振り返りのブログを書いている(それも更新がストップ)途中ですが、ここで恐れていたことが起こりました。
まさかの旦那の病気が再発です。
4月に退院してきて、コロナのこともあり家族3人でのんびりと過ごしてきました。
7月から私も職場に復帰し、バタバタと毎日忙しくしていました。
10月2日(金)旦那が2か月に1回の定期検査へ。
血液検査で数値の異常が見つかりました。
血小板が1桁少なく、LDH(血清乳酸脱水素酵素)の値が高い。
ここから主治医は十中八九の再発と判断したそうです。
しかし、前回の治療でも「これを乗り越えられたら家に帰れる。また家族3人で暮らせる」と思いつらい抗がん剤治療に臨んできたため、メンタルがポッキリ折れてしまい、まさかの「治療しない」宣言をしたそうです。
主治医もあわてて、「家族とよく話し合って」と助言をしてくださり、週末は長男が寝てから家族会議を開いていました。
旦那としては、もう地獄のような治療はやりたくない。
可能なら仕事も辞めて家も引き払って、どこかに移住したいと思っていたようです。
しかし現実的ではありません。
仕事を辞めたら金銭面はどうなるのか、子供を抱えた母親の再就職なんてとても難しい。
ましてや家族3人を養っていけるだけのお給金を頂ける仕事には就けないと思う。
と少々厳しい言葉を投げかけました。
検査の日から一晩明けて、旦那の考えも少し落ち着いたようで、入院しなくて、通院で延命措置は取れないか?というようになりました。
確かに前日の考えより現実的です。
本当は入院してきちんと治療を受けてほしいと思いました。
でも、昨日の思いつめた旦那の表情を見てそれ以上のことは言えず、
「どんな結論を出そうと、私は貴方をできる範囲でサポートする。それしかできないけど、貴方には貴方らしく1日でも長く生きていてほしい。」
泣きながら訴えました。
そして10月5日月曜日。
主治医から旦那・私・義両親への病状説明がされました。
前回抗がん剤を使って治療しても再発したということは、抗がん剤が有効でないがん細胞がいる。
それをたたくためには骨髄移植しか方法はない。
ドナーが見つかるまでは抗がん剤で時間稼ぎをする。
移植するときは転院してもらう。
という説明がされました。
旦那の心もここで固まったようです。
治療を受けてくれることになりました。
骨髄移植をしても、病気が治る確率は60%。
その60%の中でも10年以上の生存率は50%未満といわれました。
厳しい数字です。
でも、私たち家族のために戦ってきてくれる旦那のため、信じて待っています。
明後日から入院して、さっそく抗がん剤治療のスタートです。
骨髄移植の前処置で使われる抗がん剤はこれまでの治療で使ってきた抗がん剤の比じゃないほど強い薬を使用するそうで、それに伴っての副作用も非常に強いものだそうです。
コロナの影響で、お見舞いにも行けないので私にできることは息子の写真をLINEで送ることと、テレビ電話をしてあげること、そして息子を一生懸命育てること。
とにかく旦那を支えられるように毎日生きていきます。