本日は

「ラースと、その彼女」



という映画を通して

「想像力と優しい想い」

というテーマで考えてみたいと思います。






前々回の

「恋愛睡眠のすすめ」

前回の

「タクシー・ドライバー」

どちらの主人公も

心を病んでいる

ために

周囲の人々と

トラブルになっていきます。






理由は

普通の人と
考えや行動がちがう

から。






これは一見、

仕方がないこと

のように思えますが、

冷静に考えてみると

「人とちがう」

というのは

いけないことではない

気がするのです。






どんな人にも

個性はあるのですから

「人とちがったらダメ!」

という訳ではありませんね。






けれど

トラヴィスやステファンは

人と上手く交われなかったり、

自分の思っていることを

上手く伝えられなかったりして、

周りの人から

「普通じゃない」

と思われ

「変な人!」

として扱われてしまうのです。






けれどもし、

彼らではなく周りの人が

「普通じゃない」

と思ったとしても

「だからって
変人扱いするのはやめよう!」

と考えたら、

どうなるのでしょう?






本日の

「ラースと、その彼女」

は、

街の人全員が

傷んだ心の人に対して

そんな気持ちだったとしたら…

という提案のような映画です(^^)






主人公のラースは、

口数の少ない中年の独身男性。




彼はとても優しいのですが、

ものすごくシャイなので

誰に話しかけられても

目を伏せて逃げるように

去ってしまうタイプです。


↑ラースは超ナイーブ!
女性と視線を合わせられません…






周囲の人は心配しています。






大丈夫かしら…






…いえ( ̄_ ̄ i)






大丈夫じゃなかった
のです!!






彼は、ある日突然、

インターネットで購入した

セクシードールを持って、

兄夫婦の家にやってきます。






そして言いました。






「僕の彼女のビアンカを
紹介するね(^^)」



↑こちらビアンカさん








(  ゚ ▽ ゚ ;)






お兄さんは引きつってしまいます!




「弟がおかしくなった!」





確かにこれは、

心象が具現化したような

異様な風景ですね!






と、ここまでは

よくある展開

です。







けれどこの映画では

ここから先の

周囲の人の対応が

異なっているのです(^^)






元々ラースが

優しい人だったことを知っている

街中の人たちは、

彼の気持ちを理解して

ビアンカ(人形)を

本物のラースの彼女のように

接するようになるのです!







一緒にパーティに連れて行き、

美容院でヘアをセットし

彼女にお仕事まで依頼してくれるのです

(^^)






心が痛んでしまった人を

異常者として否定するのではなく

彼の心象風景を想像して

分ってあげようとする!






そんな人々の優しさによって

ラースは少しずつ

現実社会を受け入れられるように

なっていきます。






そして…

彼の心の中にある

本当の心象風景も

次第に明らかになっていくのです。






それはビアンカではなく…





一体

どんな心象風景が

彼の心を苦しめていたのか…






それは是非

皆さんの目で確かめて頂ければ

と思います。






痛んだ心の中にある心象風景を

理解してくれる人が近くにいる。







実は、これこそが

心が痛んでしまった人にとって

最も必要なことなのかも

しれませんねヽ(=´▽`=)ノ



ではまた(*^ー^)ノ

周りのみんなの優しさに気づけるか?
ラース、がんばってヽ(=´▽`=)ノ



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