前回までのあらすじ

 

 

思い付きで始まった沖縄ひとり旅

 

 

しかし

初日から歩き過ぎて足が終了してしまう

 

 

旅も折り返しの3日目

さてさて、どうなりますかな?

 

 

  3日目(前半戦)神が与えし この座席

 

 

沖縄滞在3日目の朝6時過ぎ

窓の外を見ると予報通りの雨模様だ

 

これ(天候)ばっかりは仕方がない

それも旅の思い出にするしかない

 

それにしても

この時間で外が真っ暗なのに驚く

 

冬の時期の沖縄県は

おおよそ日の出が7時以降で

日の入りが18時前後となっている

 

北海道だとまた違ってくるのだろうが

本州と比べて約1時間程度は

太陽の出入りが遅いと感じた

 

 

にしても・・・

 

 

あちぃ・・・

正直な話『老人の早起き』じゃなく

今朝は単純に暑くて目が覚めた

 

 

はひ? 室温27℃?

これはどういうことでしょうか?

今日は11月23日

暦の上では初冬に当たる時期なんだがあせる

 

湿度も高い感じなので

とりあえずドライにして温度を下げる

 

 

足の痛みはかなり軽くなった

足の裏に直接的な痛みが走っていたのだが

今は足全体に筋肉痛的な鈍痛がある感じだ

 

今日は比較的歩くことも少ないだろうけど

明日の予定が『やんばる方面』なので

何とか回復させておきたいところ

 

 

さて

本日は沖縄観光の【王道観光地】を巡る

バスツアーに参加する

 

行先は

・美ら海水族館

・古宇利ビーチ

・御菓子御殿

・万座毛

・アメリカンビレッジ

 

 

水族館と御菓子御殿はいいとして

他の観光地は屋外なので雨が心配だ

 

 

 

8時45分 

県庁前パレット久茂地にてバス乗車

 

ここは昨日の夕食を仕入れたデパート前なので

ホテルから徒歩2分だ

 

何ヵ所かの集合場所でピックアップしながら

10時前になって漸くバスは目的地へ向かい出す

 

 

さすがは一番人気の観光地を巡るツアーだ

平日なのに大型バスは満席御礼だった

 

 

今回のツアーもガイドさん付きだったが

外は生憎の天候で

「本来ならあちらに・・・が見えてまして」

といったアナウンスも多くて

 

 

私は車窓をボーっと眺めていました

 

 

次第に疲労感もあってか眠くなってきて

ツアーなのでほっといても目的地に着くし

ちょっと寝とこうかと目を閉じました

 

しかし、そうしていると周りの話し声が

自然と耳に入ってくるもので・・・

 

いやいや

聞き耳なんて立ててないですよ?(笑)

 

 

 

まずは私の後ろの席なんですけど

何やら上品な服装をされている女性

 

ずーっと喋っているのを聞いてて

直ぐに日本人ではないと断定しました

 

 

ツアー中も自ら

「フィリピンだったらこうダヨ」とか

「パパ、これ美味しいヨ」とか

言っていたので多分だけど

夜のお店を営んでいる『ママさん』

っぽくて、とにかくよく喋ってる

 

 

同席しているのは

ゴルフメーカーのポロシャツを

華麗に着こなす中年男性で

年齢は50代中盤から後半といった感じだ

 

お金は持っていそうな雰囲気で

ママさんの【一挙一動】を掬い上げる

 

この二人の関係だが

その後の会話内容から夫婦でない事が

明らかに分かった

でもママからは『パパ』って呼ばれている

 

 

つまり・・・そういうことかな!(笑)

 

 

 

通路を挟んで私のお隣には

会社の先輩後輩らしき女性ペアが座っていた

 

 

この二人も先輩らしき人の愚痴を

後輩らしき人が終始拾い上げていた

 

 

おいおい、ストレス発散は良いけど

コンプライアンスは大丈夫か?

 

 

 

更に私の前の席には

ガイダンス用のプレーヤーを

装着した3人組

 

 

高齢のお母さんらしき方は

車イスが必要な状況で

トイレ休憩などでも娘さんらしき人が

一旦おんぶして降車してから

車イスに乗せていた

 

後にバス乗員の全員が知るのですが

中国から来ていた御家族のようだ

 

 

 

・・・チョットマテ グラサン

 

おいおい…

おいおいおいおいっ!

なんだこの座席は!!!

 

 

こりゃ、寝てられねぇなぁー!

 

 

 

さて、沖縄のバスツアーには

『添乗員のみ同行』と

『バスガイド同行』があります

 

『添乗員のみ』の場合は

道中の【案内ガイド】や【船頭】がありません

 

各目的地では集合時間のみ告げられて

開放されるだけになります

 

 

道中や観光地のガイドなどは

プレーヤーを装着して

各自で聞くスタイルになります

 

ガイドプレイヤーは

【英語/韓国語/中国語/日本語】など

 

 

日本人であればどちら場合でも

たぶん問題ないでしょうけど

ツアー予約の際には必ず確認しましょう

 

 

 

 

さてと、ここから私は五感を耳に集中し

周囲で繰り広げられる【車中ドラマ】を

じっくり堪能することにした(笑)

 

早くも後席のママが

「これ(ガイドプレーヤー)、

 フィリピンの言葉無いヨー。」

とぼやいています

 

すかさず隣のパパが

「大丈夫よ、俺がガイドするから。」と

なんとも男気ある台詞!

 

 

ほほぅ!

このパパは何度も沖縄に来てるのかな?

 

 

そんな感じで楽しんでいたら

バスは最初の目的地である

【美ら海水族館】に到着した

 

 
美ら海水族館は沖縄県の【海洋博公園】と
【熱帯・亜熱帯都市緑化植物園】が連なる
広大な公園の中にある
 
【王道ツアー】では滞在時間の関係上
ここで水族館か植物園かで分かれての観光
(予めどちらかを選択して予約が必要)
 
私は『動物』も『植物』も好きなので
どっちにしようか迷いましたが
今回は雨天時の【保険】の意味もあって
水族館で予約していた

 

調べてみると植物園も屋内施設が殆どなので

そんなに雨を気にしなくても良い感じだね

 

 

バスを降りると、かなり雨が強かった

この時は風が弱くて良かったと思う

(この後、暴風観光があります ガーン

 

美ら海水族館までは

バスの駐車場からだと10分近く歩きます

一般の駐車場でも少し歩く覚悟が必要

 

因みに上の画像の左手前が

私の前の席に乗っていた中国人の御家族です

 

 

美ら海水族館のゲート前は

フォトスポットなんですけど

雨が強いのでガラガラですね 

 

私はひとりでも『動物園』や『水族館』を

旅先で訪れたりしています

 

正直な話、内容が被るところは

多々あるんですけど

『そこに行かないと見れないモノ』

があると興味が湧きますね

 

美ら海水族館の見どころは

まず『ジンベイザメ』ですね

 

 

ただ、ここのジンベイザメは

『水族館育ち』ということで

あまりアグレッシブルには泳ぎません

 

時計回りに水槽の上の方を

ずっとグルグル回っていました 

 

なので観客はずっと周回を待っているのに

近くに来た時はサメのお腹しか見えない キョロキョロ

 

 

粘っていたらチョットだけ潜ってくれましたが

それを待っていた観客(約300人余り)の

怒涛のフラッシュで視界が変になりそうだった

 

小さく見えるだろうけれど

ここのジンベイザメは全長8.8m体重6tで

『飼育されているジンベイザメ』では

【世界一の大きさ】になんだよ

(自然界では12m級もいるとか)

 

名前は『ジンタ』くん(オス)

ここには【海上いけす】に

もう一匹のジンベイザメ(メス)がいます

(オプショナルツアーで見に行けるらしい)

 

 

他には『マンタ』も多いですね

優雅に泳ぐ姿を見ていると和みます

 

 

なかなか目を合わしてくれない『チンアナゴ』

【11月11日はチンアナゴの日】らしい

知ってた? ニコニコ

 

 

カラフルな魚を見ると

流石は沖縄の海(東シナ海)だなぁと感じる

 

 

沖縄近海では6種類の『クマノミ』が

生息しているらしい

 

しま模様の本数違いとか

背中?に縦しまが入った種類など

潜る人は楽しめそうですね

 

 

小さな水槽でも

サンゴが良い演出になってますよね

これも沖縄の海って感じで良き 爆  笑

 

 

屋外には『ウミガメ』プールとか

 

 

『マナティー』の水槽もある

時間の関係で『イルカショー』は見れなかった

 

 

やはり沖縄県の観光名所だけあって

冬の平日だというのに人の渦は避けられない

 

客の動きが無い水槽はパスしながら進まないと

あっという間にバスの集合時間となってしまう

 

私がリベンジ旅に訪れるとすれば

水族館に3時間、植物園に2時間は欲しいかな

プラス晴れていれば浜辺散策なんかも・・・

 

今回のツアーだと滞在時間は120分

駐車場からの移動に往復20分強

更に昼食を各自園内で取る行程なので

正味1時間ちょいしか見る時間がない

 

 

滞在時間の制限はツアー観光の宿命だな ショボーン

 

 

 

気を取り直して、昼飯を喰ってバスに戻ろう!

お昼にチョイスしたのは『タコライス』だ

 

そして沖縄旅で最もインパクトを受けた飲み物

『グァバ』の生絞りジュースです

 

本土では殆ど流通していない

『グァバ』ジュースですが

沖縄では自販機でも売っています

見つけたら絶対飲むべきですよ! おねがい

 

 

 

集合時刻5分前にバスへ戻ってきました

いっつも時間ギリギリの人を

偶に見かけますけど

『5分前集合』は団体ツアーのマナーです プンプン

 

さて、『植物園』に行っていた人も戻り

次第に車内も混み合ってきたのだが・・・

 

 

ん?

出発時刻になっているのに

バスが動かない

 

ってか

私の前の席に居た3人組が戻っていない

 

 

そうそう

確か水族館でも私の前方を歩いていたっけ

 

 

まさか

事故に合ったとかじゃないよな?! ガーン

 

 

 

そういえば降車の時に

バスガイドさんが集合時間を

説明していたんだけど

 

 

こんな感じだったぞ?

理解出来ていなかったんじゃないか?

 

 

出発時刻を10分過ぎたあたりで

ついに運転手さんが雨の中へ走って行ったあせる

 

バスガイドさんは

電話で会社と連絡を取っている模様

 

 

 

 

ここで後席のママが

「バス動かないヨー。

 どうして動かナイ?」

って言ってる

 

 

外国人さんあるある

ヒソヒソ声で話そうとしても

声のトーンは落とすのに

音量がが全然落ちてないパターン

つまり丸聞こえ! 爆  笑

 

 

パパ「誰か戻ってないんよ

   運転手さんも乗ってないよ」

 

ママ「エー!

   じゃあ、誰が運転スル?

   パパが運転スル?」

 

パパ「そうだね

   俺が運転しようか?(笑)」

 

 

 

 

 

ほほぅ? 

これはナカナカだねぇ(笑) 

 

 

 

結局15分遅れでバスは出発しました

バスガイドさんから謝罪と報告がありました

 

まず、外国人(中国人)だったので

携帯は持っててもバス会社への

連絡手段が解らなかったらしい

 

旅行会社側から対象者の連絡先へ呼び出して

状況が判明した模様

 

やはり集合時間の誤認もあったみたいだけど

それよりも車イス移動なので

スロープやエレベーターの場所に

かなり迷ったりしたのが原因みたいだ

(水族館だけでも4階構造)

 

あと、昼食についても

晴れていれば公園内に何台か

キッチンカーが居て海を眺めながら

色々な軽食を楽しめますが

私が見たところで2台程度しか

来てなかったんですよね

 

 

雨の日なんで外の芝生とかベンチに

座れないから食べる場所もない

 

水族館にレストランはありますが

私が入館した段階でも

既に『30分待ち』の看板が出ていたし

 

施設内の飲食店と観光客のキャパが

チョット合ってない感じがしました ショボーン

 

 

最終的にツアー会社の判断で

バスはそのまま運行させておいて

別便(社用車)を水族館に向かわせて

客をピックアップ、行程途中で合流という

流れになりました

 

とりあえず事故じゃなくて良かった 照れ

 

 

 

ってことで前席は不在のまま

バスは次の目的地

【古宇利ビーチ】へ向かいます チュー

 

 

 

3日目後半に続く