本日は
「論理を超えた感覚の魅力」
というテーマで
「ヘイフラワーとキルトシュー」
について書かせて頂ければ思います。

↑映画を観る前から、このポスターで
「大好き!」な人もいるかも…(^^)



「論理」って大切ですね(^^)


ストーリーや演出、伏線などは
「説明がつかない=論理的じゃない」と、
映画として成り立たなくなってしまいます。


けれど「感覚」というものも、
意外に大切です!


ここで言う「感覚」とは、
「論理では説明できないキモチ」のこと。


「かわいい!」とか、
「美しい」とか、
「ひどい」とか、
「怖い」といった感情は、
時として、
「論理では説明できない」
場合もあるのです。


↑感覚で観るマティスの有名な絵。
技術論理ではなく色彩感覚で観ると良さがわかります(^^))




本日ご紹介する「ヘイフラワーとキルトシュー」は、
そんな「感覚で楽しむ映画」です\(^▽^)/



まず、タイトルが良いでかね!



ヘイフラワーとキルトシュー!



ヘイフラワ~(*^▽^*)



キルトシュ~(≧▽≦)



なんかかわいい感じがしませんか?



どちらも、
「何かかわいいものかも?」
と、思えるような語感ですよね!



もちろんこの考え方は
論理的ではありません(^▽^)/


とっても感覚的な感情なのです。


ちなみにヘイフラワーとキルトシューは子供の名前。

これはフィンランドの小さな女の子の姉妹の映画なのです。


お姉さんがヘイフラワー。

妹がキルトシュー。


二人は、とってもかわいいお家に住んでいます。


部屋の壁紙は色鮮やかですが、
どの部屋もみんなちがうデザインです(^^)

↑リビングルーム(^^)


↑ベッドルーム(^^)


二人は、お父さんとお母さんと一緒に住んでいますが、
お父さんは「お芋の研究がいのち」の人。
お母さんは「家事も子育ても苦手」な人です。


だから妹のキルトシューの世話は、いつもヘイフラワーの役目。


文句ひとつ言わないヘイフラワーは、
わがままで生意気なキルトシューを
とっても大切にしていますヽ(=´▽`=)ノ


そんな二人の何気ないけれど
色々ある毎日を描いたのがこの映画。


だから映画では彼女たちが
仲良くしたり、
ケンカしたり、
頑張ったり、
口利かなかったり、
お祈りしたり、
しょんぼりしたり、
仲直りしたり
します(^^)







なにそれ(  ゚ ▽ ゚ ;)?




「どんな映画なのか、ちゃんと説明して欲しい!」
って思いませんか?



でも「ちゃんと説明する」って「論理的な行動」です。


先ほど書いたように、これは
「論理的に観る映画」ではなく
「感覚的に見る映画」なので、
「ちゃんと説明する理由がない」のです\(^▽^)/


どうぞ皆さんの感情と感覚で、
この映画を自由に観てみて下さい。


きっと、
「あれっ。なんだか分かんないけど、コレいいな~」
と思う人がいると思います。


姉妹のやり取りかもしれません



お部屋の配色やフィンランドの田舎の風景かもしれません


実は姉妹以上に子供っぽい、お母さんなのかもしれません



ひょっとしたら「ストーリーの流れ」なのかもしれません。



感覚的に「これ好き!」と思ってしまった以上、
それ以上説明する必要も、説明する理由もないのです!


世の中には
「論理では説明できない感覚」は、
確かに存在します。


そして、そのような作品は
「直観的に好き!」
という人が沢山存在すると思います。


だからこそ、そんな「直観的に愛される作品を作れる」というのも
一つの素晴らしい才能なのではないかと思うのです。


「ヘイフラワーとキルトシュー」は、
観た人が直観的に「私、この感覚好きなんです!」と
眼がニコニコマークになるような映画なのです。


感覚は時々、論理よりも人を感動させちゃうのですヽ(=´▽`=)ノ


ではまた(*゚▽゚)ノ

ヘイフラワーとキルトシュー [DVD]/アット・エンタテインメント
¥3,990
Amazon.co.jp