本日は

「レニングラード・
カウボーイズ
・ゴー・アメリカ」



という映画を通して

「“間”を想像する」

つにいて考えてみたいと思います。





お笑いには、

“間”

がありますよね(^^)





会話や芸ではなく、

何もしていないけど、

思わず笑っちゃうったりする

その場の空気感!






これが“間”です!






別に“間”

お笑いだけとは

限りません。






とてつもない怒り。

口では言い表せない悲しみ。

言葉を失うようなショック。

言葉なんかいらない喜び。






こういったものも

“間”

で表現できるのです。






んな“間”の達人が

アキ・カウリスマキ監督です

\(^▽^)/






彼の作る映画は、

セリフがほとんどありません。






登場人物の表情も

あまりありません!






静寂と無表情。






これで映画に

なるんでしょうか?






大丈夫です!






彼の作風は、

静寂と無表情
隙間にある
“間”

隠し味なのです!






画面の中の空気を感じ、

楽しんだり、

わびしさを感じたり、

想像力を膨らませたりする

「感覚の触媒」

のようなテイスト。






本作、

「レニングランド・
カウボーイズ
ゴー・アメリカ」



そんな

“間”を楽しむ

コメディ映画なのです。






主人公は、

ロシアのシベリアで

バンドを結成している

レニングラード・カウボーイズ

のメンバー!


↑これが、
レニングラード・カウボーイズ!!





一見すると、なんだか

ハード・コアな雰囲気

ですね!






けれど彼らは

ほとんど全員

喋らないのです!






だから、

彼らが何を考えているか

どころか、

メンバーの名前すら

分りません!!






映画の冒頭は、

シベリアの荒野!




最初のシーンで

ギターを持ったメンバーの一人が

地面に倒れ凍死しています

( ̄□ ̄;)!!

↑あっ、
死んでる!死んでる!






!!!






普通なら、

ここで事件になったり、

驚いたり、悲しんだり、

しますよね!






でも、

この映画では

凍死したこのメンバーのことは、

みんな、

とりあえずほっとく

のです!!




( ̄□ ̄;)






なんで!?






はい(^^)

ここが“間”です。






バカみたいと笑うも良し!

変だろお前たち、と突っ込むのも良し!

この映画は観客をバカにしてんのか
と怒るのもアリ!






監督の用意した

「脱力するような“間”」

に、

どう反応するかは

観客の自由なのです!






ねっ。





こう考えると、

映画自体が

「感覚の触媒」

になっていますね!






ロシアでは受けない

と言われたメンバーは、

マネージャーの

ウラジミールと一緒に

一旗あげようとアメリカへ旅立つのですが…





さて、






ほとんど喋らない彼らの珍道中は、

一体、どんな結末を迎えるのでしょう?






それはどうぞ、

みなさん自身が、

笑ったり、あきれたり、

突っ込んだりしながら

映画を触媒として

楽しんでみてください!


↑決まっているのか、
いないのかも、なんだかあやふやな
レニングラード・カウボーイズの皆さん(^^)






あっ!





もちろん、

冒頭の凍死したメンバーも、

一緒に旅しますよ!
















はい(^^)






今、心の中で

いろいろ思いましたね!






これこそが、

この映画の真骨頂なのです!


↑キャデラックに乗り切れず、
トランクに椅子を入れて乗るメンバー!

…どう反応して良いのやら (^_^)






映画という表現手段を

巧みに利用した、

観客と監督とのボケとツッコミ!




それは、

アキ・カウリスマキ監督の

天才的な“間”から

生み出されているのです。






ふしぎな脱力感のある

“絶妙の間”

どうぞ楽しんでみてくださいヽ(=´▽`=)ノ



ではまた(*^ー^)ノ

ちなみに、この映画で人気が出た
レニングラード・カウボーイズは、
その後、本当に
レニングラード・カウボーイズという
バンドになってしまいました!
(実話です)





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