お骨の一部をアクセサリーに納め、手元に置いて供養するという方法があります。
彼とお別れした直後は、寂しさを埋めるように、彼の写真をたくさん飾ったり、彼のTシャツを着て過ごしたりしましたが、寂しさは募る一方でした。
私の場合は恋人だったので、位牌を作る訳にも行かず、どうにか彼を近くに感じる方法はないかと探した結果、ソウルジュエリーに辿り着きました。
ジュエリーは、ネックレス、指輪、オブジェなど、色んな種類があります。
彼が入るジュエリーなので、彼のイメージに合いそうな物、彼ならどれを選ぶかな?などと考えながら探し、その時間はちょっとだけ死別の苦しみから解放されました。
肝心な彼のお骨を頂かないといけませんが、彼のご両親にお願いしたところ、私のこれからを心配しながらも快く分けて下さいました。
ジュエリーに入れるので、米粒よりも小さい彼。
それでも嬉しくて、また彼と会えたような気持ちでした。
ジュエリーがあっても死別の苦しみから解放される訳ではありませんが、日々の生活の中で嬉しい時や悲しい時も、いつも彼がいてくれるという安心感はあります。
旅行にも一緒に行けますし、大事な仕事の時もいつも一緒です
彼とお別れするまでは、「四十九日で納骨するもの」と思っていました。
いつまでも納骨しないと成仏できないとか聞いたことがあります。
でも、今は残された家族の気持ちで納骨していいとおっしゃっるお寺さんもいらっしゃいます。
また、遺骨を持ち歩くことをよく思わない人もいます。
私も親族からはよく思われませんでした。
それでも、これから続く自分の人生を歩む上で、メソメソ泣いてばかりいるより、大事なお骨を味方にして、前を向けるのであれば、私は悪いことではないと思います。