本日は

「地球最後の男 オメガマン」


という映画を通して

「想像力とパラダイムシフト」

について書かせて頂ければと

思っています。




パラダイムシフト

とは

「価値観の大転換期」

のこと。




新しい価値観が生まれ

今まで考えつかなかったような

「新しい価値のあるもの」

が生まれてくることです(^^)




分りやすい例で言えば

レコード → カセットテープ

カセット → CD

CD → i-pod

という感じで

新しい機械の発明で

「音楽を聴く」

という価値観に

大きな変化が起こりました!





もちろん今でも

音楽はレコードで聴く

という方がいらっしゃっても

構わないのですが、

「好きな音楽を大量に持ち歩く」

ということはできませんよね!




時代が変わると

価値観は変わり、

自分が否定したとしても

世界は変わっていく

ものなのです(^^)



 
本日の映画

「地球最後の男 オメガマン」は、

タイトルだけ観ると

アメコミヒーローもののようですが、

主人公はただの人間で、

「オメガマン」

などとは言われていません。



 
 
彼は

地球に残る最後の男!
 



後の人間はみんな

宇宙からの光線によって

ヴァンパイアのようなもの

になってしまいました!
 


 
ヴァンパイアたちは夜行性。
 



昼は出歩かず眠っているので、

その間が男の

「ヴァンパイア狩り」

タイムです。
 


 
けれど夜は一転、彼らの世界。
 

 

男は、根城にしているビルの周辺に

紫外線ライトを張り巡らせ、

彼らからの侵略に備えます。




彼の住むビルの中は

「人類の遺産」

でいっぱい!


 
彼が守ろうと持ち帰ってきた

絵画や鎧、レコードなどで

「人類の博物館」

のようです。
 

↑地球最後の男のお家は、
人類の文化がいっぱい(^^)

 


人類の遺産を守るまで、

たった一人でも戦い続ける

男の中の男!!


↑近づくヤツは皆殺しだ!!!



なんかカッコいいですね

\(^▽^)/


 
 

けれどこの映画のテーマは、

実はもっと皮肉な内容なのです。
 



 
映画を観ていると、実は

ヴァンパイアになった人間たちも

知能があり、普通に会話をしています。




ゾンビ映画のように、

破壊の限りを尽くしているのでは

ないのです。
 


 
そして何よりヴァンパイアたちは

立てこもっている男に対して

暴力的な行動はしていないのです!


↑ヴァンパイアたちは、とっても理性的!
警告だってしてくれるのです(^^) 



 
それが分ってくると、

ヴァンパイアを見つけ次第

虐殺している男の方が、

よっぽど残虐なのでは…

と思えてくるのです。
 


 
男を演じているのは

チャールトン・ヘストン。
 


ミケランジェロの彫刻のような

肉体を持った彼は、

ベン・ハーの主役としても有名な

アメリカン・ヒーローな男です。


↑男の中の男!!
肉体派俳優、チャールトン・ヘストン!



そんな彼が

絶対に守ろう!

としていたもの。





それはひょっとしたら…

「正しいもの」

ではなく

「自分が大切にしたかったもの」

ではないでしょうか?
 

 
彼は、

ヴァンパイアたちの文化も考え方も

一切受け入れません。




彼らを目の敵にして、

気がつけばたった一人になって、

新しい時代を拒み続けている男に

未来はあるのでしょうか…


(-_-;)
 


 
改めて書きますが、

この映画のタイトルは

「地球最後の男 オメガマン」。
 



オメガ(Ω)というのは、

アルファから始まる

ギリシア文字の

最後の一文字

のこと。
 


 
オメガマンというタイトルは、

価値観の変化を否定し続け、

とうとう最後になってしまった

「自分の時代しか受け入れられない人」

という意味なのかもしれません。


 
 
時代は変わります。


 

私たちが時代を変えてきたように、

新しい世代にも

「変えて生きたい今」

はあるハズです。


 
 
それを見誤った時、

私たち自身が若い人たちから

「オメガマン扱い」

されることがないよう、

新しい世代の言い分にも耳を傾けられる

柔軟性は必要なのではないでしょうか。
 


 
全ての人間に、

自分の時代を作る権利

というものはあると思うのですヽ(=´▽`=)ノ



ではまた(*゚▽゚)ノ