、どう行動するかは

彼ら自身の問題であり、

他の世代からの干渉は

ほとんど不可能だと思われます。

(自分が若者だった時は、
誰もが干渉さけることを
否定するものですので…)






だから2010世代にも、

彼らなりの考え方や行動があり、

それを具現化した映画というのも、

存在すると思います(^^)






キックアス

は、

そんな

2010年世代の
映画の一つ。






今の若者たちの価値観とは、

一体どんなものなのか

を考えてみるのに

とても参考になる作品なのではないか

と思われます。






では、

キックアスを通して見えてくる

2010年代の

ネクスト・ジェネレーションとは

具体的に、どんな存在なのでしょう?





という訳で、

主人公デイヴ(キックアス本人)の

具体的な行動から、

推察してみたいと思います(^^)


↑一応、確認のため書きますが
彼が主人公のデイブ。

ネットで買ったスーツで
スーパーヒーローを目指します(^^)







推察①

オタク容認
(幅広い価値観の受容)


過去の世代では、

漫画やアニメなどを愛する人たちは

変人扱い

される事が多かったのですが、

現代では「個性の一つ」として認知され

いじめや迫害には

つながりにくくなってきています。


↑真ん中がデイブ。
コミックストアに出入りする
オタク青年です(^^)







これは、文化的に言えば

幅広い価値観を
受容できる文明

になったということ。






良いことですね


≧(´▽`)≦






推察②

等身大の理想
(まずは自分のできることから)






デイブの夢は

スーパーヒーローに
なること


ですが、

彼は

世界を支配する
巨悪と戦おう

とは思っていません。


(・_・;)






彼の目指しているヒーローとは


近所の悪者を退治したり

困っている人を助ける存在!







つまり


誇大妄想的
でもなければ、

自己陶酔的
でもなければ

絶対正義的
でもありません



↑野心のない顔。
ある意味、ピュアですね(^^)







キックアスは

街の車泥棒を退治したり

迷い猫を探したりする


とても堅実なヒーローなのです。






これも

良い考え方ですね!



≧(´▽`)≦






推測③

ネットを有効活用!






スーパーマンは、

情報を得るために

新聞社に入社ました。






スパイダーマンは、

自分の活躍を売り込むために

カメラマンになりました。






そう!

前の世代のヒーローたちは、

情報を得るのも

情報を発信するのも

マスメディアを必要

としていました!






けれどキックアスは、

YOU TUBEで動画が流されることで

有名になり、

SNSで交流をしています!






自分の情報を発信するのに

他者を必要とせず、

自分なりの交流を

することができる!







これもまた

現代ならではの考え方ですね!


≧(´▽`)≦






推察④

非本格的






等身大だからこそ

ムリをしない。






等身大だからこそ

本格的でない。






そんなキックアスは、

自己流で戦闘訓練をし

あっという間に

大怪我をします。






これもまた現代流!






本格的な練習なしに

夢を叶えようとするのは、

大事故に繋がりかねませんね!


↑適当なイメージトレーニング!
コーチ無し!
参考書無し!
練習無し!!






これは

困ったポイントです


( ̄□ ̄;)






推察⑤

挫折の早さ!






これも等身大の弊害!






ムリをしないから

強くなれず

本格的な戦いなんて

想定外!!


↑え~っ!!!
こんなはずじゃ!!

って、お前
ヒーローじゃないの!?







夢と現実のギャップに対しては

あっという間に

ギブアップです!






う~ん。



これも問題ですね。。。


( ̄□ ̄;)






という訳で、

「キックアス」

は、

2010世代の

魅力と問題点が

浮き彫りになる映画


として

観ることも可能なのです。






そんな

等身大の

善人ヘナチョコ・ヒーロー

キックアスは

果たしてどんな活躍をするのか?


↑まるで偉大なヒーローのようですが…




それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。






そして

そんなキックアスは、

2010年世代として

とうやって成長を遂げていくのか

については

明日

「キックアス2」

で考えてみたいと思います

ヽ(=´▽`=)ノ





ではまた(*^ー^)ノ





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