村山由佳さんの小説『風は西から』

 村山さんの恋愛小説はよく読んでいましたが、この本は恋人が過労死し、会社に損害賠償を求めて立ち向かって行く話です。


 私たちの話かなと思うぐらい、彼が仕事に追われ、命を落とす状況が全く同じでしたびっくり

 新しい部署に配属され、最初はヤル気に溢れていたのに、次第に仕事の結果を出すことを求められ、自分の時間を削り、疲弊していく様子。

 LINEの返信も遅くなり、既読がつかなくなり、会う時間すらないというのが重なりました。

 彼の死後、部屋を訪れたらゴミ屋敷…綺麗好きな彼からは想像もつかない…これも同じでした。

 そして、彼の死後、会社からの説明は「思い当たることはない」これも同じムキー


 唯一の違いは、小説では学生時代からの恋人で、会社も別ですが、私は同じ会社の同僚。

 小説では、残された彼女は「婚約者」として彼の会社に立ち向かいますが、私は自分の会社が相手なので、堂々と戦うこともできずショボーン

 彼のご両親を陰ながら応援することしかできません。


 過労死の場合、何らかの異変があったはずです。

 彼の死後に実施されたアンケートでは、「声かけなど配慮していた」「異変に気づかなかった」ばっ

かりムキー

 そして、何もなかったかのように、命日には誰も線香を上げず。

 大事な仲間が命を落としたのに、何も思わないの?と怒りしかないですえー


 彼の名誉回復のために、訴訟を提起し、今も係争中です。

 私は彼の味方で戦います!